【島あそび】素潜り

tanoshimasan

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素潜りとは・・・

 「海で泳ぐ」・・・と言うと、大体の人が、砂浜のあるビーチで浮き輪を持ってぷかぷか浮かんだり、ちょこっと平泳ぎやクロールであっちこっち行ったり・・・と、想像するでしょう。 素潜りも同じく「海で泳ぐ」ことに他なりません。ただひとつ、決定的に違うのは名前のとおり、深く潜っていくということです。いわゆる平泳ぎやクロールで泳げる人は多いですが、潜るとなるとまた別。プールや砂浜では経験できないためか、意外と潜れない人は多いようです。

海の世界がワンランク広がる!「素潜り」 

しかし、しかし、潜れるようになると、「それまで知っていた海はなんだったのか!」というレベルです。水深が下がると見れる魚も違うばかりか、場所によっては魚や貝、たこやうになど獲って帰ることだってできます。自分も魚ではないかと思えてしまうほど。実際、この遊びを覚えてしまったおかげで、病的なまでに素潜りにハマってしまった人を何人も見てきました。 そして何より、お金がかからない点も魅力。同じく海を潜るダイビングは重たい機材を背負う上に、一日でも遊べば1万5000円~2万円程度かかります。たしかにダイビングは「水中でも息が続く」という、通常ではありえないメリットがあります。しかし素潜りもコツさえ掴めば、潜った先で写真を撮ったり、魚を捕らえるくらいはなんてことありません!

未知の水深

イルカを追いかけて潜っていったり・・・

魚獲り

魚を捕まえて、定番のあのセリフを言ってみたり・・・(写真はたこですが)

バブルリング 

うまく息を吐けばバブルリングを作れたり・・・それを眺めることが出来るのも素潜りだからこそ。

(写真は筆者のバブルリングですが、あまり上手くありません。)

意外と簡単?素潜り

 ・・・とは言え、潜ると不安は付き物です。耳抜きができるか、息が続くか、得体の知れないおどろおどろしい生物に引っ張られないか・・・などなど。まずは少しずつ潜っていってコツを掴む必要があります。

耳抜き

水深が深くなるにつれ、水圧がかかって耳に違和感を感じるようになります。ここで耳抜きができれば何の問題もありませんが、耳抜きをせずに潜り続けるとさすがに痛い。小刻みに耳抜きをしてゆっくり潜りましょう。以下、簡単な耳抜き法です。

1.口を閉じ、鼻をつまんで鼻から息を出そうとする。(行き場のない空気が鼓膜を叩いて耳抜きします。ただし優しく!)
2.あごを動かす。(なるべく耳に近いあごの根元から。)
3.つばを飲み込む。
4.なんだからからないけど、勝手に抜けている。(まれにそういう人もいます。)

※ 痛いと感じる前、早め早めに耳抜きをすること。体調不良時は耳が抜けにくくなるようです。潜る前は体調を整えて。 

息を続けるには

そんなこと言っても苦しいし・・・、息が続くにも限度はあります。しかし、鍛錬とコツで少しは長く効率的に泳げるようになるもの。初歩的なコツは以下。

1.無駄な動きをしない。(酸素をむやみに消費しない。心がけるだけでかなり違います。)
2.大きくゆっくり動く。
3.まっすぐ進む。
4.息を止める練習。(水中で静止した状態で息を止める。慣れてくると時間も伸びます。しかし、無理は厳禁!) 

よく言われるのは、「ゆっくり、まっすぐ、力強く」。意識してみましょう。

以上のコツで、頑張れば5~10m前後は潜れるかと思います。ですが、本当の玄人ともなれば平気で一人30~40m程度潜ってしまいます。そこまでを目指す人はそのテの方から学ぶようにしましょう!ちなみに世界レベルだと水深115mという記録があるんだとか・・・!!!これは人類史上5名しか達成していないようです。日本人ではフリーダイバーの篠宮龍三氏がこの記録を達成しています。すごい・・・。

 そこまで挑戦するかしないかは別にして、相手は大自然です。何が起こるかわかりません。くれぐれも無理はしないこと!

注意点

最後になりますが、注意点をいくつか。

1.海には漁業権があります。
  どんな場所で魚を捕って良いわけでもなく、規則に乗っ取る必要があるのは言うまでもありません。
  また、場所によっては潜ってはいけない場所もあります。

2.海の荒れている日には潜らない。
  これも必ず守りましょう。波は見た目こそ緩やかですが、パワフルです。
  泳ぎが得意であっても、溺れてしまうことだってあります。

3.パートナーとともに。
  15m以上の、ある程度本格的な深さに挑む場合、1人は避けたほうが無難です。

※万が一のトラブルやケガを負われた際、責任は負いかねます。

正しく守れば、問題はありませんが、基本的には自己責任です。節度を持って楽しみましょう。

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