2代目「がんばろう!石巻」看板(2016年7月) iRyota25 2016.07.08 4 3,335 0 「新しい看板が、被災者を励ますという当初の思いを踏襲しつつ、次の世代の子どもに震災を伝える存在になればいい」(河北新報2016年04月12日) これは震災の1カ月後の2011年4月11日、石巻市の高台から見下ろせる自宅跡地に「がんばろう!石巻」の看板を設置した、石巻市の黒
岩手県最大規模の災害公営住宅オープンへ iRyota25 2016.07.08 6 3,875 0 このごろ陸前高田では、「栃ヶ沢にできる新しい公営住宅に入居するのよ」という嬉しそうな言葉が仮設住宅などで時々聞かれる。近々入居が始まる予定の「災害公営住宅(陸前高田市栃ヶ沢地区)」は、9階建て2棟合計戸数301戸の大きな復興住宅。その建物は見上げるばかり。壮観
【伝える】石巻市復興まちづくり情報交流館「雄勝館」 iRyota25 2016.07.08 6 2,190 0 6月に雄勝に行った時にはあいにく休館日だった「石巻市復興まちづくり情報交流館 雄勝館」に行ってみた。場所は旧雄勝小学校から300mほど。5月末に移転した仮設商店街「おがつ店こ屋街」のすぐ近くだ。 情報交流館は管理棟、展示棟、交流棟、そして交流テラスの4つのパートか
笹かまぼこだけじゃない老舗「粟野蒲鉾店」(石巻) yumenoshippo01 2016.07.08 3 3,836 0 活きのいい魚がたくさん水揚げされる石巻市や女川町には、笹かまぼこの名店は数々あれど、地元の人たちが「おいしい」と口を揃えるお店のひとつが石巻市中央町の粟野蒲鉾店。 もちろん笹かまぼこが旨いのは言うまでもありませんが、揚げ蒲鉾やカステラ蒲鉾もおすすめです。 昭
【ご注意ください】南三陸町防災庁舎へのルートが変わっています yumenoshippo01 2016.07.08 2 3,385 0 かさ上げ工事が進む津波被災地では頻繁に道路の付け替えが行われます。津波の悲劇を伝える場所として多くの人が訪れる南三陸町の防災対策庁舎周辺も例外ではありません。 つい数カ月前までは、津波被害と防災を伝えるため保存されることになっている高野会館前から、かさ上げ
「建物は残します」米沢商会さんの言葉(陸前高田) iRyota25 2016.07.01 7 4,758 0 かさ上げ工事が進む陸前高田の町並み。2013年、被災地に残されていた建物の多くが撤去されていく中、そのビルは高田の町のランドマークのような存在になっていた。しかし、巨大ベルトコンベアによる大規模なかさ上げ工事が進められる陸前高田の町で、3階建てのそのビルは盛土
陸前高田「都市計画」住民説明会 iRyota25 2016.07.01 6 2,492 0 陸前高田市役が現在進めている都市計画について、変更事項の住民説明会が開催された。 説明会の主な内容は、沿岸部から高台を結ぶ避難道路でもある「シンボルロード」の規模縮小とかさ上げ工事現場での建物建設開始見込み、さらに湾岸部を走る国道45号線のかさ上げ工事につい
【熊本地震】長引く避難生活と懸念される食事の栄養バランス sKenji 2016.06.30 3 2,597 0 熊本地震の発生からおよそ2カ月半が経ちます。地震関連の報道が減ってきているなか、避難生活を送られている方々のことが気がかりです。 6月29日の時点で、5,979人(※熊本県WEBサイト公表資料による)の方が269箇所の避難所で避難生活を送られています。 テントや小屋で避難生
地震の揺れの大きさは震度だけではわからない。住宅選びは地盤も重要 sKenji 2016.06.28 1 2,225 0 熊本地震の揺れと地盤の関係を調査している産業技術総合研究所と新潟大学の研究グループによると、火山灰が積もった軟弱な地盤では、 場所により地震の揺れが1.5倍前後大きくなった可能性があることがわかったそうです。 熊本地震 火山灰の軟弱地盤で揺れ1.5倍に増幅か/熊本
長須賀「つながりビーチ 子ども海広場」夏へ! iRyota25 2016.06.25 4 2,383 0 宮城県で一番美しいビーチと呼ばれた南三陸町の長須賀の浜辺。今年も海水浴シーズンが近づいてきた。大津波の後、地元の子どもたちと、全国から集まったボランティアの手で整備されて復活した長須賀のビーチが、夏の海開きに向けて動き始めている。 あいにくの小雨まじりの曇
【津波避難】女将が生き延びた宝来館の避難路 iRyota25 2016.06.24 5 9,867 0 海岸から溢れた津波が旅館の駐車場に迫る。一度は避難したのに、近所の方を心配して山を下りた女将に、「逃げろー!」高台に避難した人たちの絶叫のような声が響く。津波到来時の動画で日本中の人に知られることになった釜石市根浜海岸の料理宿「宝来館」。再建なった旅館の裏
未来への伝言「越喜来の潮目」の2016年6月 iRyota25 2016.06.24 7 5,414 0 この日も越喜来の「潮目」は健在だ。潮目はまるで秘密基地のような場所。高い塔が空に向かって背伸びする。ジャバラパイプの滑り台がある。ボートを使ったブランコがある。建物の中には秘密のトンネルもある。 まるで子どもたちの夢を形にしたみたいな秘密基地のほぼすべてが
【日本一海水浴場に近い駅】大谷海岸のホヤおにぎり「潮の香りが沁みる」 iRyota25 2016.06.24 7 3,994 0 海辺の道の駅の仮設の直売所でホヤおにぎりとホタテおにぎりに出会った。ここは気仙沼市の南、大谷海岸の道の駅。 震災から5年、2016年6月、海辺の道の駅に流れる時間 ここには白く長い砂浜と松原で知られた大谷海岸の海水浴場があった。砂浜に並行した国道45号線との間には、
