漁業復活への道 石巻市大須 「家は流されたが船は残った」 iRyota25 2013.01.16 4 3,531 2 [プロローグ] 昼下がりの漁港。地震で地盤沈下した岸壁に集うのはウミネコばかり。そこに軽トラックが1台やってくる。車から降りてきたのは、ウェーダー(胴付長靴)を着た漁師の小松利久さん。震災後の海のこと、漁のこと、これからのことなど話してくれた。最初はぽつりぽつ
深夜の津波注意報 iRyota25 2013.10.28 3 1,936 0 10月26日午前2時10分ごろ、福島県沖を震源とする地震が発生。 宮城県、福島県、栃木県、茨城県で震度4の揺れを記録するとともに、 東北地方から千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報が発令された。 石巻日日新聞は、石巻市中心部にある標高約60mの日和山に避難した人たちの
原発ホワイトアウト(書評) iRyota25 2013.10.21 0 2,193 0 やや長めの引用だが…。 「とにかく、ホッカイロ貼ったり、小便でもかけたりして、温めてみようよー」 原子力事業本部長は相変わらず落語のような口調だ。危機に直面して究極のジョークを吐く、007のジェームズ・ボンドでも気取っているのか。しかし、団子鼻に鼻毛を伸ばし
久之浜で震災後初の試験操業(今日のニュースから) iRyota25 2013.10.18 1 3,648 0 いわき市沖の漁場で、東日本大震災後初めて試験的な漁が行われたとのニュースが各紙で伝えられました。 魚や貝などの放射線量を調べるサンプリング調査の測定値が低かった福島県北部の沖合では、昨年から試験操業が行われていますが、いわき市沖での漁は2年7カ月ぶりとのこと
原発ディベート iRyota25 2013.10.17 1 2,212 0 僕は原発再起動に反対で、できるだけ早くすべての原発を廃炉にした方がいいと考えてきた。原発事故という現実を目の当たりにしてしまった現代の人間が、10万年後の未来(つまり、西暦102013年。1世代を仮に30年くらいとすると3000世代も先の子孫の時代だ)に負担を強いるとい
意識を原発に向けてくれるアート iRyota25 2013.10.16 0 1,595 0 いきなり引用で恐縮ですが、 展示室に入ってすぐのスペースに設置された宮本の「福島第一原発神社」は、 「会津・漆の芸術祭」などにも出品された2012年の作品。福島第一原子力発電所の4つの建屋の模型をそれぞれ和風の屋根で覆ったものだ。この驚くべき表現はパロディーや単
ボランティアに参加したら、蛤浜の夢が自分の中に入ってきた iRyota25 2013.10.03 1 3,632 0 渡波から万石橋を渡り鮎川浜へ向かう県道の上り坂を走っていく。風越トンネルを抜けて約600m。右に分岐して海岸へ下る道に入る。下り終えたらそこが蛤浜。石巻の駅前から車で約30分。牡鹿半島でいちばん小さな浜。まるで秘密の隠れ家のような浜だ。 きれいな海が魅力なのは勿
柏崎刈羽原発、「安全」の焦点は福島原発 Rinoue125R 2013.09.30 0 1,936 0 東京電力が再稼働を目指す新潟県の柏崎刈羽原子力発電所は、柏崎市の中心部から10kmも離れていない。6・7号機から北東へ直線距離で2kmの場所には海水浴場もある。9kmほど離れた石浜海水浴場は、砂浜の先に磯があるのでシュノーケリングでも人気の場所だ。 ◆ 2013年9月末、柏崎
夏の終わりの Cafe はまぐり堂 iRyota25 2013.09.26 5 2,376 0 時間がゆっくり流れていく。 夏の終わり、ランチタイムを少し過ぎた頃。 お店にはお客さんがまだたくさんいて、あちこちでお喋りの花が咲いていた。 やっと歩けるようになったくらいの女の子がふたり、 隣の席に坐った女性の方へ、よちよち歩いたり、ばたんとこけて、はいはい
美味しくてお洒落で、とってもうれしい日和キッチン iRyota25 2013.04.19 7 5,740 0 高速バスで石巻に行く人に、とても素敵なお知らせ 石巻駅から徒歩5分の場所に「土曜日と日曜日の朝6時30分からオープン」するレストランが開店しました。 石巻駅の駅前って、コンビニやファミレスもないので、夜行バスで早朝に到着すると、活動時間までの間、どうやって過ごす
地震や津波の被害を忘れないために「津波高の謎」 iRyota25 2013.04.03 3 2,014 1 津波石の記事で紹介した八重山地震の津波の高さ85.4mについてのおぼえ書きです。 80mを超える津波高の信憑性 津波高の根拠となっているのは琉球政庁に残された「大波之時各村之形行書」(おおなみのときのかくそんのなりゆきしょ)という文書です。 明和大津波遭難者慰霊之塔
あたらしい石巻・体感リポート「花の芽をつなぐ運動」 iRyota25 2012.12.25 4 8,682 0 「電気ケトルは置いていませんか?」 すべてはその一言から始まった。石巻駅から歩いて数分の場所に建てられた仮設の商店街「石巻立町ふれあい商店街」。約20店が入居する商店街の一番奥まった場所で電器店、「パナックけいてい」を経営する佐藤秀博さん(地元の人たち呼び方
