仙台空港の近くに個人が残した震災遺構 iRyota25 2016.12.07 4 5,084 0 仙台空港から「千年希望の丘」に向かう途中、半壊した1軒の家が見えてくる。震災から5年8カ月、津波で大きな被害を受けたこの辺りの住宅はほぼすべて解体撤去されている。そんな中に立つ1軒は、まるで荒れ地に残されたかのように見える。 建物の周囲を廻ってみると、建物の一
東北地方、熊本旅行のモデルプランを考えました akaheru 2016.11.30 4 2,001 0 東日本大震災後、定期的に東北地方に旅行でお邪魔させていただいております。 「一番の支援は現地に訪れること」と心に言い聞かせて向かうものの、毎年我々の方が現地の方によくしていただき、お世話になりまくって帰ってくるという展開で、いつも癒やされて帰ってきます。 ◯
奇跡の神社からのメッセージ「あなた様へ」 iRyota25 2016.11.25 5 2,003 0 いわき市久之浜の景色は、数カ月前から一変していた。町には縦横に走る真新しい道路が整備され、あちこちで住宅の新築工事も進められている。 海からほんの数メートルの所に立つ稲荷神社の周りにも、ぴかぴかの舗装道路が完成していた。 しばらく工事中でなかなか近づくことが
津波警報発令、多賀城市高崎町の状況 iRyota25 2016.11.22 5 2,184 0 6時前の地震で一時的に退避している多賀城市の高台、高崎町の状況。 8時前には小中高校生が普段と変わらぬ様子で投稿していく姿が見られた。多賀城市が避難勧告を出したのは、子どもたちが登校した後。仙台港で80センチの津波が観測された直後、宮城県の津波注意報が津波警報
スーパームーン前後のこと iRyota25 2016.11.17 4 1,354 0 68年ぶりのスーパームーン、全国的には曇りがちでなかなか見えなかったらしいが、三陸沿岸ではけっこうよく見ることができた。 もっとも小さく見えた時よりも面積で3割増の満月ということで、少し前から話題になっていたが、地震との関係を心配する声もあった。 そんな矢先の1
久しぶりのサン・アンドレス公園 iRyota25 2016.11.15 4 3,330 0 大船渡の魚市場近くにあるサン・アンドレス公園。異国情緒が感じられるネーミングは1611年にスペインの探検隊が大船渡を訪れたことにちなむという。タワーが印象的なこの公園は東日本大震災の津波をもろに受けたものの、タワーは生き残った。大船渡の町の変化を見渡すことがで
東北の地に蕎麦を蒔いたトヨタグループのボランティア。なぜ住田町でだったのか iRyota25 2016.10.31 4 2,054 0 7月末の夏祭りに合わせてやってきて、トヨタグループのボランティアチームが住田町の畑で蕎麦を蒔いてから3カ月。蕎麦畑の蕎麦はしっかり実をつけていた。 彼らが夏にやって来た時には、『デンボク設置』という農作業が物珍しくて、ボランティアさんたちのさらにサポートとい
板挟みのような感覚。復興は成ったのか iRyota25 2016.10.31 4 2,219 0 東京の友人にこの写真を見せたら、「これどこ? いつの写真?」と驚いていた。写真の場所は岩手県山田町、船越半島にある大浦漁港で、撮影したのはつい先月。 津波で防潮堤が破壊されたところには、新しい防潮堤が高い壁のように築かれているが、残った防潮堤とはまだつながっ
列車に乗っている時に津波警報が出されたら iRyota25 2016.09.28 1 1,764 0 東京から来たボランティアさんが、東北の被災地で開催された手芸のワークショップでこんな挨拶をした。 「東京の方ではもう東北は復興したんでしょ、って感じです。テレビでも3月11日の前に特集が組まれるだけなんですよ。だから、私たちが実情を伝えると皆さん一様に驚かれる
神戸→気仙沼「絵ふうとう」に込められた中学生たちの思い iRyota25 2016.09.16 3 1,974 0 気仙沼の海の観光スポット「海の市」。魚市場に隣接し、たくさんの海の幸の物販やシャークミュージアムがある施設の一角に、神戸市の中学生たちが気仙沼に寄せた絵ふうとうが展示されている。 絵ふうとうとは、「封筒に絵を描き、切手を工夫して貼ったりする手紙遊びでイギリ
【タイムカプセル】広田ビーチ2013年 iRyota25 2016.09.16 3 1,906 0 2013年夏 2013年夏、大船渡から陸前高田へ向かう途中でたまたま通りがかったそのビーチは、おどろくほど美しかった。 海はどこまでも青く、波が引いた砂浜に一瞬現れる水の鏡は、波と戯れる人たちの姿を映し出していた。 砂浜にわずかに漂流物はあったものの、海で泳いでいる
5年6カ月後の空にそびえる「奇跡の一本松」 iRyota25 2016.09.13 4 4,758 0 樹脂で固定されたその松はいつ見ても変わることはないはずなのに、一本松の表情は一日として同じことはない。 震災からもう5年6カ月。9月10日と11日、陸前高田の奇跡の一本松に行ってきた。 晴れているか曇っているか雪空か、風は強いか、ツバメが飛んでいるか、野に花が揺れ
きょうから第2期受付!「九州ふっこう割」で九州へ行こう! monomoney 2016.08.05 6 2,544 0 第1期は申し込み殺到! 熊本・大分を震源とする地震の影響で打撃を受けた九州の観光産業の早期復興のため、政府は180億円の予算を組み「九州観光支援のための割引付旅行プラン助成制度」を創設。旅行代金の最大70%を割引く「九州ふっこう割」が実施されています。 なにしろ「
