息子へ。被災地からの手紙(2013年6月21日) iRyota25 2013.06.24 3 2,375 0 2013年6月21日 福島県いわき市・小久地区 久之浜の商店街の前の道を山の方に向かてクルマで5分も行くと、小久という集落に着く。行政区は大久といって、久之浜ではないけれど、久之浜の町の「在」(田舎)にあたる集落。きっと昔から海辺の久之浜との間で、人や物をはじめいろ
震災記録写真 ~閖上地区(2013年8月27日)~ sKenji 2013.10.07 1 2,228 0 宮城県名取市にある閖上地区は、名取川の河口にあり、江戸時代から閖上漁港を有して、赤貝、ヒラメ、カレイ、シャコエビ、シジミ、小女子(こおなご)などの魚介類を獲ってきたそうです。 震災前には、多くの住宅が建ち並んでいたそうなのですが、私が訪れた時は、日和山と貞
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月19日) iRyota25 2013.07.25 2 2,708 0 岩手県陸前高田市 小学校の校舎が簡易宿泊施設になった二又復興交流センター 陸前高田の町はいま、夏草に覆われた広い平坦地になっている。建物は数えるほどしか残っていない。かなしいほど見晴らしが良くなった町を工事車両など町の再建を進める車両が走り回る。高田の町の平
10月1日という日 Rinoue125R 2013.10.07 1 2,004 0 2013年の10月1日 第2次安倍内閣が、2014年4月からの消費税率「8%」の方針を固める。 消費税引き上げにより約8兆円の税収増が見込まれるとされるが、同時に総額5兆円規模の経済対策も打ち出された。 焦点となっていた復興特別法人税の廃止前倒しは、年末まで議論が延期される。
伊達の屋台の心意気! うまいぞ、石巻焼きそば! iRyota25 2013.06.07 3 5,149 3 石巻駅のほど近く。かつての中心商店街、立町通りにキッチンカーが登場! クルマのボディには「伊達の屋台」とのお洒落なロゴマーク。何が食べられるのかなと覗いてみると、メニューは石巻焼きそば、焼うどん、ホルモン、かき氷…。 石巻周辺をぐるぐる回って、お腹ペコペコの
海辺の地をゆく「気仙沼・波路上」 2013年4月17日 iRyota25 2013.05.29 4 2,142 0 2013年4月17日(768日目)の宮城県気仙沼市・波路上(はじかみ)の海岸 三陸海岸を南北に貫く国道45号線。 南から気仙沼に向かい、陸前階上駅(BRTとして運行中)の手前から東に少し走ると太平洋に突き当たる。 岩井崎はリアス海岸の景勝地。海辺の岩が潮を吹く眺めが人気の場所
ガレキと呼ばないで(あの電柱との再会) iRyota25 2013.06.14 3 2,834 0 クローバーが咲き乱れる陸前高田の町なかで、あの電柱と再会した。 初めて会った4月には、周囲は寒々しい景色が広がっていたが、シロツメクサが白い花を咲かせているだけで印象が少し違って見える。 2カ月ほどの間で変化したことといえば、日中ならそろそろ半袖でも過ごせるか
避難訓練実施! (2013年7月25日) sKenji 2013.07.29 2 1,642 0 先日、会社で地震発生を想定した避難訓練を行いました。 危機管理のプロの話では、非常時に冷静な判断をすることは難しく、事前の訓練がとても重要だということです。 情報共有をすることにより、大震災発生時に少しでも被害を減らすことができるよう、気づいた点、反省点を報
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月11日) iRyota25 2013.06.19 3 2,005 0 2013年6月11日 静岡県伊豆の国市韮山 違和感のあるニュースだった。震災から2年と3か月目の夜、NHKが流したニュース。それは、女川町生涯教育センターの話から始まった。 宮城県女川町の生涯教育センターの最上階、機械室まで逃げ上がった末に、なんとか生き延びた人たちの話
地震動のサッコンって、どんなもの? Rinoue125R 2013.05.22 4 2,599 0 【まえ説】 世界三大がっかりと言えば、マーラ●オン、人●姫、小便●僧と相場が決まっているけれど、わが国の天然記念物「地震動の擦痕」も相当なもの。名前のものものしさとのギャップには唖然とするほかないのだが…。でも、よくよく見てみると、この天然記念物には、震災遺構
東北、この一枚。(1)南三陸・志津川のタコ iRyota25 2013.07.22 2 2,109 0 昔は西の明石、東の志津川って言われてね。ここで獲れるタコはほとんどが東京に直送だったのさ。それがあの津波の後、タコが獲れなくなった――。 南三陸に入ると、いろいろな場所でタコのオブジェを目にする。有名な仮設商店街「さんさん商店街」だってタコだらけ。顔出し看板
東北、この一枚。(3)陸前高田・うごく七夕 iRyota25 2013.07.23 2 1,920 0 「もしかして取材か何かなの? 個人的なブログとかならどんどん宣伝してほしいんだけど、取材ってことならお断りだなあ。」 陸前高田の「うごく七夕」。たとえ盆や正月には帰らなくても、この日だけは東京や仙台へ出て行った人たちも帰省してきて町中がひとつになるという、年
この人と語りたい。第1回「伊藤泰廣さん 大曲浜獅子舞保存会会長」 iRyota25 2013.07.09 2 3,900 0 揃いの法被に赤い鉢巻をぎゅっと締め上げた一団から、伊藤泰廣さんが進み出て挨拶する。 「私たちの舞いをご覧になって、どうぞ元気をお持ち帰りいただきたい。」 キリリとした笛の音に勇壮な太鼓の響き。 獅子舞がはじまる。 大曲浜獅子舞保存会(東松島市)。大曲浜の町は津
