ミャンマーのバガンは、世界屈指の規模を誇る仏教建築群で知られています。数千とも言われる寺院が平原に点在する幻想的な光景は、ぜひ一度は見ておきたい風景です。
カトマンズからバガンへ
昔、ミャンマーへの入国は空路しかありませんでした。そのためタイからインド(もしくはその逆)へ向かう旅行者は、飛行機を利用せざるを得ませんでした。
しかし2013年、タイとの国境が外国人にも開放され、今はタイと中国から陸路で入ることができます。
ただ、残念なことにインドとの国境は閉ざされたまま……。そのため、妄想世界一周の前回の旅行地、ネパールからは第三国を経由して空路でミャンマーへ入らなければいけません。
そこで、カトマンズからカタール航空で一度ドーハへ飛び、飛行機を乗り換えてミャンマーのヤンゴンを目指します。
ヤンゴンからバガンへの移動は長距離バス路線もありますが、個人的に汽車の旅が好きな上に、移動も楽なので鉄道を使います。
ちなみにマンダレーから川を船で下ってバガンへ行く方法もあります。この移動手段に一番惹かれるものの、ヤンゴンから一度マンダレーへ行く必要があり、遠回りになってしまいます。時間に余裕があるならば、マンダレーからの船旅もいいかもしれません。
バガン観光について
バガン観光の目玉である仏教建築の多くはオールドバガンとその近辺にあります。オールドバガンはパガン朝の王宮があった場所で、昔は安いゲストハウスなどもあったそうですが、残念ながら今は高級・中級ホテルが5軒だけとなっています。
そのため、6キロほど離れたニャウンウー地区に泊まっての観光です。同地区でレンタルサイクルを借りてオールドバガンへ行き、見て回ります。
仏教建築群は広い範囲に散らばっている上に数も大変多いので、興味のある場所に絞っての見学です。
そこで、ガイドブックや写真などを参考に、独断と偏見で良さげな寺院をピックアップしてみました。
◆アーナンダ寺院
◆スラマニ寺院
◆シュエグーヂー寺院
◆シュエサンドー・パヤー
◆シュエズィーゴォン・パヤー
◆タビィニュ寺院
◆ティーローミィンロー寺院
◆ピタカタイ
◆ゴドーパリィン寺院
◆ダマヤンヂー寺院
◆マハーボディー・パヤー
ガイドブックによると、1日で見ることができるとのことですが、ここはゆっくりと見学したいところ。最低でも2日間はかけて見たいものです。
旅行費用&バガンへのアクセス
■交通費
・カトマンズ → ヤンゴン:飛行機(約12時間。カタール航空。ドーハで乗り継ぎ1回)[50,000円]
・空港 → ヤンゴン市内:タクシー(約30分~2時間)[750円]
・ヤンゴン → バガン:鉄道 (約12時間)[1,500円]
■宿泊費
ゲストハウス:2,000円(1泊 ) × 2日間
■食費等:
・街の食堂:1,500円(1日) × 2日間
・ミネラルウォーター:200円(1日) × 2日間
■観光費用
・バガン入域料:2200円
・レンタルサイクル:450円(1日)× 2日間
■その他
ミャンマービザ取得費用(ビザ&申請用紙代):2500円
(※ミャンマーのビザにについて、2015年時点の次の情報があります。
ネパールにあるミャンマー大使館で申請可能。所要日数は最低でも3営業日。支払いはUSドルのみで20ドル。顔写真2枚必要)
《合計費用:65,250円》
※金額はおおよその数字です。
※費用はひとつの目安であり、あくまでも参考情報です。
※2016年6月8日現在のレートで換算。
バガン
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