お花になったあいりちゃんたちの命をつなぐバトンリレー ~ちゃっこいメッセージ~ jina 2017.06.20 10 3,428 0 東日本大震災で亡くなった6才の女の子あいりちゃん。失われるはずのない園児5名の命が失われた最後の場所。 【復興支援ツアー2016レポート 】命を未来につなぐ ~ちゃっこいメッセージ~ by jina 2015年5月、日和幼稚園のあいりちゃんたちが亡くなったその場所で白いフランス
焼津で防災を学ぶ、防災学習室 “しえ~る” そして藤枝ラーメンと藤の花 ~行きあ旅ばっ旅~ jina 2017.05.23 8 7,488 0 ゴールデンウィーク中の夕方のニュースで、焼津の防災学習室“しえ~る”を知り、「行ってみたい!」の衝動が抑えきれず、思い立ったら吉日精神、行きあ旅ばっ旅の性分で気の向くまま、焼津に行ってきました。 焼津市/地震を楽しく学ぼう!防災学習室 「しえ~る」は「~をする
WILDLIFE in TOHOKU「白魚の風物詩」 hometown_of 2017.05.04 5 2,251 0 桜の花びらが水面に浮かぶ花筏。そんな季節の風物詩が陸前高田・気仙川の白魚。 白魚といえば福岡市の室見川の踊り食いが有名だが、気仙川の白魚は室見川に引けを取らない。日没直後に獲って生かしておいたものをそのまま食べるのだから、何しろイキがいい。酢醤油に入れた瞬
陸前高田で「遊び初め」セレモニー hometown_of 2017.05.02 1 2,503 0 アバッセたかたのオープニングレセプションに続いて、おとなりの「まちなか広場」では、市内の子どもたちを招待して「遊び初め」セレモニーが行われた。 遊び初めには保育園の子どもたちのほか、陸前高田、大船渡、住田のキャラクター、たかたのゆめちゃん、おおふなトン、す
【岩泉・台風10号被害】部分再開当時の道の駅いわいずみ hometown_of 2017.04.28 1 1,460 0 4月20日、待望久しかった道の駅いわいずみが全面営業再開したニュースは、岩手県内で大きく伝えられた。町再興の礎となる施設として期待されると。 その2週間前には、道の駅は限定的な営業だった。一部営業再開された後、国交省や県の広報誌には道の駅いわいずみが「元気に」
山菜の季節になると思い出す理不尽なこと hometown_of 2017.04.21 2 2,511 0 ようやく東北にも春が来て、花の便りとともに聞かれるのが山菜の話。もうそろそろばっけ(ふきのとう)は終わりだが、次はここみだ、わらびだ、しどけ(モミジガサ)だ、そしてタケノコだと地元のお茶っこでも盛んに話題になっている。 そんなある日、岩手県が発行している広
桜咲く春の吹雪 hometown_of 2017.04.14 2 1,431 0 大船渡市長が桜の開花宣言というニュースが流れたのは4月7日頃のこと。翌日の新聞にはしっかり写真入りで掲載されていたので、大船渡に行くたびに桜を探して回ったのだが、開花宣言の標本木は見つからず。それどころか、桜の見所として知られる土手沿いも、町に点在する桜の木
【東北の風の道】(6号)さよなら三月、また来て四月 hometown_of 2017.04.14 2 1,638 0 3月に入ると気が早い人たちはもう春だ、春だと語り合うようになった。伊豆の河津桜のニュースを見た人が、「高田にも河津桜があるのよ」と教えてくれた。「下和野の浄土寺の境内よ」というので何度か探してみたのだが見つからない。 それもそのはず、教えてくれた人は、「早く
コンサバな町の危うさ hometown_of 2017.03.17 8 1,754 0 シーパルピア女川で仲間たちとの待ち合わせまでに少し時間があったので、女川みらい創造株式会社の事務所を覗いてみたら、近江さんの姿がちらっと見えたので立ち寄ると、「おう久しぶり」と迎え入れてくれた。 近江弘一さん。株式会社石巻日日新聞社代表取締役社長で、有限会
3月3日、南三陸さんさん商店街がオープン hometown_of 2017.03.17 1 1,264 0 ショップリストはスミを吐き出すタコのデザイン。なんとも可愛らしい。 仮設での営業を終えた南三陸さんさん商店街が、3月3日、防災対策庁舎近くのかさ上げ土地に本設店舗としてオープンした。翌4日にも、商店街はたくさんの来場者の熱気に溢れていた。 マーチングバンドの演
マルカン大食堂の「ソフトクリーム」 iRyota25 2017.02.21 6 3,256 0 マルカンビル大食堂オープンのニュースで代表的なメニューとして紹介されたものの1つがソフトクリーム。テレビやラジオ、新聞などでは「10段ソフト」とか「箸で食べるソフト」といった形容詞付きで伝えられていた。だって—— こーんなに高く盛られているんだから。 いまいちス
冬には「雪っこ」がよく似合う iRyota25 2017.01.15 2 2,465 0 日が傾くにつれて気温はどんどん下がっていった。今シーズン最大の寒波、数年に一度規模の厳しい冷え込みと気象情報が繰り返していたその日、日没後にはクルマのデジタル外気温計の数値はあっという間に「-6」を示した。 年明けから春のような暖かさが続いてきた東北にも、本
