スズメバチの巣と戦争の心理 iRyota25 2016.12.09 3 2,239 0 紙のルーツには諸説あるが、日本の和紙は人々が自然界の生き物に学んだのが始まりだという。岩手県花巻市に300年以上も前から伝わる成島和紙の工芸館館長さんがFMラジオのインタビュー番組で語っていた。自然界の生き物とはスズメバチ。 スズメバチやアシナガバチの巣は、木の
【神宮大会】東海王者静高の相手は清宮くんの早実に決定! doraemon 2016.11.06 2 2,260 0 静岡県3位出場ながら、常に安定した戦いで東海大会を制した静岡高校。 次の舞台となる『第47回明治神宮野球大会』の組み合わせが決定しました。 神宮大会までの道のりは険しい 『神宮大会』は高校生の部と大学生の部があります。今回は高校生の部を説明します。高校生の部は神
艦砲射撃を知っていますか? iRyota25 2016.08.11 6 5,502 0 1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下されたその日、岩手県釜石市には鉄の雨が降り、多くの命が失われた。 第二次世界大戦中に就役したアメリカの戦艦3隻を主幹とする第34.8.1任務隊にイギリスの巡洋艦を加えた艦隊が、この日12時47分からおよそ2時間に渡って釜石市に砲撃を加
【世界一周の旅 Vol.50】魅惑のコバルトブルーに吸い込まれてしまいそう――。中国・九寨溝 sKenji 2016.07.01 2 3,440 0 大小の無数の湖が広がる中国・四川省の九寨溝(きゅうさいこう)。その吸い込まれそうなコバルトブルーの水の色は「美しい」を通り越し、魅惑的ですらあります。北京を後にし、ラオスへ入国する前にちょっと立ち寄ったのが、この九寨溝でした。 九寨溝について。魅惑の水の色
【世界一周の旅 Vol.49】悠久の歴史を感じることができる、中国の北京 sKenji 2016.06.23 1 3,059 0 モンゴルを後にして向かったのが北京です。この中国の首都には以前から訪れたかった場所があります。「紫禁城(※現在は故宮博物院)」です。 紫禁城は明と清の2つの王朝において、24人の皇帝が492年という長きに渡って暮らしていた皇城です。北京に到着してまず最初に向かった
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(3)北海道新幹線開通で iRyota25 2016.06.22 4 1,977 0 陸前高田の奇跡の一本松は、復興工事の工事現場の先にあるので、そこまでは歩いて行かなければならない。起点となるのは一本松茶屋のある「一本松駐車場」。 ここには乗用車だけでなく、被災地ツアーの観光バスもたくさんやってくる。 梅雨の合間のカンカン照りの日曜日、日陰
【妄想世界一周 Vol.8】イスラム建築が美しい、サマルカンドへ sKenji 2016.06.20 3 2,542 0 シルクロードの中心都市のひとつであり、その見事なタイルの色から「青の都」と称されるウズベキスタンのサマルカンドは、中央アジア諸国のなかでも最も訪れたい場所です。 サマルカンドの歴史について サマルカンドは長い歴史を誇る街です。紀元前4世紀のアレクサンダー大王
【世界一周の旅 Vol.47】「素朴さ」と「のどかさ」が魅力のラオス sKenji 2016.06.09 2 1,863 0 国民の約8割が農業に携わっているという農業国、ラオス。国土の7割は山岳地域が占めています。豊かな自然の中をアジアの大河・メコン川がゆったりと流れる心安らぐ国です。そのラオスには、中国からタイを目指す途中に寄りました。 心安らぐ国・ラオスを象徴するような街、ル
【妄想世界一周 Vol.6】夕日を浴びる世界屈指の仏教建築群を見るために「バガン」へ sKenji 2016.06.08 2 1,432 0 ミャンマーのバガンは、世界屈指の規模を誇る仏教建築群で知られています。数千とも言われる寺院が平原に点在する幻想的な光景は、ぜひ一度は見ておきたい風景です。 カトマンズからバガンへ 昔、ミャンマーへの入国は空路しかありませんでした。そのためタイからインド(もし
【遺構と記憶】原爆を投下されなかった町 iRyota25 2016.06.06 7 5,918 0 その町には20世紀の終わり頃まで、戦前の軍需工場が残っていた。私が通った小学校はそのすぐ隣にあり、小学校に面する北よりの地域はちょうど小学生だった1970年代初頭に解体工事が進められ、跡地には公園や行政機関の建物が建設されたが、より南側の地域は80年代まで残されて
【妄想世界一周 Vol.4】世界一高い所を走る鉄道で天空の都へ sKenji 2016.06.03 4 2,131 0 「荒涼とした大自然」と「独自の宗教&文化」が魅力のチベット。そのチベットへ鉄道で行くことに憧れます♪ 青蔵鉄道でチベットへ☆ 「なぜ、鉄道で行きたいのか?」 それは中国・青海省の西寧からチベットのラサへ行く青蔵鉄道が、世界で最も高い場所を走っているからです。富士
【妄想世界一周 Vol.3】まるでCGのような世界が広がる、武陵源 sKenji 2016.05.31 2 1,759 0 中国の湖南省にある武陵源は、数え切れないほどの絶景や世界遺産がある同国でも屈指の自然景観を誇るスポットです。 天を突くような奇岩が乱立するその光景は、人間の想像力を越えた、まさに地球が生み出した壮大な造形物。たった一枚の写真だけで「ここへ行ってみたい!」、
