海辺の地をゆく「警戒区域北部」2012年1月21日 iRyota25 2013.02.21 2 5,507 3 2012年1月21日(震災から317日目)の南相馬市小高区~浪江町~双葉町~大熊町 東日本大震災から1年がたとうとしていた、いまから1年ほど前の「警戒区域」。許可証を持って区域内に入った方から提供していただいた写真から、当時の状況を振り返ります。 南相馬市原町区大甕(お
東日本大震災・復興支援リポート 「久之浜の“一心太助”のねがい」 iRyota25 2012.12.11 5 5,024 0 [プロローグ]長年地元で商売してきた。久之浜漁港で水揚げされた新鮮なお魚を電話一本で配達。三枚おろしでもお刺身でも出前迅速。もうひとつ人気は名物の干物。丁寧な仕事ぶりが口コミで広がって、久之浜の味を全国各地にお届けしてきた。 石井魚店の石井良和さんは地元の人
東日本大震災・復興支援リポート 「雄勝硯の伝統を継承していく若い力」 iRyota25 2013.03.01 2 3,381 1 雄勝硯の伝統を受け継ぎ、町の再生を目指す、雄勝硯生産販売協同組合のお二人に話を聞きました。 1人目は小木曽誠さん。硯づくりの工人を目指す若手です。2人目は高橋頼雄さん。雄勝石の工芸アーティストであり、かつ組合の事業を引っ張るスタッフであり、さらに町の復活を目
明日を目指すお店リポート:気仙沼で震災5カ月目から営業する理容店「鹿折軒」 iRyota25 2013.01.25 3 3,346 0 「そんなことまで話したのか」。鹿折軒(ししおりけん)の小野寺光男さんはお店に帰って来るなり、母親のみつさんに苦笑しながら言いました。というのも、急な用事で光男さんが出かけている間、避難所生活やお店をオープンした当時のことなど、お客さんの髪を切りながら、みつ
あたらしい石巻を体感 「モケモヶコタツビヨリ」で出会った子どもたち iRyota25 2013.02.05 3 1,721 3 石巻市の中心部、日和アートセンターで2月1日から3月10日まで開催されている、とっても不思議な展覧会「モケモヶコタツビヨリ」。 布でつくられた不思議なイキモノたちが天井から吊るされるギャラリーの中央には、特製の大きなこたつがどーんと置かれています。アートギャラリ
1個60円の和菓子「 ちゃきん 」。食べに行こう! 石巻へ iRyota25 2012.12.13 4 9,326 0 ち ゃ き ん の ひ み つ 石巻のサトウさんと町なかで歩き話ししていた時のこと。 「そういえば“ ちゃきん ”って知ってるかな? 石巻焼きソバよりもさらにローカルな、この地域独特のお菓子なんだけどね」と、唐突にその情報は告げられたのであった。「見た目は京都銘菓の生八
放射能に負けないコメ作り 第1回 iRyota25 2012.12.10 4 10,748 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
東日本大震災・復興支援リポート「石巻・雄勝町船越浜の怒りと笑顔」 iRyota25 2013.01.24 3 2,800 0 取材後記ならぬ「編集前記」を最初に書いておかなければならない。中里さんに最初に会ったとき、取材を断られた。「何も話すことはありませんから」と。次の日もう一度お会いしたら、「作業しながらしゃべるのを聞くっていうのなら断る理由はないですよ」と一応の承諾をもらえ
明日を目指すお店リポート:久之浜「浜風商店街・はたや」 iRyota25 2013.01.23 3 2,706 1 浜風商店街の食品スーパー「はたや」遠藤利勝さんの603日 (2012年11月3日) 地震の前日、3月10日に妻がいわき市平の病院に入院していたんです。本当は行く予定はなかったんですが、珍しく診察券を忘れたというので届けに行って、その帰り道、平の町を車で走っているときに地
久之浜の復興は「夢物語」なんかではないのです。(2012年1月20日) iRyota25 2013.01.21 3 2,712 0 北いわき再生発展プロジェクトチーム代表・高木優美(まさはる)さんの第一印象は物静かで穏やかな人。しかし、淡々と語る彼の言葉を聞いていると、彼がまぎれもなく「戦っている」ことが伝わってきます。「福島=危険」という先入観を払拭するために。原発から約30キロと
海辺の地をゆく「石巻市・雄勝」2013年1月30日 iRyota25 2013.02.08 2 6,129 4 2013年1月30日(692日目)の石巻市雄勝町呉壺地区~雄勝地区 東日本大震災の巨大津波からもうすぐ2年。震災後しばらくの間は、陸地に乗り上げた漁船をたくさん目にしました。それは津波被害の大きさを物語る光景でした。1年目を過ぎた頃から、陸に上がった船の多くが片付けら
放射能に負けないコメ作り 第2回 iRyota25 2012.12.11 5 2,782 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
あたらしい石巻・体感リポート「日和アートセンター」 iRyota25 2012.12.25 4 3,053 0 ▲「復興支援トップ」に戻る Interview : 日和アートセンター・立石沙織さん 「きっかけは復興支援活動ということではあったけれど、石巻を被災地としてだけでみるのではなく、できるだけ『本来の石巻』を探しだして見つめたいと思っています」 キュレーター兼コーディネータ
