神島、「恋人の聖地」を歩いてみる【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.16 3 2,909 0 三島由紀夫『潮騒』の舞台・神島。「恋人の聖地」という異名を持つ島を巡る。この神島は、地図で見ると島全体の外周をぐるっと一本道が続いている。そこを歩いていくと、『潮騒』の舞台としておなじみの光景、景勝地に出くわすことになっているらしい。 大きく見どころは4つ
坂手島・静かな浜で島の奥様と話す。【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.15 1 2,522 0 坂手島・静かな浜で島の奥様と話す。 降り立った坂手島の海沿いを歩いていると、集落から離れていく方向に島民らしき2人を見つけた。「島民らしき」などと述べたが、夕方も17時を過 ぎており、島民じゃない人間を探す方が難しいかも知れない。まして、肩からエプロンをかけ
なんだかオシャレなこだわりカフェ「Cafe あずまや号」(初島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.09 2 4,306 2 「離島観光の際、午後はカフェに注目すべきである。」 これは僕の経験から、半ば格言の如く刻まれている考え方だ。全ての島で同じことが言えるわけではないが、島を訪れたなら、島で営業しているカフェに期待してもいい。勝手なイメージだが、若い夫婦がのんびりと切り盛りし
「嫁に来てもう・・・30年ですかね・・・」神津島唯一のパン屋さん【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.14 1 2,883 0 神津島の夜は早い。何せ、最終バスは夕方16時台、レンタバイクの貸し出しも17時まで。お天道様が沈めば、移動も容易ではないのだ。 しかも、その日僕は集落から離れた都立多幸湾公園キャンプ場に泊まる予定だった。キャンプと言いながら、テントを張って寝るだけで、晩ごはん
乗り遅れるとも~大変!一日5本の村営バス(神津島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.14 0 4,763 0 最終バスが16時20分!? 初めて神津島を訪れた。まだ神津島がどういう島かもわかっていなかったが、とりあえず天上山(神津島最高峰)に登りたいと考えていた。 僕は多幸湾公園キャンプ場でテントを張ることにしていた。多幸湾公園キャンプ場は神津島港から3kmほど離れている
「意外に奥深い?」大島(伊豆諸島)、動物の楽園【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.22 0 4,138 0 動物たちの楽園 「伊豆大島は動物の宝庫である。」 こう言うと、恐らく「野生動物が多い」「固有種が多い」なんてイメージを描くだろう。特に離島ともなれば、なおさら自然に恵まれた印象が大きいものだ。恵まれた自然という点では間違いない。しかし、大島の場合は恵まれた自
都心から最も近い島!伊豆大島を一周してみた【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.23 1 2,302 0 伊豆大島と言えば、都内でもっともアクセスの容易な島だ。内地との距離もそれほど遠くなく、フェリー、高速船、ヘリコプターといった交通手段はもちろんのこと、羽田や調布からは飛行機さえも飛んでいる。訪れるという意味では日本でも指折りの敷居の低さではないだろうか。
ご当地グルメ?仁右衛門島を眺めて「幸せになりたい・・・」【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.01 2 3,100 0 渡船場の目の前に軽食もできるカフェがあった。 訪れた仁右衛門島で小腹がすいた。思えば早朝に朝食を摂ったものの、以来何も口にせず、時刻は15時00分を回っていた。本当は仁右衛門島にある唯一の食堂で食事をとるつもりだった。しかし肝心の食堂は、東日本大震災時の観光自
人間の知恵ってすごいなぁ。ロケットストーブにちょっと感動【旅レポ】 tanoshimasan 2013.04.23 2 3,409 0 へきんこ亭新館にあるロケットストーブ 口永良部島・湯向(ゆむぎ)集落にあるへきんこ亭新館。このへきんこ亭新館を管理する山地竜馬さんが、ご飯を作ってくれると言うのでそのお言葉に甘えることにした。 「何ができるんだろう?」と、すっかりくつろいでいると、山地さんは
代々”仁右衛門”を襲名する、島に唯一の家族。「でもなんてことはない、普通の島人」だった。【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.06 1 8,122 0 代々”仁右衛門”を襲名する、島に唯一の家族 千葉県、房総半島・太海の浜から200mほどの距離にある仁右衛門島。平野仁右衛門家の一世帯のみが代々暮らしている。人の名前がそのまま島の名前にもなった珍しい島である。代々島主が”平野仁右衛門”を名乗るという、独特な伝統を持
田代島、猫のいる風景【旅レポ】 tanoshimasan 2012.10.30 2 2,999 0 正午の“にゃー”タイム 私事で恐縮なのだが、先日26歳の誕生日を迎えたばかりだ。他人にどう思われているかはともかく、世間から見ればもはや良い大人である。大人には大人たる態度と言うものがあり、気品ある振る舞いが求められるのだ。それは承知している。 しかし、しかしだ
田代島、民宿・海浜館に泊まる。その2【旅レポ】 tanoshimasan 2012.11.01 1 4,668 0 ふと夕方、トイレに行くと、ばあちゃんが台所で夕飯の支度をしている姿が見えた。鼻を鳴らしていると、 「もうすぐ出来るがら待っどいでねー。」 なんて言う。僕は長旅で洗濯を溜めこんでいたので朝からずっと寝巻のままだ。それ以前に、この悪天候では外出する方が難しく、結
田代島、民宿・海浜館に泊まる。その1【旅レポ】 tanoshimasan 2012.10.31 6 8,908 3 とある日曜日の翌日、宮城県石巻市、田代島にて1泊することになった。ところが、かける宿かける宿電話がつながらない。もしくは、つながったとしても断られてしまう。前日の急な予約、月曜日に1泊、しかも男性客1人。なかなか対応しにくいのだろう。相手の事情を思えばそれ
棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その5(見送り見送られ桃岩荘編)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.18 3 2,944 0 爆音の朝 ♪ いぃまじゃああああああああああああああああ はまぁべでええええええええええええええええ オンボロローーーオンボロボーロローーーーー 人生史上これほどの音量に襲われたことがない。急に心臓をキュッと絞られたような、はたまた急に身体じゅうに電流が走ったよ
棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その4(愛とロマンとそれ以外の何か編)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.13 5 8,712 0 「愛とロマンの8時間コース」に挑む 礼文島に特別高い山があるワケではないが、しかし侮ってはいけない。礼文島には、山の如く上り下りを繰り返し、ひたすら歩く「愛とロマンの8時間コース」というものがあるのだ。 愛とロマンの8時間コースとは、「礼文島を8時間かけて満喫し
棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その3 (真骨頂・ミーティング編)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.08 4 4,763 0 桃岩荘の夕食 夕方になると、新規のお客さんも、ツアーに出かけていたお客さんも、みな桃岩荘に戻ってくる。しかし、夕方だろうと何かと賑やかなのが桃岩荘だ。何せ桃岩荘周辺は商店はおろか、自販機ひとつない。「ばか騒ぎをしても、ご近所には誰にも迷惑をかけない」という
棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その2(案外落ち着ける場所もある編)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.06 3 2,867 2 最初は「ちょっとビビってた」 「絞ったっばかりのっ!」 ♪絞ったばかりの~ 「夕陽のっ赤がっ!」 ♪夕陽の赤が~ 「水平っ線からっ!」 ♪水平線から~ 「もれってっいるっ!」 ♪もれ~て~いる~ 眼の前には桃岩荘の西側いっぱいに広がる水平線。沈みゆく夕陽。昼間は碧く輝
棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その1 (生ける化石は異空間編)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.04 4 4,560 2 思うに桃岩荘の話題は難しい。ネタバレしてしまっては面白くないが、事前勉強をせずに行っても楽しみにくい(ついていけない)からだ。そのため、デリケートな 範囲内で桃岩荘をお伝えする必要がある。その微妙なさじ加減のなかどこまでできるかはさておき、やはり知っておい
黒島で虫に好かれる。【旅レポ】 tanoshimasan 2013.03.06 1 2,137 0 西表島の宿で長期的に働いていたことがあった。多忙を極めたGWを乗り越え、ほぼまる1ヶ月休みなしで働いた僕は、まとめて3日の連休をもらうことになった。西表島から石垣島へ渡った僕は、そのまま黒島を訪れることに決めた。 自転車で 石垣島から、約30分。八重山諸島・黒島
1泊800円、3段ベッド、タトゥー少女、ゲイ・・・沖縄、不思議なドミトリー【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.08 1 3,610 0 1泊800円 4月の沖縄本島。その週は悪天候が続き、目的の船の欠航が続いていた。欠航となってしまっては移動もできず、どうしようもないのだが、それほどお金に余裕がなかった僕は、「どうせ動けないならとにかく安いドミトリーに泊まろう。」と決めた。重たいザックを背負い、
地ボタルを見に行く(西表島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.12.18 0 1,974 0 地ボタルってなんですか? 地ボタルを見に行こうと言う。西表島で同じ宿に泊まっていた常連のお客さんが誘ってきたのだ。「地ボタル」なんて聞いたことがない。地ボタルってなんですか?「こっちの飛ばないホタルだよ」 へぇ、こっちには飛ばないホタルがいるのか。当時無知で
長期滞在と帰路の船(西表島)【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.10 0 2,069 0 2か月半ほど西表島に滞在した。「普通の人が経験しないようなことをしよう」と思って、なんとなく西表島を選び、大学を休学して訪れたのだ。 帰る日の朝は晴れていた。 たかが2か月半と言えど、振り返ると濃い。宿のスタッフとして住み込みで働きながら色んな人に会った。
おばあとピーチパインでゆんたく(西表島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.07 1 1,967 0 おばあとピーチパインでゆんたく 西表島のとある宿に住み込みで働いていた。滞在日数に直せば2ヶ月半程度だったが、ゴールデンウィークをまたいで忙しかったこともあり、西表島のことはあまり詳しくならないまま、月日だけが過ぎていた。もっとも、遊び半分で働いているつも
毎日サファリパーク!戦慄の西表島【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.04 4 2,020 0 「南国の島で非日常を体感したい。まぁいい経験になるでしょ。」 そんな気持ちで、気軽に考えて始めたのが西表島の宿での住み込みスタッフ。21歳の時のことである。社会人経験もないような青二才だったが、飲食店をはじめとしたサービス業のアルバイトはそこそこにこなしてい
船浮集落 - その2.陸の孤島で音楽祭「船浮音祭り」【旅レポ】 tanoshimasan 2012.12.27 0 1,722 0 ←その1.「無形の価値」溢れる船浮 陸の孤島で音楽祭「船浮音祭り」 ちいさな集落にたくさんの人が集まった。 4月下旬のこの日はGWの1週前にも関わらず、多くの観光客で賑わっていた。あとで新聞で確認すると、東京や大阪といった遠方からのファンも駆けつけていたそうだ。