2016年3月11日(金) ~今朝の私の気持ち~ onagawa986 2016.03.11 9 2,393 0 「わすれない」? 「風化させない」? 「被災地を忘れないで」? どうか皆さん、教えて欲しい 【何を どうすれば 忘れられるんですか?】 時間が解決するって言ってたよね? 【どうして時間を重ねれば、重ねるほど、色濃くなっていくの?】 きっと来年も再来年も同じ気持ちな
震災から5年【変わったもの・変わらないもの】 onagawa986 2016.03.08 12 3,117 0 ≪あの東日本大震災から5年がたちました、被災地の現状はどうなっているのか??・・・≫ 3月に入ったらこのような報道特別番組のCMをよく耳にします。 そうか、あの日から5年もたったのか・・・ それもそのはず 震災当時、小学1年生だった息子は再来週小学校を卒業します。 高
3月11日、やはり雪が降る・・・ onagawa986 2015.03.11 7 2,218 8 2015年3月11日 「やっぱり雪が降るのか…」 今朝の石巻はうっすら雪が降り積もっている 雪交じりのグレーの空は 不安と恐怖しかなかったあの日の、あの時間へ 一瞬で巻き戻してくれる 津波が来た後 石巻は1~2時間吹雪いた 神も仏も無いのかと 真っ白い世界の前に立ちすくんだ
2011年3月3日 ひなまつり onagawa986 2015.03.04 9 2,279 2 お雛様の前でにっこり笑うこの子は私の娘、当時小学3年生 私の実家のぴいちゃん(曾祖母)に買ってもらったオルゴール付の雛飾りと一緒に まんまるほっぺをピンクにさせて シャッターを切り私は携帯のカメラにそのまんまるほっぺを収めた 写真の日付は「2011年3月3日」 そう、
「震災歌集・地津震波」へのプロローグ onagawa986 2014.08.05 9 3,074 0 女川町役場での偶然の出会い 私はその老夫婦に見覚えがあった。 その日は被災者向けの所得税の特別減税の申請をしに女川第二小学校を訪れていた。 全壊した役場の機能は、小学校の使用されていない教室へとすっかり移されていた。 朝早くに出たつもりではいたが、やはり長蛇の
わがままかな? 新居に入れてもやっぱり元の家へ戻りたい onagawa986 2014.06.23 7 2,491 2 被災直後は、雨風しのげる屋根のある避難所へ入りたい 避難所では、仮設住宅に早く入りたい 仮設では、小さくても自分の家に住みたい 新居では… 「やっぱり元の家に戻りたい」 ボロでもいい 狭くてもいい 震災前の、家族の思い出が沢山詰まった あの家に帰りたい 3月11日の
サプライズ大成功!!! onagawa986 2014.06.13 6 3,425 0 みなとまちセラミカ工房のタイルに愛を込めて… 本日、うれしいプレゼントが届きました。女川のタイルです。思いがけずほんとにうれしかった。。。しかもうれしいお手紙が、、思わず泣いてしまいました。ふんばろうを通じてお付き合いが始まりました。初めは押入れ整理の毛糸を
そうだ!今日は宮城県民防災の日だ! onagawa986 2014.06.12 4 2,356 2 36年前の宮城県沖地震について 昨日は東日本大震災、発生から3年と3カ月。 そして今日は県民防災の日。 36年前の1978年6月12日17時14分に発生した宮城県沖地震によるものだ。 36年前…当時2歳だった私(即座に計算しないように!) 夕方の子ども番組をつけておけば一人で喜んで
震災を経験して(9)「苛酷を極めた大規模避難所での食糧事情」 onagawa986 2014.05.16 9 5,180 0 ママ友への7つの質問の答に言葉を失った 「震災の話したら一晩では語り尽くせない」 よくママ友との間で出るセリフです。 集まったときのおしゃべりの中でふいに出る震災の話。 東日本大震災で被災した一人一人に事件や物語、一家のストーリーが有ります。 被災した者同士、あ
震災を経験して(8)「何が欲しい?に返ってきた答え」 onagawa986 2014.05.10 9 3,940 0 ガレキの中の宝探し 震災後しばらく会社も学校も休みとなり、ガソリンを入手しては女川へ通うという日々が続いた。 り災証明、減税の申請…何かと役場へ行かねばならない用事も出てきた。 国道を塞ぐように横倒しになった我が家は重機によりバッキバキにへし折られ、無残な姿で
震災を経験して(7)「偉大なる五右衛門風呂」 onagawa986 2014.05.02 8 3,148 0 産まれながらの五右衛門風呂育ち 私の実家ではいまだに五右衛門風呂が現役で活躍している。 小さい頃から入ってるので風呂とはこういうもんだとばかり思っていた。 家の外に建つおんぼろ小屋、火をくべると立ち上る炎の先には丸い鉄ガマの底。 外壁はススだらけで手を付いた日
震災を経験して(6)「もう誰にも話しかけるな」 onagawa986 2014.04.24 9 3,318 0 女川入りした私たちを待ち受けていたもの やっとの想いで女川へ帰れたのは 3/13(日)午前のことだった 女川は消えていた 至る所に”そこに有るはずの無いもの”がある ビルの屋上にはひっくり返った乗用車 電信柱のてっぺんにぶら下がる家庭用プロパンガスボンベ 山の斜面に突