息子へ。東北の「夏休みの友」 iRyota25 2013.08.29 3 3,144 0 久之浜・浜風商店街の駄菓子屋さん、あかもの屋さんの店頭に、たくさんの小学生たちの姿があった。まさに「引きも切らずやってくる」ってそんな感じ。 「夏休みだから?」と尋ねると、 「いえもう夏休みは終わりました」と律儀な言葉が返ってきた。 そっか、夏休みの宿題も終
クーポン提供で被災地支援「社会が子供たちを支え、それを実感できる仕組みを」 tanoshimasan 2013.07.09 7 2,269 0 「“愛情をかければ子供は育つ”という考えの人もいると思いますが、僕はそうは思いません」 100人近い聴衆を前にこう言ったのは、東日本大震災で被災した家庭に支援活動を行う一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンの代表理事・今井悠介さん(26)。 同団体は、国内の子供
放射能に負けないコメ作り 第6回 iRyota25 2012.12.15 3 3,734 0 東京電力福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるいわき市北東部。久之浜や大久、四倉といった歴史ある集落には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず、いわき市北東部の空間線量は比較的低い。しかし農地にホ
伊達の屋台の心意気! うまいぞ、石巻焼きそば! iRyota25 2013.06.07 3 5,149 3 石巻駅のほど近く。かつての中心商店街、立町通りにキッチンカーが登場! クルマのボディには「伊達の屋台」とのお洒落なロゴマーク。何が食べられるのかなと覗いてみると、メニューは石巻焼きそば、焼うどん、ホルモン、かき氷…。 石巻周辺をぐるぐる回って、お腹ペコペコの
再出発の時を待つ奇跡の一本松 iRyota25 2013.06.06 3 1,778 0 2013年6月4日。修復作業が進む高田松原の一本松に行ってきました。 相変わらずゲートは閉ざされたまま。 松のまわりには作業用のやぐらが組まれたままです。 でも、やぐらの一番上の部分を良く見ると・・・。 作業している人の姿が見えました。 ニュース報道によると、枝の向
モニュメントになった一本松の「奇跡」 iRyota25 2013.04.22 5 3,329 0 奇跡と呼ばれた一本松には、てっぺん近くに避雷針が設置されていた。 葉っぱの付き方がどうだったのか、かつての姿が目に焼き付いているわけではない自分には、直線的な避雷針の方が痛々しかった。 今年の3月11日の前には、レプリカとしての奇跡の一本松が完成し、それから徐
戦争の記憶を風化させないための活動(1) Rinoue125R 2013.05.30 3 2,952 0 父の話をしよう。 父は昭和が始まった数カ月後、福岡県の小倉市(現:北九州市)に生まれた。そして、平成が始まってから数年後、事故により他界した。ほぼ、昭和という時代をまるごと生きて、亡くなっていったわけだ。自分の父親ながら、頭脳明晰なひとであった。料理の上手
放射能に負けないコメ作り 第5回 iRyota25 2012.12.14 4 2,778 0 福島県いわき市北東部。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風評被
放射能に負けないコメ作り 第4回 iRyota25 2012.12.13 5 2,374 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
放射能に負けないコメ作り 第3回 iRyota25 2012.12.12 5 2,466 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
放射能に負けないコメ作り 第2回 iRyota25 2012.12.11 5 2,782 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
放射能に負けないコメ作り 第1回 iRyota25 2012.12.10 4 10,748 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
放射能に負けないコメ作り「2013年・障壁」 iRyota25 2013.05.09 4 2,516 0 いわき市小久でお米づくりを中心とした農業を営んできた飯島助義さんは、原発事故の年からまる2年が経過した今年、所有する田んぼのうち大きな面積の場所でのお米づくりの再開を決意しました。 同じく小久地区の農家で放射能に負けないコメ作りを行ってきた佐藤三栄さんたちの