【遺構と記憶】津波に立ち向かい、未来を見つめる龍の松 iRyota25 2016.06.23 5 2,940 0 その松は今日も岩井崎に立っている。 からだをよじ曲げるようにして、しかしすっくと頭を上げて海に向かって立っている。ここは気仙沼市階上(はしかみ)の岩井崎。太平洋に突き出した芝と松林が美しい景勝地として震災前から知られてきた。とくに岬の先端にある潮吹岩は有名
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(3)北海道新幹線開通で iRyota25 2016.06.22 4 2,100 0 陸前高田の奇跡の一本松は、復興工事の工事現場の先にあるので、そこまでは歩いて行かなければならない。起点となるのは一本松茶屋のある「一本松駐車場」。 ここには乗用車だけでなく、被災地ツアーの観光バスもたくさんやってくる。 梅雨の合間のカンカン照りの日曜日、日陰
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(2)奇跡の一本松 iRyota25 2016.06.22 2 2,372 0 復興工事がおおむねお休みの日曜日でも、陸前高田の海沿いは砂埃が風に舞う。それでも今日もたくさんの人たちが、一本だけ残った奇跡の一本松目指して歩いていく。 団体の人も、家族連れも、仲好さそうなカップルも。むき出しの造成地に日差しが照りつけ、砂埃が舞う中を、あ
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(1)大槌町役場旧庁舎 iRyota25 2016.06.21 2 2,283 0 梅雨時に奇跡的に晴れた日曜日、岩手県大槌町で震災遺構として保存されている町役場の旧庁舎前には、たくさんの若者たちの姿があった。 ひとりひとり、あるいは2、3人のグループになって、パネルに囲まれた大槌町役場の遺構の周辺を歩き回りながら、写真を撮ったり、何かに見
【熊本地震】依然、続いているエコノミークラス症候群の危険性について sKenji 2016.06.21 1 2,320 0 先日、衝撃的なニュースを目にしました。熊本地震の避難者2,000人余りを検診した結果、およそ1割の方に「エコノミークラス症候群」を引き起こすおそれのある血栓が見つかったというのです。 避難者の1割に血栓 エコノミークラス症候群起こすおそれ(NHKニュース&スポーツgoo
陸前高田の月が見ている iRyota25 2016.06.21 4 1,419 0 国道45号線沿いの旧道の駅タピック45。14.5メートルの津波に襲われた場所を月が見ていた。14.5メートルの表示を斜めに照らすように。 あの日から月が2000回近くもめぐった夕べ。 月は陸前高田のこの場所だけでなく、日本中、そして世界中のどの場所でも等しく同じ数だけめぐり
お茶うけに「弁慶力餅」山歩きの行動食にもどうぞ iRyota25 2016.06.20 4 3,154 0 岩手県在住の知人を山歩きに誘ったら、その日は都合が悪いからゴメン。代わりにって訳じゃないが、山にこれ持ってけとお菓子を頂いた。 最近、各地で熊出没のニュースが相次いでいるので、ひとりでの山歩きは少しびくびくものだったのだが、最初の休憩でそういえば…と頂いたお
【壊されゆくもの・つくられるもの】幽玄の矢作駅 iRyota25 2016.06.20 4 2,494 0 大船渡市の盛駅から岩手県内陸の一関を結ぶJR線は、盛駅を出発すると陸前高田駅付近まで内湾や半島部を縫うように走った後、海辺を離れ山あいの路線になる。JR矢作(やはぎ)駅は陸前高田から2つ目の駅。 矢作は、仙台藩の時代から陸前高田と一関を結んでいた今泉街道沿いの集
かさ上げされた盛土の上の別世界 iRyota25 2016.06.20 4 7,402 0 津波被害を受けた地域では、これから先の津波災害に対処するため、各地でかさ上げ工事が進められている。かさ上げとは、他の場所から土を持ってきて土地を高くすること。大げさな言い方をすれば、高い所から低い場所へという自然の摂理に抗って行われる、人類ならではの地球改
海辺の地をゆく「陸前高田市・脇之沢」2016年6月12日 iRyota25 2016.06.20 4 2,418 0 陸前高田といえば「奇跡の一本松」のイメージが定着している。一本松の背後には現在、巨大な防潮堤の工事が進められている。気仙川から浜田川に至る約1.9kmの第二線堤と呼ばれる防潮堤の工事はすでに最終盤だ。 一本松を西側、気仙川の対岸から眺めると、一本松の海沿いに高い
【壊されゆくもの・つくられるもの】大船渡プラザホテル iRyota25 2016.06.19 1 5,371 0 解体が始まるとあっという間だ。1週間ほど前にはまだかつての面影が残されていたが、もはや外壁も一面を残すばかり。 復興の象徴でもあった明るい茶色のホテル 解体が進められている建物の名は、大船渡プラザホテル。震災前から大船渡市民に親しまれてきたが、2011年3月11日の
一本松をうたいあげる歌碑「孤松巌上」 iRyota25 2016.06.19 3 3,177 0 震災遺構として保存されている陸前高田市の旧道の駅「タピック45」前広場に、奇跡の一本松を歌い上げる歌碑「孤松巌上」が設置された。 「孤松巌上」は陸前高田市出身の歌手、千昌夫が2011年に発表した「いっぽんの松」を作曲した船村徹氏の揮毫によるもの。 歌碑の台座には「