銀河鉄道の夜と銀座の夜 iRyota25 2014.07.11 3 1,912 2 息子へ。東北からの手紙(2014年7月5日) 6月半ばの夜以来、ほぼ連夜参加している人もいるらしい。父さんは今年2回さ。伊豆から電車に乗って東京の銀座へ。新幹線が発達したこんにちでは、仙台あたりの人が東京に来るのと大して変わらないくらいの、ちょっとした小旅行。 だ
息子へ。東北からの手紙(2014年8月13日) iRyota25 2014.09.05 1 1,528 0 これまでに何度か訪ねたことがある場所で、なつかしい人たちとたくさん話をして、ご飯をいただいて、お酒も飲んで、そしてやっぱり震災のことを話して。夜もだいぶん更けてきた頃、 「これね、ボランティアの人たちとか、久しぶりに訪ねてきてくれた人に見てもらっているんで
息子へ。東北からの手紙(2014年6月11日) iRyota25 2014.06.12 2 1,607 0 今日は11日。あれから3年3カ月 祈るしかできないから、祈ります。 あれから3年の時間が流れ、さらに3カ月がたった日。ブログやフェイスブックにはたくさんのコメントが上げられていた。 自分のことみたいにうれしかったひとつがこの記事。がんばろう石巻の会さんの記事。 6月7
息子へ。東北からの手紙(2014年6月24日) iRyota25 2014.06.24 2 2,079 1 津波を生き延びた庭木をレスキューできないか 「町ではかさ上げの工事が始まっているでしょ。そうするとね、敷地の中に残って立っていた木は撤去されてしまうんです」 お前さんを先に帰したゴールデンウィークの東北旅行の後半、いわき市久之浜で懇意にさせていただいている神
息子へ。東北からの手紙(2014年5月6日) iRyota25 2014.05.30 3 2,177 0 寄り添う、という言葉を安易に使うことなどできない 春も終盤に近づいたある日、ひとつの記事に出会った。そこには記者として彼女が陸前高田で経験したというこんな言葉が綴られていた。 私は「娘さん」という言葉も、「市民会館」という単語も口に出すことが、どうしてもでき
「無事終わりました!」その言葉のうれしかったこと iRyota25 2014.07.11 1 1,712 0 息子へ。東北からの手紙(2014年7月10日) 30年ほども前のこと、取材に関する不祥事が頻発して、仕事が終わったら本社に連絡するようになんてことが言われるようになった。それ以前は、取材は無事に終了して当たり前のこと。何かトラブルが発生したって、ライターがその場で何
缶ビール飲みほしたら、広がる空に桜満開(東北からの手紙) iRyota25 2014.03.31 2 1,975 0 息子へ。東北からの手紙(2014年3月29日) ゴクゴクゴク。缶ビールを飲みほす。だんだん視界が空に向かって開けていって、目の前には青空と咲いたばかりの桜。風の香りが心地よい。 とても風が強かった3月29日、沼津の海辺近くへバーベキューをしに行った。「あったかい静岡で
息子へ。東北からの手紙(2014年4月30日) iRyota25 2014.05.22 1 2,347 0 あなたはレスキュアーたり得るか GWの東北ツアーの最終日、白河市の郊外にある「アウシュビッツ平和博物館」を訪ねた。昨年の6月以来だから約1年ぶりの訪問だ。 前回訪ねた時には、緑が鮮やかな敷地内にたくさんの花々、とくにオオデマリの白い花が咲き誇っていたのが印象的だ
目の前にあって、手で持っているからコントロールできる iRyota25 2014.04.11 2 1,494 0 息子へ。東北からの手紙(2014年4月11日) 桜の花びらが散っていく中、今週から朝の電車に新1年生(高校1年生)が増えた。 それにしても、どうして新1年生って一目で分かるんだろう。ピカピカの制服、同じ電車に乗ることになったクラスメートとのお喋りの微妙な距離感とかもそ
息子へ。東北からの手紙(2014年1月1日) iRyota25 2014.01.09 4 1,723 0 岩手県の沿岸部を走るたび、釜石湾内の半島から東の海を見ていらっしゃる釜石大観音に立ち寄りたいと思っていた。だから初詣では迷うことなく観音様に決めた。 駐車場から見上げると、高台に立たれた観音様はかなりのスケール感。高さは48.5メートルということだから自由の女
息子へ。東北からの手紙(2014年2月23日) iRyota25 2014.02.27 3 2,266 0 「オレはさ、現場監督みたいなもんだから。ボランティアセンターに来てくれた人たちの中からチームを組んで、依頼主さんのところに行って、皆さんに作業してもらっているわけだからさ。ま、ほんとに現場監督みたいなもんだね」 ITさんからそんな話を聞いたのは、前日土曜日の
国とか県はなぜ学校を作ったのですか? iRyota25 2014.04.17 1 1,564 0 息子へ。東北からの手紙(2014年4月16日)前篇 今日は、浜名湖の近くの高校の先生、岡田昌人さんの授業の様子を再シェア。それがなんで「東北からの手紙なんだよ!」との質問への答えは後編で。 本日の授業 世界史A初回 この授業では、人類の誕生とか古代といった、はるか昔の
息子へ。東北からの手紙(2014年2月22日) iRyota25 2014.02.26 3 2,043 0 ウィークデーの火曜日、金曜日に引き続き、土日も静岡県小山町須走地区の除雪ボランティアに参加してきた。 とにかくもう、 土日のボランティアでチームを組んだメンツのすごかったことといったら! 亘理で活動しているロシナンテス関係者のDoさんは、いまでも毎月、旧警戒区