海辺の地をゆく「若林区荒浜」2013年4月18日 iRyota25 2013.04.23 1 4,359 0 2013年4月18日(震災から770日目)の宮城県仙台市若林区荒浜地区 ここは仙台市です。100万人以上の人々がくらす政令指定都市です。東北一の大都市です。震災から2年以上、769日もの月日が過ぎた現在の仙台市の光景です。 荒浜の住民たちは津波に対する意識が高かったといいま
平成25年3月7日、 津波警報が変わります! iRyota25 2013.02.28 2 1,967 0 気象庁の発表「津波警報の改善について」 NHKの発表「津波警報が変わります!」をもとに、2013年3月7日から変更される津波警報について、ポイントを解説します。 ポイント1 津波規模の予想方法が根本的に変わります。 これまで津波警報は、発生した地震の規模から算出されて
放射能に負けないコメ作り 第4回 iRyota25 2012.12.13 5 2,374 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
放射能に負けないコメ作り 第3回 iRyota25 2012.12.12 5 2,466 0 福島県いわき市大久町小久。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風
「ここに故郷あり」。高木優美さんの300日(2012年1月20日) iRyota25 2013.01.21 2 16,583 0 20代の青年である。神職である。福島県いわき市久ノ浜町諏訪神社の禰宜である。北いわき再生発展プロジェクトチームの会長である。地元ボランティアのまとめ役である。復興を目指すイベントの仕掛け役でもある。そのくせ、昔は田舎は面倒な場所だと思っていたとさらりと言
あたらしい石巻・体感リポート「花の芽をつなぐ運動」から壁画を眺めて街歩き iRyota25 2012.12.26 3 8,277 0 「花の芽をつなぐ活動」から石巻の街なかへ。壁画をめぐる散歩旅 震災後の石巻は壁画であふれています。もともと石ノ森萬画館へのルート沿いに、石ノ森マンガの登場人物のオブジェがたくさん設置されていて、石巻を訪れる人たちを楽しませてくれてきましたが、いまでは石巻の
復興を目指すお店リポート 「津波被災地に生まれた“ 海 ”という名のカフェ」 iRyota25 2012.12.12 4 4,964 0 [プロローグ]住民の約5分の1にあたる97人もの犠牲者が出たという石巻市渡波(わたのは)地区。 かつては民家や水産加工場が軒を連ねていた場所は、いまでは一面の更地。ぽつりぽつりと残っているのは「全撤去」とか暗号のような数字(たぶん解体の手順や、境界線を保護するた
あたらしい石巻・復興支援リポート「石ノ森萬画館、再開への時間」 iRyota25 2012.12.20 4 2,983 0 [プロローグ] 東日本大震災で甚大な被害を受けてから1年8カ月。被災地の大型文化施設としては初めて、石巻市の石ノ森萬画館が再開しました。がれきとヘドロに埋め尽くされた状況から、萬画館が再開へ向けて前進を始めるきっかけとなった出来事を紹介します。想像を絶するよう
あたらしい石巻・復興支援リポート「ちばふみ枝展 くすんだベール」 iRyota25 2012.12.11 4 3,767 0 ちばふみ枝さんは石巻出身の現代アート作家。MDFという人工の木材を素材に、可愛くて、でも奥が深い彫刻作品をつくっている。 彫刻と言っても、ちばさんがつくる作品はレリーフ(浮き彫り)だ。ふつうなら表面を見るだけだが、ちばさんの作品は裏側からも楽しめる。レリーフだ
放射能に負けないコメ作り 第5回 iRyota25 2012.12.14 4 2,778 0 福島県いわき市北東部。福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるこの地域には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず空間線量は比較的低い。しかし農地にホットスポットがあるのは事実。原発事故の実害と風評被
復興・再生・新生「2013年のことば」高木優美さん iRyota25 2013.01.09 3 2,221 0 ボランティア的な活動をしている期間が長く続いて、自分のことがおろそかになっていました。2012年には神職として神社に就職し、元々の自分の仕事に戻りました。 生かされているだけではなく、生きなきゃいけない。 これまでの活動の中で、人生の大先輩と言える多くの方々と接
東日本大震災・復興支援リポート「北上川沿いに残った大川小学校」 ockn1006 2013.04.16 1 3,047 0 北上川に架かる北上大橋から少し歩くと、円形の洒落た建物が見えてきます。空が広く、澄んだ空気と緑に囲まれた、とても良い立地に見えました。 3月11日、児童・職員121名のうち、84名が死亡または行方不明となった大川小学校。震災直後にやってきた大津波に対する児童・職員