船浮集落 - その1.「無形の価値」溢れる船浮【旅レポ】 tanoshimasan 2012.12.27 0 1,754 0 「無形の価値」溢れる船浮 この場所に初めてきたとき、その雰囲気に感動した。月並みな感想だが、こんな場所があるんだと思った。西表島の船浮集落は、大原、上原といった中心集落から道路が通っていない。陸続きでありながら、船でしか渡れない“陸の孤島”なのだ。 聞いたとこ
八重山の何でも情報誌!八重山毎日新聞【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.21 2 3,720 0 朝の掃除を終えるとだいたいお昼の12時。僕が働いていた西表島の宿では、スタッフ同士「いいとも」を見ながら昼食をとり、その後は2~3時間の休憩に入る。 とは言え、休憩時間も電話番などあり、遊びまわるということは難しい。パソコンもないし、携帯も電波が悪い。本もあま
船で石垣島へ。今は亡き有村産業・・・【旅レポ】 tanoshimasan 2013.03.14 0 4,194 0 安上がり!船に乗って石垣島へ行く 僕は那覇新港から船に乗った。名古屋発、台湾・基隆行き。クルーズフェリー飛龍21。名古屋から、大阪、沖縄3島を経由し、3日かけて台湾までを結ぶというフェリーだった。僕は貧乏旅行をしながら目的地・西表島を目指していた。その西表島に
竹富島、昼の顔と夜の顔【旅レポ】 tanoshimasan 2013.03.12 0 1,913 0 西表島の宿で長期的に働いていたことがあった。多忙を極めたGWを乗り越え、ほぼまる1ヶ月休みなしで働いた僕は、まとめて3日の連休をもらうことになった。うち、2日間を黒島で過ごし、最終日の3日目は西表島からも近い竹富島を訪れた。 短時間でサクッと楽しめる竹富島 八
三重県某島、”島民の足”に見る”大らかさ”【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.20 1 1,589 0 地図を必死で読む観光客 三重県某島にて下船した。初めて降りる島。下船したものの、地図と風景を照らし合わせて「ここはどこ、どこへ行こう、方角は・・・」と考える。『話を聞かない男 地図が読めない女』なんて本もあったが、僕は男のくせに地図を読むのが得意ではない。読
佐久島の伝統・・・ってワケじゃないんだ。「貝紫染め体験」で感じるゆるい空気とゆる文化【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.13 0 2,682 0 佐久島ゆる文化?貝紫染め体験 貝紫染め体験をやってみよう 愛知県・三河湾に浮かぶ佐久島。その休憩所、弁天サロンにやってきた。さすが夏、外は炎天下、海で泳ぐ観光客はちらほら見かけても、海辺以外ではあまり人を見かけない佐久島。こうなると、島を遊ぶ側の立場にとって
しいちゃんお手製かわいい小物、売るはご主人商売上手(佐久島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.16 1 2,779 0 佐久島発、手づくりみやげ 東側・西側に2つの集落がある佐久島。その双方を結ぶメインの通りを西の方へ向かって歩いていると、なんだかかわいらしい看板が目に入ってきた。木の看板に風鈴、ベンチ、その日はおそらく35度近いと思われる暑さだったが、なんとも涼しげだ。思わず
おばあちゃんの優しさ?刺激、病みつき、肩叩き(佐久島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.08.17 1 1,644 0 「痛ッ!!・・・くない」 バシン!!バシン!! そこそこの力を込めて叩くと想像以上に痛・・・くない。(あれっ?)これが・・・おばあちゃんの優しさ!? 1 大きく分けて東側、西側の集落に分かれる愛知の離島・佐久島。比較的穏やかな西側の中心地であり、旅の案内所や休
初島歴82年。島のばーちゃん、語る。【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.08 5 2,800 1 静岡県唯一の有人島・初島を散策中、お土産屋「やまさ」に立ち寄った。特別何が欲しいわけでもなかったが、お土産を色々と眺めるのが好きな筆者。商品を手にとっては裏面を見たり感触を確かめていた。 (初島港の風景。毎日7~12本の船が往来する。) 島のばーちゃんは何でも
手軽で優雅★初島グルメに舌鼓!【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.09 2 2,501 1 岩のり丼 熱海港から20分でアクセス可能な初島。伊豆諸島からも近く、周辺に島々も多い。色々なガイド本を眺めていたりするとすぐにわかるのだが、島が近くにたくさんあると、名産品や島のグルメなんかも似通ってくるものだ。それでも美味なものは多いのだが、やはり旅先での
硫黄島に行く。~硫黄3島クルーズ その2~ バードウォッチング【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.24 4 2,138 0 バードウォッチング 朝5時30分頃には目が覚めた。船内は消灯時間になると暗くなり、夜更かしするような理由もなくなるので素直に寝てしまう。もちろんその分早く起きるわけだが、当時お気楽大学生だった筆者には考えられないほどの早寝早起きだ。それが自然体で出来てしまうの
硫黄島に行く。~硫黄3島クルーズ その1~ 船内の風景【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.16 0 2,255 0 船内の風景 夜18時、お邪魔していた宿の食事風景を眺めつつ、父島・二見港へと向かう。小笠原諸島初日、本来ならば初日の夜は他のお客さんや島民の方々と親睦を深める時間だ。一人で島に訪れようと、見ず知らずの誰かと関わらずにはいられないのが小笠原流である。しかし、今
