小笠原がきっかけで人生を加速させた男【旅レポ】 tanoshimasan 2013.06.04 4 2,269 0 その人はよくわからない人だった。年齢で言えば30代前半くらいだったと思う。眼鏡をかけた華奢な兄さん。それ以外の情報は無かった。 びっくりするほど体力のない人だった 大学を休んで小笠原諸島の父島(ちちじま)に滞在していたころ、僕はとある宿で働いていたのだが、繁忙
ブッシュ元大統領が父島(ちちじま)で見た景色【旅レポ】 tanoshimasan 2013.07.05 4 3,824 0 父島のトレッキングツアーに参加させていただいた。 トレッキングとは言え、丸一日時間があるので、島中のあちこちを案内してもらう。 そんな中、ガイドのクニさんが連れてきてくれたのが、二見港のすぐ近くのこの場所。 「ジョージ・ブッシュ元米国大統領来島記念」 と、書か
一人旅の小学生【旅レポ】 tanoshimasan 2013.06.11 3 1,961 0 夏真っ盛りの小笠原。父島の宿で働いていた僕は、島のサマーフェスティバル目当てのお客さんを乗せた船を出迎えに向かった。船は満席らしい。900人近いお客さんを乗せた船は「難民船」と呼ばれるほどで、出てくる人出てくる人、すでに疲れた様子なのが印象的だった。港が大い
【島あるある その3】なんだかんだで重宝する・・・ tanoshimasan 2012.04.25 3 2,446 2 【島あるある その3】 なんだかんだで重宝する「NHK総合」 島にもよりますが、このような傾向があると思われます。理由は簡単に3つ 1.離島は基本的に新聞が遅い 2.天気が気になる3.民放が少ない or (昔はNHKしか映らなかったので)NHKに親しみがある 等々・
崖を越えて、ジョンビーチからジニービーチへ【旅レポ】 tanoshimasan 2013.07.08 3 2,937 0 2007年3月2日。 父島南部、ジョンビーチを訪れた。 このジョンビーチから、今度はジニービーチを目指す。 ジョンビーチ、ジニービーチ 地図上だと分かりにくいが、2つの海岸が、この場所で崖を隔てて隣り合っている。 日本東京都小笠原村父島 都道240号線 崖を隔てたジョン、
トレッキングで学ぶ小笠原と外来種【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.25 3 2,202 0 どれも可憐で美しい固有種。しかし、どこか弱々しい。 グァバの一種、キバンジロウ(別名テリハバンジロウ)。 「これはキバンジロウっていうんだけど、甘くて美味いんだよ。」 「へぇー、それがこんなにたくさん生えてて素晴らしいですね!」 「でも、こいつもさっき言った侵
スパムおにぎり - 沖縄、小笠原諸島【島の郷土料理】 tanoshimasan 2012.09.04 3 4,817 0 郷土料理。素朴で目立たず、だけど、うまい。地域おこしのために誕生する「ご当地グルメ」とはちょっと違う。昔から存在して、どこの家庭でも作られる料理。 スパムおにぎり スパムおにぎりをご存知でしょうか。人によっては「スパムむすび」、「ポークおにぎり」と言った方
島寿司(べっこう寿司) - 伊豆諸島、小笠原諸島【島の郷土料理】 tanoshimasan 2012.08.31 3 5,346 0 郷土料理。素朴で目立たず、だけど、うまい。地域おこしのために誕生する「ご当地グルメ」とはちょっと違う。昔から存在して、どこの家庭でも作られる料理。 島寿司(べっこう寿司) (真ん中が島寿司) わさびじゃなく、からしで握る島流 レシピにする必要が無いほどに簡単。
【島あそび】泳ぎ釣りに出かけよう! tanoshimasan 2012.12.18 2 5,559 0 釣りの醍醐味ってなんだろうか。ひと口に釣りと言っても、おそらく色々な楽しみ方があるはずだ。例えば、忍耐を利かせてじっとかかるのを待つこと。竿を変え、糸を変え、エサを変え、大物を狙うために工夫を凝らすこと。もしくは魚がエサをつつく様子を感じ取り、タイミング
気合が入っているのは観光客だけじゃない!島人目線のおがさわら丸入港日【旅レポ】 tanoshimasan 2013.06.24 2 3,526 0 11時20分ごろ、島中に汽笛が鳴り響く。週に1往復する定期船・おがさわら丸が、父島へ入港する合図だ。昨日までは人も少なく、のんびりした空気の漂っていた小笠原。それはそれはとても居心地がよかった。しかし、それもあとわずか。新たなお客さんを乗せたおがさわら丸が接岸
知る人ぞ知る裏メニュー「小笠原・島カレー」【島グルメ】 tanoshimasan 2013.08.16 2 2,836 0 知る人ぞ知る裏メニューがある。 小笠原諸島・父島にある『小笠原ユースホステル』。僕はこの宿で出される豪勢な食事が大好きだ。 改めて確認する。小笠原と言えば、船で片道25時間30分、都心から南に1,000kmの距離に位置する絶海の孤島。船は1週間で1往復のため、1度行ってし
魚の歯を磨く?(父島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.01 2 3,744 2 「魚の歯を磨くことが出来る場所があるんだけど知ってる?」 同じ宿に宿泊するお客さんからそんな質問を受けて思わず「はい?」と聞き返してしまった。その時、父島には滞在して3か月近く経過していたが、そんな話を聞いたことがなかった。なんでも、魚の歯を磨くことが出来
片道分のチケットで島を訪れ、そこでお金が尽きた赤い男【旅レポ】 tanoshimasan 2013.06.05 2 1,964 0 彼と初めて会ったのは2007年2月、父島へ向けて出港したおがさわら丸の船内だった。600人近くが乗船した船のなか、その存在は明らかに目立っていた。赤装束とでも言えそうな赤ずくめの服。赤と言っても、黒に近いほどの濃い赤から、ピンクに近いような薄い赤まで様々で、それら
