田老駅の今と昔。未来への鼓動を探して iRyota25 2015.11.16 2 2,236 0 田老駅のいまと昔ということで、3年前の写真と今年の写真を並べてみようと思ったのですが、あんぐり口が開いてしまうような不思議な感覚なのです。下は2015年9月に撮影した田老駅。そしてもう一枚下の写真は2012年10月のもの。 以前撮影した写真を見ながら、同じように撮ろう
【復興応援ツアー2015】3世代で行く、防災学びの旅 by akaheru akaheru 2015.11.10 2 2,967 6 昨年もエントリーさせていただいた復興応援ツアー。 前回は私、妻、長男の3名で東北を訪れましたが、今年は6月に生まれた長女、そしてばあばの計5名で参加します。昨年も訪れたところ、昨年は時間をかけて見ることができなかったところを時間の許す限り回りたいと考えておりま
女川駅「ゆぽっぽ」入湯記 iRyota25 2015.08.03 7 3,274 2 駅よりまず温泉とはナニゴトかとのご意見も御座居ましょうが、女川駅と言えばやっぱり駅の温泉「女川温泉ゆぽっぽ」なのです。 女川駅は今年2015年3月21日の「まちびらき」の日に開業し、石巻線の始発として再開の歴史を開きました。翌日3月22にオープンしたのが駅に併設され
【復興支援ツアー2015】 3世代で行く東北旅行 byバイキンマン baikinman 2015.11.10 2 2,656 2 企画内容 「次世代へつなぐ防災減災の学び」を目的に、義母から実母にチェンジして、2回めの東北旅行へ。 2014年に訪れた際とは変わり、陸前高田の巨大ベルトコンベヤーが役目を終えて解体されていくということ。 訪れたいところが多くかなり詰め込みスケジュールですが、写真
新しい復興ツーリズム「もっと自然に東北へ」 iRyota25 2015.09.01 5 2,171 0 8月29日土曜日の日経新聞が夕刊トップで宮城の復興ツーリズムを特集していたので、概要をご紹介。 記事で紹介されたのは「南三陸町観光協会」による津波避難や避難所生活を体験する防災キャンプ、「名取市環境物産協会」が進めるメガネ型ウェアラブル端末で震災後と現在の被災
【復興支援ツアー2015】一杯のコーヒーの温かさを探す神戸への旅 by iRyota25 iRyota25 2015.11.11 2 2,240 2 もう1件エントリーさせていただきます。 毎年3月11日、石巻での慰霊の集いが行なわれる「がんばろう!石巻」看板の前には、神戸から温かいコーヒーを届けに来てくれる人たちのテントがあります。寒風吹きすさび、小雪までまじるような寒空の下、被災した訳でもない私にまで彼
パコデサンテツテン*電車の車内が写真ギャラリーに* izunoshippo200000 2015.09.15 4 2,202 0 早口言葉じゃありません。パコは伊豆半島を走る私鉄「伊豆箱根鉄道」の地元でのニックネーム。伊豆っパコのパコです。でサンテツは三鉄で岩手県を走る私鉄三陸鉄道。チャラッチャッチャッチャの「あまちゃん」に登場した三陸沿岸を走る私鉄です。 どういうことかと言うと、こ
【復興支援ツアー2015】防災のこころをもう一度確かめる旅 by iRyota25 iRyota25 2015.11.11 2 2,141 2 「枕元にね、いざって時のためのものをまとめて置いておくんだよ」とか、「たくさん備蓄はあったはずなんだが、津波で流された役場にストックしていたから役に立たなかった」とか、伊豆から来ましたと告げると「南海トラフで大地震が起きたら2分で津波が来るっていうじゃない
息子へ。東北からの手紙(2016年1月17日)敢えて「風化は悪いことではない」 iRyota25 2016.01.17 1 2,176 0 年末に訪ねた女川の新しい商店街で、ダンボルギーニの今野さんと話している時に彼が語った言葉が刺さった。 「震災とか被災地という言葉がアピールできる力が低下してきている。これからは、もっと別な何かが必要だ」 これはつまり、震災の記憶とか教訓といったものが、域外の
息子への手紙(2015年11月6日)北九州、高齢化の町の将来 iRyota25 2015.11.07 2 2,212 0 今日は「東北からの手紙」ではなく、福岡県北九州市からの手紙だ。 アドベンチャーみたいな交通事情 レンタカーを借りて小倉(おぐらではなく「こくら」)の町を久しぶりに走って、今回気づいて驚いたことがあった。かつて北九州というと、自動車運転のマナーが悪いことでは全
【遺構と記憶】震災遺構の保存、地元と市民に意識の差 iRyota25 2015.12.25 1 4,175 0 鹿折の道を走っていると、どうしてもその船を目が探してしまう。もう解体されてから2年以上になるのに、どうしてなのかその船を探さずにはいられない。 あの日、渦巻く怒濤となって鹿折の町を呑み込んだ津波に乗って、何十艘もの漁船が町に流れ込んだ。巨大な漁船は津波ととも
神戸・新長田を歩く(2015年11月) iRyota25 2015.12.16 1 6,021 0 神戸市の新長田は阪神・淡路大震災でたいへんな被害を受けた町だ。震災から21年を迎えつつある冬の新長田の町を歩いた。 駅は綺麗だし駅前には人通りも多い。駅前ビルにもたくさんのテナントが入っている。ただその多くが全国展開しているチェーン店なのは気になるが。 「新長
