雪とみかんとハンドバッグ iRyota25 2017.01.30 6 1,694 0 こんなつながりがあったとは! びっくりした。雪がしんしんと降りしきる陸前高田のとある復興住宅でのお茶っこ会。地元の人たちがお茶を飲み飲み、数人は手芸を続けながら「そういえば」と静岡の話になった。 残雪の町とハイヒールのお姉さん お茶といえば静岡だけど、静岡っ
【今週の一冊】 人の命は腸が9割 ~大切な腸を病気から守る30の方法_藤田 紘一郎 Vermeer 2017.01.30 1 2,062 0 人の命は腸が9割 ~大切な腸を病気から守る30の方法 度を越した清潔志向が、体を病原菌に弱くする!? 著者は、世の中では除菌したほうがいいといわれる菌でさえ、健康ならば日和見菌(健康なら無害だが、免疫が落ちると病原菌化する)だから、むやみに除菌しないほうがいいと
【今週の一冊】 シリコンバレー式 自分を変える最強の食事_デイヴ・アスプリー Vermeer 2017.01.23 1 1,335 0 シリコンバレー式 自分を変える最強の食事 食べたものから体は作られる。 IT起業家の著者が、あらゆるダイエットを試した中で見つけた、「最強の食事」を紹介したダイエットの本です。 ただ単に痩せたかどうかだけでなく、自分の体を観察しながら、食べ物が自分の気分や仕事ぶ
WILDLIFE in TOHOKU「キツネの瞳に映るもの」 iRyota25 2017.01.12 3 1,889 0 峠道の頂上まで登り詰めると、道路の真ん中に1頭のキツネがいた。 タヌキと違ってキツネは用心深いから人の姿を見ればすぐに逃げるもの、と思っていたら、このキツネは車で近づいても一向に逃げる気配はなく、それどころか車窓に近づいてきてこちらをじっと見つめるのだった。
【今週の一冊】 発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。_長谷川 敦弥 Vermeer 2017.01.16 1 1,934 0 発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。 発達障害に希望が持てる 「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、発達障害の子供を中心としたサービスをしている、株式会社LITALICOの長谷川社長の本です。 社長自身が発達障害(ADHD)ということで、幼
2016年から2017年へ。今年の成人式の日。この空を飛びゆく者たち iRyota25 2017.01.09 3 1,686 0 田舎の方の公民館に行くと、部屋の長押(壁の上の方に渡された横木)の上に、ずら〜っと額縁入りの写真や賞状が飾られていたりする。明治のころの初代村長以下歴代村長の写真だったり、官公庁から贈られた感謝状だったり、町民運動会で「右の成績をおさめましたので」との表彰
【今週の一冊】 お仕事のマナーとコツ_西出 博子 Vermeer 2017.01.10 1 1,572 0 お仕事のマナーとコツ 相手の立場に立って物事を考える本 マナーの本というと、何となく堅苦しい印象だったのですが、全くそんなことのない本です。 まず第一に、登場人物の抜けた感じのイラストに親近感がわきます。(カエル商事という架空の名前からしてユルイ。) すべてイ
【今週の一冊】 心に響くことだけをやりなさい!_ジャネット・アットウッド, クリス・アットウッド Vermeer 2017.01.10 1 1,567 0 心に響くことだけをやりなさい! 情熱発見ツール 情熱(パッション)が、生きるためにいかに重要かが書かれています。 パッションというと、なんだかとてつもなく大きなもので、ある一定の人たちが持っているものだと漠然と思っていました。 でも、実はすべての人が持っていて
3年後にワールドカップを迎える釜石の2016年 iRyota25 2016.12.31 6 1,935 0 この道路案内標識が示すところに道はまだない。 標識が示す場所へ、被災した町をぐるっと回っていくと、その場所には広大な造成工事現場が広がっている。ここは 中学生や高学年の子どもたちが小さな子どもたちを引率して、避難場所に指定されていた場所へ、そしてさらに高台へ
2016年から2017年へ。陸前高田「うごく七夕」〜被災から変わっていく町が生きる現実であるということ〜 iRyota25 2017.01.07 2 6,208 0 一本松茶屋の交差点を曲がって国道340号線に入る。気仙川に沿うようにぐるっと迂回して走り、奈々切の跨線橋を越えると、目の前に長い坂道が見えてくる。陸前高田市高田町大石の坂道だ。登り切った所には市役所の仮設庁舎がある。今年の夏には県内最大規模の災害公営住宅であ
釜石ラーメン「こんとき」が教えてくれたもう1つの味 iRyota25 2016.12.31 4 2,543 0 「こんとき」は釜石ラーメンの名店として知られる。ご主人の紺野時男さんは奥さんと2人で屋台のラーメン店からスタート。その後、飲屋街に店舗を構えた。釜石は新日鉄の起業城下町であり、また漁師町でもある。こんときがオープンした当時は、鉄も漁業も熱気にあふれていた時
2016年から2017年へ。「正月早々のいい話」 iRyota25 2017.01.07 2 2,036 0 正月早々いい話を聞いた。お正月だからといって、松竹梅とか一富士二鷹三茄子みたいな縁起ものの話ではない。その話とは、町会費の積み立てでリヤカーを買ったという話。どうしてリヤカーがいい話なのか、少しの間おしゃべりにおつきあいいただけたら幸いだ。 高齢化ニッポン