息子へ。東北からの手紙(2013年12月25日) iRyota25 2014.01.15 3 1,767 0 (クリスマスのプレゼントということで) 「また東北に行くんだ。大変だね」なんて言われると、けっこうムカついていた。中には「今度は岩手に行くのか。じゃあ女川の様子を教えてね」なんて、トンチンカンなことを言ってくる人もいて返す言葉に窮することもあった。(もちろ
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月12日) iRyota25 2013.08.16 4 1,588 0 岩手県大船渡市盛 ずっと会いたかった人についに会えた。 とっぷりと暮れた夜の盛駅。 BRTのバスが専用レーンの闇の中にテールランプの残像を曳いていく。 彼は忙しかった。ほんとは10日に会う予定だったが、彼は福島から戻れなかった。 11日には仕事に加えて気仙沼の祭りに呼
息子へ。東北からの手紙(2014年1月1日)その2 iRyota25 2014.01.15 1 1,665 0 では、どうやって「前へ」を実現するのか。かけ声ばかりでは進めない。 初詣をした釜石大観音から北へ。大槌町の元旦の風景を見て回った時、お正月の音楽に引き込まれるようにして役場庁舎近くの小鎚神社に立ち寄って参拝した。 実はこの地方の伝統芸能である虎舞の呼び太鼓か
息子へ。東北からの手紙(2013年8月30日) iRyota25 2013.09.10 3 1,963 0 石巻市・蛤浜のCAFEはまぐり堂で 牡鹿半島の付け根にある小さな「浜」、蛤浜(はまぐり)で杉林の枝打ちボランティアに参加した後、おしゃれなCAFE・はまぐり堂で美味しいお昼ごはんをいただいた(もちろん自費ですよ)。 その経験自体とても貴重なものだった。もう少し詳しく
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月25日) iRyota25 2013.08.25 3 2,184 2 いわき市の永崎の自主ビーチクリーン作戦! ずっと会いたかった本柳真一さんに、彼の「現場」である四倉・久之浜で会った後、 小名浜へ向かう途中の永崎海岸に、海水浴を楽しむ人たちの姿があった。 そこで見つけた若者たちに、父さんは本柳さんの言葉に共通する思いを感じた
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月24日) iRyota25 2013.08.25 2 3,798 0 浜松からフクシマへ 夜明け前の山の上に鉄塔が孤独に立っていた。 夜行バスが目的地に近づくにつれて、常磐自動車道を走るバスの右手遠くには、うっすらと朝焼け。 そして左手には、闇につながる蒼く深い空から、ひとつ、またひとつと、孤独な鉄塔が窓の向こうに現れる。 高圧
東北の声をあなたの言葉で日本中に! iRyota25 2013.03.28 21 12,332 0 伝えましょう!被災地の声を こんにちは、東北担当の井上です。これまでたくさんの方々と東北でお会いして、お茶っこしたり、ご飯を食べたり遊んだり、たまには真面目なインタビューでお話しを聞かせていただいたりしてまいりました。本当にありがとうございます。 たくさんの
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月10日) iRyota25 2013.08.16 3 1,580 0 宮城県南三陸町「長須賀ビーチ」 かつてこの砂浜は瓦礫だらけだった。 砂を掘れば掘っただけ、海と陸にあったありとあらゆるものが出てきた。 でも、さらに以前、津波より前、この砂浜は東北でも有数の美しいビーチだった。 いま、このビーチは奇跡的によみがえった。 それも
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月27日) iRyota25 2013.08.28 3 2,337 0 福島県いわき市小久→いわき市四倉→宮城県亘理町 昨日今日明日と、東北の農業にどっぷり。 いわき市では放射能に負けない米作りの皆さんの熱い話と、現地レクチャー。 そんな中、今朝、四倉地区の若手(といっても父さんと同年代なんだけど)白土武さんが、こんなことを話して
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月11日)―その2 iRyota25 2013.08.20 3 2,783 0 宮城県石巻市黄金浜、灼熱のこどぱにー・ちびひろ 今日の第2弾は自慢話に聞こえるかも。でも、とっても嬉しかったから報告する。 雄勝花物語の花壇から女川経由で石巻に向かった。国道398号「ブルーライン」は、御前浜(おんまえはま)を過ぎたあたりから片側交互通行が何か所
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月23日) iRyota25 2013.08.25 2 1,590 0 第43回全国中学校バスケットボール大会(静岡県浜松市) バスケの試合を生で見るのは初めてだったけど、女川中学女子バスケの第一試合を見ただけで、バスケの魅力に引き込まれた。 試合開始直後は劣勢だった。ボールが手に着いていない感じだった。相手の攻撃パターンは決まり
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月18日) iRyota25 2013.07.23 3 2,648 0 宮城県石巻市→女川町→石巻市→南三陸町→気仙沼市 昨夜遅くから石巻は雨。それもかなり激しい降り。朝起きて気象情報をチェックしたら宮城県東部には大雨警報が出されていた。 まいった。今日は女川から海沿いの道を通って雄勝、南三陸、気仙沼と走って陸前高田まで入る予定。大