小笠原でグリーンフラッシュを見よう!【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.24 2 3,437 0 グリーンフラッシュが見たい! 夕方になると、どこからともなく人が集まり始め、気が付けば数十人が展望台に腰かけていた。この三日月山展望台は、近くに気象庁の気象観測ドームがあることから「ウェザーステーション」という愛称が付き、気軽に「ウェザー」と呼ばれている。
硫黄島に行く。~硫黄3島クルーズ~【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.15 2 2,277 1 硫黄島に行く。 硫黄島と書いて何と読むか。日本には「いおうじま」、「いおうとう」と、それぞれ同じ漢字で呼ばれ方の違う2つの島がある。ただ、おそらく多くの方が知っている『硫黄島からの手紙』で有名な硫黄島、これは正式には「いおうとう」だ。(この呼び方にまつわる
島旅がもっと熱くなる!夏の離島のおもしろ祭りまとめ その1 tanoshimasan 2013.07.23 2 3,148 0 いよいよ夏本番! 夏休みはどこ行こうか~、なんて考えている人も多いはず。 全国の観光地も混みあいそうですね! そんな旅行の楽しみを更に盛り上げてくれる存在が、地域のお祭りです! 特に全国の離島では、夏から秋にかけて島のお祭りもかなり賑わいます! そして離島のお
見送り船から見送りダイブ!感動の別れに“ジーン”とする。【旅レポ】 tanoshimasan 2013.04.19 2 4,663 0 小笠原名物!感動のお見送り 定期船が週に1~2往復の小笠原では、1度訪れると最低でも3泊するのが普通である。3泊もすれば、島で出会った人たちとも仲良くなっているわけで、船が島を出港する日にはちょっと名残惜しい。船が島を離れる時、きっと誰もがジーンとなっているはず
2008年9月、2度と歩けなくなるジニービーチへの道【旅レポ】 tanoshimasan 2013.07.10 2 3,693 0 2008年9月18日。 僕は1年ぶりにジョンビーチ、ジニービーチを目指すことにした。 「父島の海で、もっとも美しい」と言われるジョンビーチ、ジニービーチ。小笠原ファンの間では「ジョンジニ」と呼ばれて親しまれている。 僕は『ジョンビーチから崖を越えて行くジニービーチ』
【島旅アイテム】ぎょさん tanoshimasan 2012.05.31 2 1,695 0 それでも靴・・・履きますか? 周知のとおり、全国を探せば北海道から沖縄まで、大小さまざまな島がありまして。そして、その島々の大半が瀬戸内海~九州以南なのも、なんとなくイメージがわくかもしれません。そしてそして、それらの島々の観光シーズンは総じて夏と言って差
【島イベント】島じまん2012(東京竹芝桟橋・竹芝客船ターミナル) tanoshimasan 2012.05.28 2 2,596 0 熱気あふれる竹芝客船ターミナル! 伊豆諸島・小笠原諸島の玄関口、竹芝客船ターミナルを会場に、東京愛らんどフェア「島じまん2012」が開催されました。2年に1度、今回で11度目を数える同イベント。両日ともに大いに盛り上がり、来場者数はなんと2日間で約87,000人!初
おがさわら丸入港日。島は島でてんやわんや!【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.16 1 2,228 0 これから南の島の楽園タイムが始まる 穏やかに晴れた日の父島。やはり、晴れていると嬉しい。 「遊びは終わりだ。」 島内に鳴り響いた汽笛はそう告げているかのようだった。父島に訪れる週に1便の定期船・おがさわら丸。小笠原諸島への唯一の交通手段であるばかりか、食糧や物
「硫黄島3島クルーズ」というイベントに参加してみた。(前編)【旅レポ】 tanoshimasan 2013.06.18 1 2,647 0 これは、本州と小笠原諸島を結ぶ小笠原海運が年に1度だけ行うツアーで、小笠原諸島のさらに南に位置する硫黄島(いおうとう)を眺めようというツアーだそうだ。 硫黄島というと、映画『硫黄島からの手紙』でも知られているように、太平洋戦争における激戦地でもあった。戦前は
【島のちょっとイイ景色】山から眺める海 tanoshimasan 2013.01.22 1 2,170 0 島を訪れたら必ず高いところへ 世界遺産登録前の小笠原諸島・父島(東京)にて。(2008年頃) 写真は小笠原諸島・父島の傘山と中央山の間あたりにある崖からの景色です。300m前後の山で、歩き始めて2時間程度でたどり着きました。 島の「山から眺める海」という景色はちょっと
“涙”を流すアオウミガメ、産卵シーンに立ち会う。(小笠原諸島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.12.24 1 2,650 0 デリケートな産卵シーン 「知ってた?『ウミガメが産卵するとき涙流す』てゆーやん?アレってホンマはな、涙ちゃうねんで。」 「えっ、マジっすか!」 「しー!大声はあかんて。」 小笠原諸島・父島の小笠原ユースホステルに滞在中、大阪出身の姉ちゃんと一緒になった。同じく
ははじま丸でホエールウォッチング【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.07 1 2,226 0 進行方向左向け左 父島と母島を結ぶははじま丸。“はは丸”、もしくは“ホエールライナー”という愛称も。 「はは丸に乗ったら左の方向を向いてるといいよ」 小笠原滞在中、宿泊していた「農園ペンション・トムソーヤー」の主・トムさんがそんなことを言う。“はは丸”とは小笠原で