気仙沼でラーメンなら、漁火ごだいの「海鮮塩」 iRyota25 2016.09.12 6 3,274 0 ホタテ、カキ、エビ、イカ、ワカメ、メカブにノリにフノリ。気仙沼の海の幸がふんだんに盛り込まれた海鮮塩ラーメンは、潮風香る豊かな気仙沼の海そのものだ。 気仙沼から太平洋に突き出す唐桑半島はカキ養殖のメッカ。カキのみならず、ホタテやワカメの養殖も盛んな上、暖流
ひまわりハウスへようこそ! iRyota25 2015.08.21 2 3,246 0 震災後、仮設のスーパーや商店街が作られて、陸前高田のメインストリートみたいになった国道340号・竹駒付近に可愛らしいログハウスがある。この季節には、まるでひまわりの花に埋もれるようになるこの家の名は「ひまわりハウス」。 「あの建物、何なの?」と地元の人に聞いて
モニュメントになった一本松の「奇跡」 iRyota25 2013.04.22 5 3,222 0 奇跡と呼ばれた一本松には、てっぺん近くに避雷針が設置されていた。 葉っぱの付き方がどうだったのか、かつての姿が目に焼き付いているわけではない自分には、直線的な避雷針の方が痛々しかった。 今年の3月11日の前には、レプリカとしての奇跡の一本松が完成し、それから徐
流されるたびに再生されてきた松日橋 iRyota25 2016.07.23 5 3,190 0 陸前高田から太平洋へ注ぐ気仙川。鮎釣りで賑わうこの川の上流に、なんとも絵になる松日橋がある。 松日橋は見るからに古風な木造の橋。それも、枝のような細い橋脚で支えられた、本当に人が渡ることができるのだろうかと不安になるような橋だ。 実際に橋に乗って渡ってみると
石巻の再開発が相次いで白紙撤回になったひとつの背景 iRyota25 2015.09.18 5 3,185 0 石巻市の中心市街地で再開発計画の白紙撤回が相次いだ。JR石巻駅方面から新たな人の流れをつくることが期待されていた北上川に近いエリアの再開発計画が頓挫した時には、地権者のみならず町の多くの人から失望の言葉が漏れた。 なぜなら、計画が撤回されたのは20数人の地権者
2010年チリ地震津波の躓き iRyota25 2015.02.26 3 3,169 1 2010年2月27日、チリ中部沿岸部を震源とする巨大地震「2010年チリ地震」が発生。マグニチュードは8.8で、世界の観測史上5番目の規模の大地震。チリでもマグニチュード9.5を記録した1960年の巨大地震に次ぐ地震だった。震源付近では28メートルの遡上高を記録する大津波となり、
震災遺構が正面に見える3カ所 hometown_of 2018.02.05 2 3,135 0 陸前高田のかさ上げされた仮設道路から海の方向を見ると、まっすぐな地平線にポコッと四角い建物が飛び出して見える。震災遺構としての保存が決まっているタピック45(旧・道の駅)の建物だった。 第一の場所 この場所は、1月末に付け替えが行われたばかりの国道340号線。市立
復興支援ツアー2014 ~ボランティア体験と知人訪問の父子旅~ by iRyota25 iRyota25 2014.04.21 6 3,125 6 以前から息子に紹介したいと思っていた人たちを訪ねる東北の旅。のんびり(ちょっぴり弾丸で)父子で走ります。旅先での出会いはもちろん食事や買い物、お店の人たちとの語らいを通して、忘れられがちな古き良き○○も探してきます。 概要 日程:4月25日夜出発~4月29日帰着 参
4枚の「クマ注意」 iRyota25 2016.08.04 5 3,117 0 震災以降、継続して活動を続けているトヨタグループのボランティアに参加させてもらった時のこと。その日の活動は蕎麦の種まき。種まき自体は子どもたちと一緒にあっという間に完了したのだが、その後、シカの害を防ぐための電線を張る作業がなかなかどうして大変だった。 ク
東北旅「夏」~民話とカッパのふるさと遠野~ iRyota25 2013.08.16 5 3,102 0 柳田國男の「遠野物語」のふるさと、遠野。 座敷童(ざしきわらし)や山神山人、そしてカッパ。山に囲まれた静謐な空間には、 民話の世界がそのまま息づいています。 遠野駅周辺の道を歩くだけでも、 日本の原風景のような景色の中にひたれますよ。 あー、なんでこんなに心地
大槌町の高台に立つ希望の灯り iRyota25 2016.01.21 2 3,085 0 この場所からは大槌の町を一望できる。「ひょっこりひょうたん島」こと蓬莱島も見渡せる。大槌町の希望の灯りはこの高台に灯されている。 大槌町に希望の灯りが届けられたのは震災から1年8カ月となる2012年11月11日。震災直後から大槌町を支援してきた敦賀みなとライオンズク
大船渡の美しい港の象徴「サン・アンドレス公園」が見つめ続けてきたもの yumenoshippo01 2015.05.19 5 3,074 0 大船渡の港は水産業の一大拠点として、また国際貿易港として、さらには豪華客船もたびたび寄港する東北を代表する天然の良港です。そんな大船渡の海岸沿い、魚市場と埠頭の間にそびえているのが、サン・アンドレス公園の展望タワー。 タワーの上から眺めると、太平洋から深く
ガレキと呼ばないで(電柱) iRyota25 2013.05.24 2 3,071 1 陸前高田の町の中心部で、不思議な物体に出会った。 地面から鉄線の束が湧きだして、踊るように輪を描いている。 いったい何だろう? 地面から電柱の鉄筋が “ 生えている ” のは、あちこちで見かけるが、こんなの初めて見た。 鉄線の束のところどころに、亜鉛メッキされた金属