2016年から2017年へ。一葉に愛を込めて。 iRyota25 2017.01.01 3 1,770 0 除夜の鐘が聞こえる。年に一度、世界の平和を祈る鐘の音を聞いていると、まるで世界が平和であるかのように感じられる。 旅に出ていると黒田三郎の言葉を思い出す。ちょっと読んでほしい。 久しぶりに旅に出て 車窓の景色を僕は見る 山なみははるかに 田や畑は豊かに 破綻のし
【シリーズ・この人に聞く!第132回】フォトジャーナリスト 安田菜津紀さん kodonara 2017.01.06 2 3,898 0 カンボジアをはじめ東南アジア、政情不安な中東へカメラを持って市民の取材を続ける。国内では3.11以降、陸前高田市をはじめ東北の都市をまわり、高校生を伴うツアーも継続中だ。国内外問わず苦しんでいる人がいたら耳を傾ける。そんなジャーナリズムの原点を想起させてくれる
防災庁舎、保存のための作業中 iRyota25 2016.12.30 2 1,810 0 南三陸町の防災対策庁舎の修復作業が進行中だ。 防災庁舎は東日本大震災の津波で被災して以来、鉄骨がむき出しの姿のまま風雨にさらされてきた。震災遺構としての保存するか解体するか、住民の意見が分かれる中、宮城県は2031年3月10日までの一時保存の方針を打ち出している。
福興市で出会ったキラリと光る逸品 iRyota25 2016.12.30 2 1,525 0 南三陸で毎年恒例のイベント「おすばで祭り」。今年は12月29日に福興市と合わせて、志津川仮設魚市場で開催。マダコ、にサケ、アワビ、ホタテなど南三陸名物の海産物に農産物や正月飾りまで特産品が勢揃いした。(おすばでとは酒の肴の意味) タコもイクラも昆布も餅も、おす
冬の東北のイルミネーション三題(宮城県) iRyota25 2016.12.30 3 2,668 0 東北の冬のイルミネーションとして有名どころと言えば、まずは「SENDAI光のページェント」 今年も定禅寺通のケヤキ並木にたくさんの光が灯された。第31回目となる今年のSENDAI光のページェント、テーマは「未来へつなげる愛の光!」。灯された電球はすべてLEDで60万球だという
大川小学校校歌より「われらいま きょうの日の 歴史を 刻む」 iRyota25 2016.12.27 3 3,053 0 石巻市の大川小学校。 日中でも冷え込みの厳しい季節になっても、多くの人が訪れる場所。手を合わせたり、涙を拭ったりする小学校の入口、その右手の壁には、大川小学校の校歌が一文字ずつ木製のブロックで記されたボードが掲示されている。 続く写真で紹介するのは校舎の入口
【今週の一冊】 これでわかる大人の発達障害_林 寧哲 Vermeer 2016.12.26 1 1,948 0 これでわかる大人の発達障害 発達障害の診断までがよくわかる本 発達障害の本には、どういう症状でどういう工夫があるか紹介されているものが多い中、診断がどのようにされるかの流れが書かれており、これから受診する人にはお勧めの本だ。 この本では発達障害について、遺伝
2016年のクリスマスに寄せて iRyota25 2016.12.26 3 1,419 0 ごく内輪で開いたクリスマス会に、こんな一品が登場した。 赤や緑のクリスマスカラーが映えるこの料理は柿なます。岩手県産の赤かぶに宮城県産の雪菜の緑、そして柿酢の柿は福島県産。 ぱっと見た目はクリスマスらしい色鮮やかな料理に見えるが、実は地元の食材を使った普段な
陸前高田の新しい町への動きを目の当たりにできる場所 iRyota25 2016.12.16 2 2,255 0 「一本松は恥を知れ」「一本松なんか見たことないもんね」と少々過激な言葉で、「もっと陸前高田の本当のいまを見てほしい」と伝えた人たちが推薦してくれた陸前高田のビューポイント。ひとつは高田の町の背後に聳える氷上山。さすがに標高874メートルの山に登るのは大変だと
雪の朝の一本松 iRyota25 2016.12.19 3 2,213 0 陸前高田の町なかに、今年初めて雪らしい雪が積もった朝、久しぶりに一本松に行ってみた。積雪は日が昇るにつれてどんどん融けていき一本松への道はシャーベット状のぬかるみ道になった。 それでも、べちょべちょの雪の上には足跡がついていた。寒くても、雪が降っても、雪が
「復興が進んでいると言いたくても言えない」国道6号線の風景(2016年11月) iRyota25 2016.12.23 3 7,398 0 道は必ずどこかにつながっている。どこかに続いているからこそ道だともいえる。どこかとどこかを結ぶ道は別の道ともつながっているから、大げさな言い方をすれば、道をたどっていけば日本中どこへでも行けるということになる。海路や空路も考慮に入れれば、世界中が道でつなが
津波警報発令。その時わたしはどう行動したか iRyota25 2016.12.24 2 7,254 0 その朝、わたしは仙台市の隣の多賀城市にいた。前の日に鹿島神宮で「どうかこれ以上、地震や天災で人々が苦しみませんように」と願をかけた後、歌枕として有名な「末の松山」の写真を撮影するために、多賀城で夜明けを待っていた。 三十六歌仙の一人清原元輔が詠んだ「契りき
「どこがどう変わった?」2016年末の富岡町 iRyota25 2016.12.23 2 4,707 0 北から南まで、事故原発のすぐ近くを通って通り抜けできるようになった国道6号線。南相馬方面から南下していわき市に向かう途中、帰還困難区域を抜けた先の富岡町南部を歩いた。 歩道橋に括り付けられた「富岡は負けん!」という横断幕は、これまで何度も付け替えられて来たも