海は知っている「長須賀つながりビーチの海開き」 iRyota25 2016.08.01 7 2,924 0 目の前に広がるのは青い海、そして青い空。波の音が聞こえる。子どもたちの、家族連れの、そして恋人たちの歓声が聞こえる。 ここは南三陸町歌津にある長須賀つながりビーチ。7月30日午前9時にオープンしたビーチの様子を写真集でお届け。 オープンの日のビーチで見られたのは
【東北の風の道】まつり・つどい・いのり(第2号) iRyota25 2016.07.23 3 6,319 0 東北の各地が夏の祭りに向けて燃えている。 陸前高田の町でも8月7日の七夕祭りの準備がたけなわだ。お手伝いしている祭り組では、平日22時、23時過ぎまで作業が続けられることもざらだ。それでも祭り組の人たちは「今年はまだ午前0時を回ったことはないんですけどね」と笑う。
長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭 iRyota25 2016.07.20 3 2,128 0 7月18日の海の日、南三陸町歌津の長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭が行われた。祈願祭前数日間のビーチクリーンですっかりきれいになった砂浜に、子どもたちの歓声と潮騒、そして導師を務めてくれた山伏の祝詞の声が響き渡った。 祈願祭までにはと、つながりビー
【熊本地震】長引く避難生活と懸念される食事の栄養バランス sKenji 2016.06.30 3 2,501 0 熊本地震の発生からおよそ2カ月半が経ちます。地震関連の報道が減ってきているなか、避難生活を送られている方々のことが気がかりです。 6月29日の時点で、5,979人(※熊本県WEBサイト公表資料による)の方が269箇所の避難所で避難生活を送られています。 テントや小屋で避難生
地震の揺れの大きさは震度だけではわからない。住宅選びは地盤も重要 sKenji 2016.06.28 1 2,135 0 熊本地震の揺れと地盤の関係を調査している産業技術総合研究所と新潟大学の研究グループによると、火山灰が積もった軟弱な地盤では、 場所により地震の揺れが1.5倍前後大きくなった可能性があることがわかったそうです。 熊本地震 火山灰の軟弱地盤で揺れ1.5倍に増幅か/熊本
長須賀「つながりビーチ 子ども海広場」夏へ! iRyota25 2016.06.25 4 2,314 0 宮城県で一番美しいビーチと呼ばれた南三陸町の長須賀の浜辺。今年も海水浴シーズンが近づいてきた。大津波の後、地元の子どもたちと、全国から集まったボランティアの手で整備されて復活した長須賀のビーチが、夏の海開きに向けて動き始めている。 あいにくの小雨まじりの曇
【津波避難】女将が生き延びた宝来館の避難路 iRyota25 2016.06.24 4 9,456 0 海岸から溢れた津波が旅館の駐車場に迫る。一度は避難したのに、近所の方を心配して山を下りた女将に、「逃げろー!」高台に避難した人たちの絶叫のような声が響く。津波到来時の動画で日本中の人に知られることになった釜石市根浜海岸の料理宿「宝来館」。再建なった旅館の裏
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(3)北海道新幹線開通で iRyota25 2016.06.22 4 1,978 0 陸前高田の奇跡の一本松は、復興工事の工事現場の先にあるので、そこまでは歩いて行かなければならない。起点となるのは一本松茶屋のある「一本松駐車場」。 ここには乗用車だけでなく、被災地ツアーの観光バスもたくさんやってくる。 梅雨の合間のカンカン照りの日曜日、日陰
【熊本地震】依然、続いているエコノミークラス症候群の危険性について sKenji 2016.06.21 1 2,247 0 先日、衝撃的なニュースを目にしました。熊本地震の避難者2,000人余りを検診した結果、およそ1割の方に「エコノミークラス症候群」を引き起こすおそれのある血栓が見つかったというのです。 避難者の1割に血栓 エコノミークラス症候群起こすおそれ(NHKニュース&スポーツgoo
【明治三陸津波120年】最大津波高38.2mの場所 iRyota25 2016.06.19 1 4,365 0 東日本大震災の巨大津波が起きるまで、津波高さとして最大だったのは明治三陸津波の38.2m。 その場所がここだ。 岩手県大船渡市綾里町大久保地区。県道9号が三陸鉄道南リアス線と並行して走る場所。東北電力の電力柱に設置された看板に「災害は忘れた頃にやってくる。明29.6.1
【熊本地震点景】熊本市で127年前に起きていた大地震 iRyota25 2016.06.18 2 3,395 0 月夜の晩、いままさに発生した大地震に家屋が倒壊し、慌てふためいた人々が路地に飛び出している様子が活写されている。倒れてきた戸板や壁の下敷きになってしまった人や腰を抜かして動けなくなった人、さらに倒壊家屋からの土煙まで描き込まれている。 あまりにもリアルな震
【明治三陸津波120年】息子へ。東北からの手紙(2016年6月16日)中島みゆきと寺田寅彦 iRyota25 2016.06.17 1 2,100 0 今年の6月15日は明治三陸津波から120年となる記念日だった。全国版の報道はいざ知らず、東北では新聞やラジオでも、明治三陸津波についてのニュースが流されていた。といっても、ほんのわずかだったが。 今回東北に来て、最初に立ち寄った釜石の石応禅寺で明治三陸津波の年号