一本松をうたいあげる歌碑「孤松巌上」 iRyota25 2016.06.19 3 3,070 0 震災遺構として保存されている陸前高田市の旧道の駅「タピック45」前広場に、奇跡の一本松を歌い上げる歌碑「孤松巌上」が設置された。 「孤松巌上」は陸前高田市出身の歌手、千昌夫が2011年に発表した「いっぽんの松」を作曲した船村徹氏の揮毫によるもの。 歌碑の台座には「
陸前高田の復興住宅、陽光あふれるガラス戸の中で iRyota25 2017.02.17 4 3,067 0 陸前高田市役所近くの高台にある県営栃ヶ沢アパート。9階建て300戸以上という規模は、岩手県内で最大の災害公営住宅だ。 2月15日、ここ栃ヶ沢アパートの集会場に県知事がやってきて、住民と意見交換するという噂を聞いたので、自治会準備会の副代表(候補)の方、知り合いの住
陸前高田のおかし工房「木村屋」がベーカリーを開店♡ yumenoshippo01 2015.09.04 2 3,053 0 おいしさは夢のはじまり… 陸前高田の仮設商店街・栃ヶ沢ベースで営業してきた「おかし工房 木村屋」が、市役所そばの高台に本店をオープンしたのは今年3月のこと。それ以来、仮設店舗は閉店状態が続いていましたが… 震災からの再起の歩みを刻んできた同じ場所で、「木村屋ベー
津波被災地ではたらく「現場の掟」 iRyota25 2015.01.07 6 3,051 0 雪が降ったり、風が強かったり、ただでさえ冬場はとくに屋外作業が大変になる東北の被災地。陸前高田のかつてのメインルートのひとつを歩いていたら、一枚の看板が目に付いた。陸前高田のマスコット「たかたのゆめちゃん」が描かれたボードの近くに立てられていたのは、「津波
陸前高田に夏を呼び込む「お天王様」の神輿渡御 iRyota25 2016.07.23 2 3,045 0 七夕に先立つこと約3週間。7月15日、陸前高田で「お天王様」と呼ばれる神輿渡御が行われた。 七夕の山車の飾り付けを行っている地区の公民館で「お天王様は一度は見ておいた方がいいよ」と何人もの人に勧められた。去年の七夕でも、お正月の虎舞のなおらいの席でも、お天王様
大船渡・越喜来の「潮目」は何度でも立ち上がる! iRyota25 2015.05.08 2 3,026 0 何者かによってドアや窓が壊され、そして内部の展示物等が荒らされた、大船渡市越喜来(おきらい)大津波資料館「潮目」。地元の人たちの協力で修復された潮目は、いつもと変わらない表情で、訪れる人々を出迎えていた。 大型連休の青空のもと、鯉のぼりも元気に泳いでいる。
歌が聞こえてくる「新北上大橋」のいま iRyota25 2015.09.11 3 3,006 0 ここに来ると歌が聞こえてくるような気がする――。そんな話を以前からよく聞いた。 聞こえてくるのは岸辺の葦のリードの調べか。あるいは海からの風が橋梁を鳴らしていくのか。それとも津波に奪われた魂の歌声なのか。 新北上大橋は東北の大河・北上川の河口から約4kmに掛けら
【振り返り・仮設住宅】木造仮設の憂鬱 hometown_of 2018.02.23 1 2,978 0 陸前高田市や大船渡市から約20kmにある住田町。この町は東日本大震災の直後、町独自の判断で仮設住宅の建設を決定した。 住田町は人口5000人規模の小さな自治体だが、林業に力を入れている町。沿岸部と内陸部をむすぶ街道筋の町として、陸前高田や大船渡との結びつきが深い町
【さあ、これからだ】アバッセは花の香りにあふれて hometown_of 2017.04.28 1 2,940 0 アバッセに一歩足を踏み入れると、そこには花の香りが溢れている。お菓子屋さんの店先でも、カフェの入口でも、フードコートでも花の匂いしかしないほど。 そんな様子を、気仙沼の知人がこう言った。 「ほんとうにたくさんのお花ね。いい匂いだわ。きっと6年間の思いが、この
シロツメクサのお花畑 hometown_of 2018.05.25 2 2,938 0 陸前高田の復興住宅に暮らしているお母さんと話をしていて、ふとシロツメクサのことで盛り上がった。 盛り上がった話の前にふたつほど注釈をつけておく必要がある。「お母さん」とは呼ぶものの、お孫さんもいらっしゃるくらいだから、実は「おばあちゃん」と呼んでもいいくら
【さあ、これからだ】まちなか広場にうずまく歓声 hometown_of 2017.05.02 6 2,906 0 ワー、キャー、ワー… 子どもたちの歓声が混ざり合って聞こえてくる。遊園地の近くで聞こえる、まるでうずまくような独特のあの音そのもの。4月27日にオープンしたアバッセたかた。すぐ近くの高台、本丸公園にもその音は響き渡っていた。 本丸公園は、新しい市街地の建設工事の
【高校野球・岩手大会】高田高校、初戦でコールド勝ち iRyota25 2016.07.13 3 2,896 2 7月13日、花巻球場の第一試合で、高田高校(陸前高田市)は水沢農業高校(奥州市)を13対0、5回コールドで下し3回戦に駒を進めた。(試合時間1時間11分) シード校の高田に大量のリードを許しながら、水沢農は選手と応援席が一体となって5回表の攻撃で一矢を報いようと奮戦し