ガレキと呼ばないで(2013年4月19日・楢葉町木戸-2) iRyota25 2013.05.09 5 1,937 1 2013年4月19日・楢葉町木戸-1 の続きです。 【ぽたるページ】ガレキと呼ばないで(2013年4月19日・楢葉町木戸-1) 昨秋の草黄葉が残る荒地のような田んぼの中に巨大な貨車。あまりに唐突なとり合わせに、思わず「アートみたいだ」と感じてしまいました。不謹慎ですが。 この貨
石巻・海さくら「ひみつのビーチ」の大そうじ! iRyota25 2013.04.10 5 9,390 0 石巻の狐崎浜から岬を回ったところに「ひみつのビーチ」があります。 三日月のような浜辺の先に岩が3つ。 海の中にはクチバシカジカなどダイバーに人気の生き物たち。 浜辺は小学校の野外学習に使われたり、家族連れの憩いの場だったり。 おっと、狐崎浜の若者たちのデート場
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月6日) iRyota25 2013.06.14 3 2,010 0 2013年6月6日 静岡県三島市 テラセ、テラセ サンリクテラセ。。 福島で〈暗闇の思想〉を知り、帰って来てからもくらくらするような状態が続いていた6月6日、Facebookの画面から飛び込んできたのがこの言葉だった。 文章の主の名は新沼暁之さん。直接会ったことはない、ともだ
東北の友人たちが言うことには。その5「避難所運営のノウハウ」 iRyota25 2013.05.23 4 1,787 0 女川の石田さんの話に続いて、避難所生活について、避難所を管理した側の人からのメッセージをお伝えします。 話してくれたのは松本嘉次さん。2012年の春の甲子園で石巻工業高校を率いた監督さんは、学校では避難所運営を担当する立場でした。学校は海からかなり離れた場所に
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月4日) iRyota25 2013.06.13 3 1,863 0 2013年6月2日 岩手県大船渡市越喜来 あれからもうすぐ2年と3か月だ。 津波の悲惨さを伝えるような写真記事はどうしたものだろう。 「もうそろそろ。」 撮ってきた写真をモニタに並べながら、そう思った。でも違うぞと思い直した。 ひとつの出来事をすぐに思い出した。最初に被
仙台の摩天楼 sKenji 2013.07.22 2 1,508 0 新幹線を乗り継いで、宮城県仙台駅に到着。仙台駅周辺は、全くと言っていいほど、震災の影響は感じない。駅近くでレンタカーを借りる。 同行取材の井上さんの運転で郊外へ向かう。私は助手席で外の景色を見ていた。 少し走ると、今まであったビルや家などの建物はなくなり、広
ガレキと呼ばないで(富岡町の町なかで見たもの) iRyota25 2013.07.10 2 2,773 0 がらんとした住宅造成地の真新しい道の先に、ガレキの仮置き場がありました。 富岡町は、今年の3月まで警戒区域として立入が厳しく制限されてきたため、被災した建物やクルマなどの撤去はまだほとんど手付かずです。 津波の被害を受けた建物が点在するだけの平面的な空間には
東北の友人たちが言うことには。その6「本気で応援する米作り」 iRyota25 2013.05.23 4 1,571 0 初夏。全国で田植えが行われている。 収穫時期や台風の影響を逃れるためなど、いろいろな理由で地域によって田植えの時期は違うが、福島県いわき市北部では5月中旬の土日がピークだったらしい。 水が張られた田んぼに青々としたイネが植えられた光景は、まだ目にしていないが
モニュメントになった一本松の「奇跡」 iRyota25 2013.04.22 5 3,329 0 奇跡と呼ばれた一本松には、てっぺん近くに避雷針が設置されていた。 葉っぱの付き方がどうだったのか、かつての姿が目に焼き付いているわけではない自分には、直線的な避雷針の方が痛々しかった。 今年の3月11日の前には、レプリカとしての奇跡の一本松が完成し、それから徐
戦争の記憶を風化させないための活動(1) Rinoue125R 2013.05.30 3 2,952 0 父の話をしよう。 父は昭和が始まった数カ月後、福岡県の小倉市(現:北九州市)に生まれた。そして、平成が始まってから数年後、事故により他界した。ほぼ、昭和という時代をまるごと生きて、亡くなっていったわけだ。自分の父親ながら、頭脳明晰なひとであった。料理の上手
息子へ。東北からの手紙(2013年8月28日) iRyota25 2013.09.05 1 3,855 0 ロシナンテス・大嶋さんの長靴 長靴は特別なアイテムだ。 ボランティアの足元は長靴で決まりだし、 農作業や船の上の作業、土木作業や災害復旧工事現場にも欠かせない。 頑張るゼ! そんな時の足元を固めてくれるのが長靴ってぇもんだ。 今日は、そんな長靴の中でもとびっきり
ガレキと呼ばないで(クツ) iRyota25 2013.07.10 2 1,975 0 長く警戒区域に指定され、自由な立ち入りが制限されてきた富岡町を歩くと、いろいろな場所でクツを見かけた。 震災と原発災害に見舞われるまで、誰かがきっと履いていたクツ。人が歩くためにつかってきた身近なアイテム。 被災地でクツを見かけるたびに持ち主のことが気にかか