雪の遠野と「どべっこ」と yumenoshippo01 2015.12.31 1 2,143 0 落下速度秒速1mにも満たない綿雪が降り始めました。まるで天使の羽根からこぼれ落ちた羽毛のように、ゆっくりとゆっくりと降りてきます。 例年にくらべて雪の少なかった2015年12月。大晦日になっていつもの冬が戻ってきたみたいです。(天気予報は大ハズレですが) こんな冬の
歌が聞こえてくる「新北上大橋」のいま iRyota25 2015.09.11 3 3,121 0 ここに来ると歌が聞こえてくるような気がする――。そんな話を以前からよく聞いた。 聞こえてくるのは岸辺の葦のリードの調べか。あるいは海からの風が橋梁を鳴らしていくのか。それとも津波に奪われた魂の歌声なのか。 新北上大橋は東北の大河・北上川の河口から約4kmに掛けら
石巻市の45年作戦 iRyota25 2015.10.23 2 2,019 0 石巻市は人口約15万人。宮城県では仙台市に次ぐ第二の都市だ。地元の石巻日日新聞が10月8日版のトップ記事に掲げた見出しを見て、少なからずショックだった。そこに記されていたのは「45年後10万人維持へ総合戦略」という見出し。ごく限られた大都市圏を除いて、全国で人口減
大船渡港で今だけ見られる迫力の景色 iRyota25 2015.10.15 2 2,770 0 ビルではない。工場でもない。もちろん城郭などでもない。いま大船渡港の海岸沿いに点々と並ぶのは巨大な屋外アートのように見える。 東北を代表する重要港湾のひとつで、クルーズ客船「飛鳥II」も寄港する大船渡のことだから、まるで太平洋へ旅立つ船のマストと船首を象った
中心ができると町の雰囲気が一変する【女川発】 iRyota25 2015.09.18 3 1,793 0 9月14日、女川駅から海へとまっすぐ続くプロムナードが完成した。お店はまだほんの数店舗しかオープンしていないけれど、女川の町の雰囲気はさらに明るい方向に変わっていくことだろう。 震災後、とくに一昨年あたりから、女川の町の変貌は目覚ましかった。土地のかさ上げ工事
2015年12月26日 今日の東電プレスリリース fnp1monitor 2015.12.31 1 1,557 0 12月26日(土曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年12月26日 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここが
久保山愛吉さんの死 iRyota25 2015.09.25 2 5,448 0 1954年9月23日、ひとりの日本人が死亡した。死因は放射能症。 久保山愛吉さん、享年40歳。1954年3月1日、ビキニ環礁で行われた水爆実験による死の灰を浴びた第五福竜丸の無線長だった人だ。被曝によって再生不良性貧血を患い、約半年に及ぶ治療もむなしくこの日、短い人生に幕
夏の海 津波が来たらどう逃げる? iRyota25 2015.07.23 5 3,006 0 海の日も過ぎ、日本の広い範囲で梅雨も明け、まだ明けていない東北地方でも真夏のような暑さが連日続く。夏といえば海! でもビーチで地震に見舞われたらどうするか? 問題:この坂道を上っている人の足元の標高は? 熱海のビーチから駅がある高台へ向かう細い路地。国道沿い
冬のいわきに咲いた光のさくら yumenoshippo01 2015.12.21 1 1,752 0 JRいわき駅前大通りはいまイルミネーションに輝いています。駅から約400メートルにわたって灯されたLEDの数はなんと14万個。今年で4回目とのことですが、毎年LEDが増えているそうです。この時期になると全国各地でイルミネーションが灯されますが、いわき駅前大通りの光はピン
トラブル発生時の発表基準変更で廃炉はどうなる? fnp1monitor 2015.10.08 2 1,821 0 10月6日から東京電力のトラブル情報の公表基準が変更されている。5日に発表された『福島第一原子力発電所におけるトラブル等に関する「通報基準・公表方法」の更新について』に則る形での変更だという。 ○主な更新箇所は以下の通りです。 <廃炉作業の進捗に伴う新たな項目の
あなたの愛車がこうならないという保証はない iRyota25 2015.10.07 2 1,585 0 クルマ好きな方にはショックかもしれませんが、津波後に火災にあった自動車の成れの果ての姿を何枚か写真で紹介します。 クルマの話に入る前に。先日、岩手県の大槌町に行った時、小鎚川の河口の水門が撤去されていてびっくりしました。かさ上げ以外には分かりやすい形での復
【北海道南西沖地震から22年】津波は矢のように早い iRyota25 2015.07.10 4 6,515 0 とにかくおばさんは、逃げろ!逃げろ!の一点張り 撮影のため、たまたま奥尻島に行っていてこの大津波に遭い、九死に一生を得た水中カメラマンの中村征夫さんは、その体験をつぎのように語っている。その夜、スタッフとともに全滅した青苗地区の岬から数軒目の民宿の別棟に泊
【遺構と記憶】旧・野蒜駅ホームが震災遺構に iRyota25 2015.07.31 3 6,606 0 5月30日に全線で運行が再開されたJR仙石線。とくに津波被害が大きかった野蒜(のびる)駅と東名(とうな)駅は、500m~600mも山側に移動し、該当区間の線路も移設された。もう二度と列車がやってくることがなくなった旧・野蒜駅だが、東松島市はこの駅のプラットホームを震災