【復興支援ツアー2015】防災のこころをもう一度確かめる旅 by iRyota25

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「田老町の「津波防災都市宣言」は明日を生きつづける」より
「田老町の「津波防災都市宣言」は明日を生きつづける」より

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「枕元にね、いざって時のためのものをまとめて置いておくんだよ」とか、「たくさん備蓄はあったはずなんだが、津波で流された役場にストックしていたから役に立たなかった」とか、伊豆から来ましたと告げると「南海トラフで大地震が起きたら2分で津波が来るっていうじゃない。どう逃げるか、よく考えておかないとね」などなど。

東北に行くと、被災された人たちから逆に心配されることがしばしばです。お見舞いのつもりで行っているのに、逆に山ほどアドバイスをしてもらえるのです。たくさんの人たちのそんな言葉に共通しているのは、間違いなく「もう誰にもこんな思いをしてほしくないんだ」という痛切な気持ち。

実は先日、このツアー企画について、東北の友人に電話で相談したんです。企画の概要を説明して、「今回はね、防災がテーマなんだ。どこかいい場所ないかな」と言ったら一瞬の沈黙がありました。いろいろ紹介はしてはくれましたが、沈黙の意味が重くのしかかってきた。なぜなら、あの日からずっと続く今を生きている地域の方なのです。ようやくかさ上げ造成工事が進んで来たとはいうものの、生活を再建するまでにはまだ何年もかかる現実の中を生きている人たちなのです。もちろん彼も、もしもの時の備えについていつも語ってくれる親友です。それでもこちらからあっけらかんと、防災を学べる場所ってどこだろう?なんて言われたらどうでしょう。

何カ所か防災・減災を学べそうな場所を教えてくれた後、彼はぽつりと言いました。「こっちに来て現実を見てもらえば、すべてが防災につながっているんだけどね」

防災とか減災というのは知識やノウハウではなく、いちばん大切なのは「こころ」なのです。それなのに、軽薄で不用意な言葉で彼を沈黙させてしまった。申し訳なくて、恥ずかしくて、いたたまれなくなりました。

旅の目的

今回の旅行では、防災・減災にとって一番たいせつなこころ、「もう誰にもこんな思いをしてほしくないんだ」という地元の人たちの思いをもう一度自分の胸に焼き付けて、他人事ではないジブンゴト。同じ時間を生きている仲間、同じ空の下で暮らしている友人として、生きていくことを学んできます。

かさ上げに埋まってしまいそうな南三陸町の防災庁舎
かさ上げに埋まってしまいそうな南三陸町の防災庁舎

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旅程

2016年1月上旬、陸前高田の虎舞の日程に絡めてツアーを実施します。

1月9日(土曜日)
三島→一関(新幹線移動)
一関→気仙沼(大船渡線)
気仙沼~(レンタカー)
陸前高田の復興商店街で食事をしながら、沿岸部のいまについて学びます。
宿泊は、陸前高田の湯治宿・鈴木旅館を予定しています。

1月10日(日曜日)
陸前高田で虎舞に参加。虎舞の祭り組の方はみなさん被災されています。生活の再建のために闘っている人たちです。そんな方々から祭りを通して陸前高田市の現状について学びます。
宿泊は、陸前高田の鈴木旅館を予定してます。

1月11日(月曜日)
南三陸町に移動。
移動中、気仙沼でとくに造成工事が盛んな南気仙沼地域、そして南三陸町歌津地域を中心に出来る限り見て回ります。
ホテル観洋南三陸に宿泊します。

1月12日(火曜日)
ホテル観洋の語り部バスを経験した後、南三陸町志津川地域、戸倉地域を回った後、午後から石巻、女川へ向かいます。石巻・女川地域では年末に回り切れなかった場所(女川中学卒業生等が建てた津波の碑など)を見て回った後、地元の方に町の再生、再開発についてお話を伺います。宿泊は、石巻市内の予定です。

1月13日(水曜日)
石巻の町の変化を見た後、町づくり会社の方、石巻日日新聞の方などと会った後、気仙沼に向かいます。気仙沼では、南三陸町の小さな漁村の支援を行なっている滋賀の方の話を伺う予定です(日程調整中)。
気仙沼の方との日程調整で、この後のスケジュールは確定していないところがあります。宿泊は、陸前高田の鈴木旅館を予定してます。

1月14日(木曜日)
大船渡の津波伝承館で、経験したことのない津波というものを疑似体験します。その後、三陸海岸を北上し、宮古市を目指します。移動中、越喜来・吉浜・釜石・大槌・山田など、出来る限り見て回ります。大槌では希望の灯りを見てきます。
宿泊は宮古市内を予定しています。

1月15日(金曜日)
田老地区の地域の方による語り部ツアーに参加。ここに来て道路や造成が急ピッチに進む一方、防潮堤がまだ半分壊れたままの今の町での防災について話を聞いてきます。宿泊は宮古市内を予定しています。

1月16日(土曜日)
三陸海岸を南下し、気仙沼でレンタカーを返却の上、帰路につきます。

人数・予算

【人数】
同行者は残念ながら今回はなし。一人旅です。

【予算】
○新幹線(往復):17,590円×2=35,180円
○レンタカー(7日間):42,660円
○宿泊:
鈴木旅館:3,500円×3泊
 ※素泊まり2,500円ですが、湯治宿なので暖房代など諸々のオプション加算があるため3,500円で計算します。
南三陸ホテル観洋:13,500円(語り部バス付き)
未定分宿泊費:6,000円×3泊
○アクティビティ:
学ぶ防災参加費(宮古市田老):4,000円
○食費:3,000×5日分=15,000円(南三陸ホテル観洋の宿泊日、新幹線移動日を除外)
○合計:138,840円

年明けから解体予定の陸前高田の「巨大ベルトコンベア」
年明けから解体予定の陸前高田の「巨大ベルトコンベア」

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以上です。しっかり学んでまいります。

最終更新:

コメント(2

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  • J

    jp21fukkou

    いってらっしゃい!

    「こころ。」ハッとさせられました。
    今回もよろしくお願いします。

    • I

      iRyota25

      ありがとうございます。ハードスケジュールですが安全第一で気をつけて行ってまいります。旅先からも時々、記事をアップしようと思っています。