大量殺戮兵器としての機関銃 iRyota25 2016.05.30 5 3,564 0 核なき世界を標榜するオバマ大統領は、広島平和記念公園でのスピーチで、核廃絶のみならず人類自体のマインドセットを変える必要があると訴えた。ありきたりなライフルや爆発物でさえ、恐ろしい規模の暴力を引き起こすのだと。 この発言を取り上げて、核廃絶への具体的な行動
ヒロシマからの道「2016年5月27日、焦土に咲いたもうひとつの花」 iRyota25 2016.05.27 4 2,057 0 オバマ大統領のヒロシマでのスピーチが続いている。 「核兵器をなくすだけでは十分ではありません。たとえ粗末なライフルや爆発物であっても、人が人を殺傷するということ。私たちは私たちのマインドセットを変えなければなりません。私たちが過去に犯してきた過去から学ぶこ
【妄想世界一周 Vol.2】中国の伝統的な街並みが残る、鳳凰古城 sKenji 2016.05.26 1 3,436 0 旅立ちは船で! 日本からまず最初に向かうのは中国です。 普通は成田や羽田、もしくは関西や中部などの空港から飛行機でひとっ飛びかもしれませんが、長旅の出だしは重要。そのため、旅情を感じる海路での旅立ちに惹かれます。 中国との航路は大阪と上海を週に2便、蘇州号と新
【妄想世界一周 Vol.1】もし、2周目を行くならば…… sKenji 2016.05.26 1 1,440 0 もう、11年以上前のことです。旅行が好きだった私は、かねてから憧れていた世界一周の旅に出ました。 約1年2ヶ月ほどかけて南米、アフリカ、中東、ヨーロッパ、アジアなどを旅行したのです。この旅行で行ってみたいと思っていた場所は概ね訪れた”つもり"でいました。 しかし、
ヒロシマからの道「原爆ドームへの道」 iRyota25 2016.05.11 5 8,636 0 2016年5月10日、アメリカのバラク・オバマ大統領が、現職のアメリカ大統領として初めて被爆地ヒロシマを訪れることになったというニュースが世界を駆け巡りました。 ニュースでは「広島平和公園を訪問」と伝えられるだけで、具体的な訪問スケジュールは明らかにされていません
ちょっとそこまでチョコ買いに(4) akaheru 2016.04.10 4 1,783 0 前回までのあらすじ バレンタインデーのお返しを購入すべく、香港→マカオ→中国と1日で渡り歩くもいまだ収穫なし。手ぶらで帰るわけにはいかない! チョコを探しつつマカオを後にします 中国の珠海からマカオに戻った私。小腹も空いてきたので、ひとまずフェリー乗り場に早めに
【世界一周の旅 Vol.31】かけがえのない人類の遺産、シリアのパルミラ遺跡 sKenji 2016.04.06 2 2,553 0 エルサレムからヨルダンの首都・アンマンに戻った私はシリアへ向いました。 シリアは現在、内戦中のために入国することはできません。しかし、私が訪れた11年前は旅行することができたのです。 シリアで一番の見どころは、なんと言ってもパルミラ遺跡です。同国における観光の
ちょっとそこまでチョコ買いに(3) akaheru 2016.04.02 7 2,065 0 前回までのあらすじ ホワイトデーに渡すチョコを買いにちょこっと香港からマカオにわたった私。カジノでの壮絶な闘いを終え、再び街でチョコを探していたところ、すぐそこに中国の珠海という都市があることに気が付く。勢いに任せて中国本土へ上陸することに。 いざ、国境超え
バウムクーヘンに焼きこまれた物語[ドイツと日本・戦争・原爆ドーム・震災・空襲・そして変わらぬ美味しさ] iRyota25 2016.03.25 12 3,875 0 「ドイツ菓子の王様」と呼ばれるバウムクーヘン。日本で最初に焼いたのはユーハイムの創始者でドイツ人のカール・ユーハイム。彼と彼の妻エリーゼ、そして彼らが作り続けてきたバウムクーヘンには、日本とドイツ、そして20世紀の歴史を映し出す物語があるのです。 ユーハイム
ちょっとそこまでチョコ買いに(2) akaheru 2016.03.19 9 1,941 0 前回までのあらすじ 0泊の弾丸ツアーに出かけた私。香港に到着後、遭難しかけながらもなんとか目的のお店に到着。本格飲茶の朝食をたしなんだ後、フェリーでマカオに上陸しました! マカオの中心地へ移動です。 フェリーでマカオ到着。入国審査を抜けた後の、フェリーターミ
津波実話・悲話・奇譚。繰り返される物語 iRyota25 2016.03.04 3 7,131 0 これからご紹介する物語がいつの出来事だったのか、読んで想像してみてほしい。 濁流の中に病身の兄を護る 下閉伊郡山田町の佐藤コツルさん(25)は、津浪だ!という声に驚いて、永らく病床にある兄を背負うてようやく家を出たが、その時はもう漫々たる水が前後に迫っていた。
戦争の足音の中にあった昭和三陸津波 iRyota25 2016.02.26 3 7,544 0 1933(昭和8)年3月3日午前2時31分――。 その時刻、三陸一帯はうっすら小雪に覆われ、氷点下10度前後の厳しい寒さのなかで寝静まっていた。そこに突如として襲ってきた震度5の強震であった。 「人々は夢もなかばに驚いて起き出て、あるいは陰惨の空を仰いで、あるいは海を臨ん
歴史を変えた「二・二六事件」から80年 Rinoue125R 2016.02.24 2 4,666 0 事件勃発 1936(昭和11)年、2月26日未明、陸軍歩兵大一連隊、歩兵大三連隊から合計1,500名に上る兵士たちが、数十年ぶりといわれる大雪の中、日本の政治の心臓部とも言える永田町、赤坂、半蔵門、麹町一帯へ向けて出動した。兵を率いたのは青年将校と呼ばれる陸軍の尉官(下