硫黄島に行く。~硫黄3島クルーズ~【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.15 2 2,277 1 硫黄島に行く。 硫黄島と書いて何と読むか。日本には「いおうじま」、「いおうとう」と、それぞれ同じ漢字で呼ばれ方の違う2つの島がある。ただ、おそらく多くの方が知っている『硫黄島からの手紙』で有名な硫黄島、これは正式には「いおうとう」だ。(この呼び方にまつわる
思わず感心!絶海の孤島とエコ(母島)【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.23 1 2,106 0 小笠原尽くしの“エコ”小中学校 緑に囲まれた母島小中学校 小笠原諸島・母島、母島小中学校の屋根にはソーラーパネルがついている。自家発電をし、学校で使いきれずに余った電力は東京電力に売っているらしい。そんな夢のあるうわさ話を聴いたので、村役場に電話して学校見学を
ハハジマメグロを撮りたい!(母島)【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.15 0 2,404 0 島の中じゃスズメくらいの感覚 ちゅんちゅんとさえずる小鳥に、ここまで執着したことがあっただろうか。僕はカメラを構えてじっと待つ。狙いは木陰に設置された、小鳥向けの水飲み場だ。 ちゅぴぴぴ。という鳴き声と共に、黄色と緑の鮮やかな小鳥が1羽、2羽。よし、ピントを
パッションの受粉は手作業で(母島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.06.05 1 2,593 0 「そんなに面白いなら見てく?」 母島を散策していると、どうしても南国特有の果物や野菜の農園に目が行ってしまう。グヮバやバナナ程度なら、あちらこちらと自生しているのだが、農園であれば、栽培にひと手間ふた手間と必要なものも多く、珍しさと見ごたえがある。なので、
北港で雷に追われる(母島)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.12.28 0 4,297 0 北港で雷に追われる 島の遊歩道を歩いていて雨に見舞われることは珍しくない。島の天気は変わりやすいからだ。僕は歩くときはいつもレインスーツ(キャンプ用のカッパ)を常備しているので、雨に降られる前提の準備をしてから歩く。だからこそ、「目的地への道中、引き返す」
ははじま丸でホエールウォッチング【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.07 1 2,226 0 進行方向左向け左 父島と母島を結ぶははじま丸。“はは丸”、もしくは“ホエールライナー”という愛称も。 「はは丸に乗ったら左の方向を向いてるといいよ」 小笠原滞在中、宿泊していた「農園ペンション・トムソーヤー」の主・トムさんがそんなことを言う。“はは丸”とは小笠原で
トレッキングで学ぶ小笠原と外来種【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.25 3 2,202 0 どれも可憐で美しい固有種。しかし、どこか弱々しい。 グァバの一種、キバンジロウ(別名テリハバンジロウ)。 「これはキバンジロウっていうんだけど、甘くて美味いんだよ。」 「へぇー、それがこんなにたくさん生えてて素晴らしいですね!」 「でも、こいつもさっき言った侵
おがさわら丸入港日。島は島でてんやわんや!【旅レポ】 tanoshimasan 2013.01.16 1 2,228 0 これから南の島の楽園タイムが始まる 穏やかに晴れた日の父島。やはり、晴れていると嬉しい。 「遊びは終わりだ。」 島内に鳴り響いた汽笛はそう告げているかのようだった。父島に訪れる週に1便の定期船・おがさわら丸。小笠原諸島への唯一の交通手段であるばかりか、食糧や物
ガラガラの小笠原高校。避難所生活を楽しむ。(小笠原諸島・台風シリーズその3)【旅レポ】 tanoshimasan 2013.02.20 0 6,196 0 (小笠原諸島・台風シリーズ) その1>その2>その3>その4 「小笠原に台風が上陸するらしい。」 小笠原諸島に滞在中の2009年9月16日、そんなニュースが舞い込んできた。定期船は台風が通過するまで欠航が決定。本州から1000km離れた小笠原の地で、台風をしのぐことになっ
大型で非常に強い台風。「やることがない・・・」(小笠原諸島・台風シリーズその2)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.25 1 2,898 0 (小笠原諸島・台風シリーズ) その1>その2>その3>その4 「小笠原に台風が上陸するらしい。」 小笠原諸島に滞在中の2009年9月16日、そんなニュースが舞い込んできた。定期船は台風が通過するまで欠航が決定。本州から1000km離れた小笠原の地で、台風をしのぐことになっ
台風が来た!母島名物・激辛「島カレー」を急いで食べて涙目。(小笠原諸島・台風シリーズその1)【旅レポ】 tanoshimasan 2012.05.10 2 3,336 0 (小笠原諸島・台風シリーズ) その1>その2>その3>その4 「小笠原に台風が上陸するらしい。」 小笠原諸島に滞在中の2009年9月16日、そんなニュースが舞い込んできた。定期船は台風が通過するまで欠航が決定。本州から1000km離れた小笠原の地で、台風をしのぐことになっ
【島あそび】素潜り tanoshimasan 2012.08.03 0 1,834 0 素潜りとは・・・ 「海で泳ぐ」・・・と言うと、大体の人が、砂浜のあるビーチで浮き輪を持ってぷかぷか浮かんだり、ちょこっと平泳ぎやクロールであっちこっち行ったり・・・と、想像するでしょう。 素潜りも同じく「海で泳ぐ」ことに他なりません。ただひとつ、決定的に違う
島寿司(べっこう寿司) - 伊豆諸島、小笠原諸島【島の郷土料理】 tanoshimasan 2012.08.31 3 5,346 0 郷土料理。素朴で目立たず、だけど、うまい。地域おこしのために誕生する「ご当地グルメ」とはちょっと違う。昔から存在して、どこの家庭でも作られる料理。 島寿司(べっこう寿司) (真ん中が島寿司) わさびじゃなく、からしで握る島流 レシピにする必要が無いほどに簡単。