2016年から2017年へ。一葉に愛を込めて。 iRyota25 2017.01.01 3 1,703 0 除夜の鐘が聞こえる。年に一度、世界の平和を祈る鐘の音を聞いていると、まるで世界が平和であるかのように感じられる。 旅に出ていると黒田三郎の言葉を思い出す。ちょっと読んでほしい。 久しぶりに旅に出て 車窓の景色を僕は見る 山なみははるかに 田や畑は豊かに 破綻のし
釜石ラーメン「こんとき」が教えてくれたもう1つの味 iRyota25 2016.12.31 4 2,402 0 「こんとき」は釜石ラーメンの名店として知られる。ご主人の紺野時男さんは奥さんと2人で屋台のラーメン店からスタート。その後、飲屋街に店舗を構えた。釜石は新日鉄の起業城下町であり、また漁師町でもある。こんときがオープンした当時は、鉄も漁業も熱気にあふれていた時
3年後にワールドカップを迎える釜石の2016年 iRyota25 2016.12.31 6 1,863 0 この道路案内標識が示すところに道はまだない。 標識が示す場所へ、被災した町をぐるっと回っていくと、その場所には広大な造成工事現場が広がっている。ここは 中学生や高学年の子どもたちが小さな子どもたちを引率して、避難場所に指定されていた場所へ、そしてさらに高台へ
福興市で出会ったキラリと光る逸品 iRyota25 2016.12.30 2 1,467 0 南三陸で毎年恒例のイベント「おすばで祭り」。今年は12月29日に福興市と合わせて、志津川仮設魚市場で開催。マダコ、にサケ、アワビ、ホタテなど南三陸名物の海産物に農産物や正月飾りまで特産品が勢揃いした。(おすばでとは酒の肴の意味) タコもイクラも昆布も餅も、おす
2016年のクリスマスに寄せて iRyota25 2016.12.26 3 1,362 0 ごく内輪で開いたクリスマス会に、こんな一品が登場した。 赤や緑のクリスマスカラーが映えるこの料理は柿なます。岩手県産の赤かぶに宮城県産の雪菜の緑、そして柿酢の柿は福島県産。 ぱっと見た目はクリスマスらしい色鮮やかな料理に見えるが、実は地元の食材を使った普段な
津波警報発令。その時わたしはどう行動したか iRyota25 2016.12.24 2 6,719 0 その朝、わたしは仙台市の隣の多賀城市にいた。前の日に鹿島神宮で「どうかこれ以上、地震や天災で人々が苦しみませんように」と願をかけた後、歌枕として有名な「末の松山」の写真を撮影するために、多賀城で夜明けを待っていた。 三十六歌仙の一人清原元輔が詠んだ「契りき
閑話休題「東北の湘南」ってどこ? iRyota25 2016.12.18 3 4,653 0 他意のない軽いジョークみたいなお話しなので、あまり深く考えられませぬように。 岩手県沿岸で最も南、陸前高田でお茶っこにはまらせて(参加させて)もらっていた時のこと。いまどこに泊まってるのか聞かれて、住田町だと答えると、 「んまあ、そんなチベットみてえなとこか
人が減った仮設住宅でいまもイベントが行われるわけ iRyota25 2016.12.10 1 1,727 0 被災地では災害公営住宅が次々と完成し、町では新しい市街地の整備が進む。被災した人たちは新たな生活を歩み始めている——。東日本大震災関連のニュースがめっきり伝えられなくなった昨今では、そんなイメージが一般的になりつつあるかもしれない。そのイメージ、一面では正し
2016年初冬、紅葉の意味 iRyota25 2016.11.25 4 1,916 0 この季節になって、以前所属していた会社の社長が、「うん、紅葉いいね」と言った言葉を時々思い出す。2012年の11月、被災した東北の状況を取材しに行くときのことだ。 それは震災の翌年の秋だった。彼が言った「いいね」とは、人々の暮らしがずたずたに破壊されながらも、何
11月22日、津波警報 iRyota25 2016.11.22 9 1,994 3 22日早朝、6時前、多賀城の末の松山の撮影中に大きな長い揺れ。とっさに車に走る。ほどなく市の防災無線。「すぐに逃げてください。周りの人に声を掛けて避難してください。率先して避難してください」 土地勘のない場所での大きな揺れ。どこに逃げたらいいのか分からない。自
南三陸の防災庁舎で保存のための工事 iRyota25 2016.11.19 2 3,144 0 南三陸防災庁舎前を通りかかったら、鉄骨だけの庁舎の中に人の姿が。 車を停めて近づいて、作業している人に聞いてみると、 「県庁の方から言われてさ、20年もつように塗装をするのさ」とのこと。 調べてみると河北新報11月15日付けのニュースでこのことは報じられていた。鉄
スーパームーン前後のこと iRyota25 2016.11.17 4 1,354 0 68年ぶりのスーパームーン、全国的には曇りがちでなかなか見えなかったらしいが、三陸沿岸ではけっこうよく見ることができた。 もっとも小さく見えた時よりも面積で3割増の満月ということで、少し前から話題になっていたが、地震との関係を心配する声もあった。 そんな矢先の1
被災地での自殺。ある日の新聞から iRyota25 2016.09.24 5 2,377 0 ある日、地方紙の地域面にこんな記事が掲載されていた。 陸前高田消防署が駆けつけた時には意識がなく即死状態で、飛び降り自殺した可能性がある。 震災の年、家も家族も職場も生活の場も失った人たちは、小学校や中学校などの体育館などに設置された避難所で、夏過ぎまでの長