震災を経験して(5)「きのう銀行の窓口で・・・」 onagawa986 2014.04.17 7 2,501 0 「那須野さんって新聞のコラム書いていた方ですよね? 文章がすごくお上手で毎回読ませて頂いてましたよ。大変な経験されましたね、頑張ってください!」 きのう銀行窓口で名前を記入した用紙を見せた途端、担当の女性行員からこのように声掛けされ、あまりの出来事に面食らっ
震災を経験して(4)「いちばん悔しかったこと」 onagawa986 2014.03.25 8 2,918 0 いろいろ辛いことがありすぎて 涙を流すことも忘れてしまった3月11日以降 この話を聞いたとき なんだか、とてつもなく悔しくてくやしくて 体中の血が逆流するようにカーっとなって はじめて泣いた 私の3番目の息子 震災当時2歳半、オムツをつけていた お義母さんは自宅玄
震災を経験して(3)「とんびの兄ちゃんは生きていた!」 onagawa986 2014.03.13 8 3,138 0 とんびで大渋滞! 朝の通勤ルート、女川から石巻市の魚町へ入り日和大橋へ向かうと、原因不明の渋滞につかまった。 女川から石巻市への道は必ず北上川を越えなければならない。 橋は海側から順番に「日和大橋」「内海橋」「石巻大橋」「開北橋」それに南境に新しく作られた北
震災を経験して(2)「女川第二小学校のがんばり坂」 onagawa986 2014.03.06 6 3,420 0 まるで二小のためにつくられた曲! 「お母さん!今日ね校内放送で”学校坂道”が流れたんだよ!曲が始まった瞬間に凜ちゃんとバっと顔を見合わせちゃったよ」 学校坂道とは子供が通っていた女川第二小学校で、校歌の次によく歌われていた曲です。 私はてっきり女川二小のために
息子の修学旅行先について物申す! onagawa986 2014.02.27 7 3,256 5 どうして福島を避ける!? 春に5年生になる息子が、先日行われた修学旅行先のアンケート結果を持ってきた。その結果を見て絶句した! 「どうして修学旅行先が福島じゃないんだ~!!!?」 宮城県の小学校の修学旅行先は昔から福島県は会津若松市と決まっている。 私もダンナ
震災を経験して(1)「不幸中の幸いだった我が家の再建事情」 onagawa986 2014.02.27 9 3,330 0 ありえない早さで自宅を再建できた理由 我が家は2011年中に自宅を再建することが出来ました。 しかも「土地が無い! 土地が無い!」騒がれている石巻市で。 なぜか? 大金持ちで金に物言わせて買ったのか? イヤイヤ、我が家は夫婦のけっして多いとは言えない給料でカツカツの
つつじ野 第9回「未来へ向けて」 onagawa986 2014.01.23 8 3,099 0 石巻震災復興ネットワークと化粧品ブランドランコムの協力のもと企画された「アイズフォーフューチャーbyランコム」という講座へ通う機会に恵まれました。復興が進む石巻の女性を外面・内面からもっと輝かせ、社会参画へのモチベーションを上げることを目的とし、石巻に住む年
つつじ野 第8回「夢」 onagawa986 2014.01.16 8 2,576 2 皆さんは毎日夢をみますか? 私は必ず毎日みます。白黒の夢を見る方もいるそうですね。私の夢は必ずカラー映像なので聞いて驚きました。 夢を見る仕組みは、体が休んでいる状態なのに頭が覚醒している状態のとき、その日にあった出来事を頭が整理しているからとも言われていま
つつじ野 第7回「性格真逆夫婦」 onagawa986 2014.01.09 7 2,964 5 先日、主人から唐突に「なんで俺と結婚したの?」と質問され、しばし沈黙。黙り込むな~! と突っ込みを入れられつつ出てきた答えは、「性格が真逆だから?かな」 私は新しいこと興味のあることは何でもやってみたい。初対面の方とも気軽に話せる。外へ出るの大好き。楽天家で
つつじ野 第6回「女川への思い」 onagawa986 2014.01.02 7 2,874 0 「オレの心は女川にある」 息子の口から出た言葉です。 女川から石巻に転校して出来たお友達のお母さんが「息子さんこう言ってたんだよ」とこっそり教えてくれたのです。驚きました。 震災当時まだ一年生だった息子は、帰りの会が行われる教室で激震に遭いました。 「机の下に
つつじ野 第5回「震災体験-4」 onagawa986 2013.12.26 4 3,044 0 家族を助けに女川へ行くには車が必要でした。歩くのもやっとの祖父母と2歳の末っ子がいたからです。震災2日後の早朝、桃生の避難所から意を決してヒッチハイク。運良く停まってくれた1台目の車が、実家近くまで行くと快く乗せてくれました。 実家へ駈け込むと、驚いた父が「女
つつじ野 第4回「震災体験-3」 onagawa986 2013.12.19 5 3,366 0 主人は生きていました。海と化した会社近くの建物の屋根の上で、吹雪の中滑り落ちまいと必死に耐えていました。 周囲には同じく会社の駐車場から車ごと流された人が何人もいました。北上運河の堤に一番近い建物の屋根に逃げていた2人は、付近にいた消防隊に助けを求め、梯子で
つつじ野 第3回「震災体験-2」 onagawa986 2013.12.12 5 2,762 0 地震直後、三陸道・石巻河南インターを下りると辺り一帯は既に大渋滞。停電ですべての信号が機能していませんでした。上司の家族を心配し、石巻赤十字病院近くのアパートへ向かいました。その道中、何十回とリダイヤルした主人の携帯に初めてやっと繋がりました。 無事を確認