つつじ野 第5回「震災体験-4」 onagawa986 2013.12.26 4 3,052 0 家族を助けに女川へ行くには車が必要でした。歩くのもやっとの祖父母と2歳の末っ子がいたからです。震災2日後の早朝、桃生の避難所から意を決してヒッチハイク。運良く停まってくれた1台目の車が、実家近くまで行くと快く乗せてくれました。 実家へ駈け込むと、驚いた父が「女
東北の芸能IV 国立劇場で開催。大曲浜の獅子舞も iRyota25 2014.01.24 2 2,311 0 復興支援の一環として国立劇場で開催されてきた「東北の芸能」。各地に伝えられてきた郷土色豊かな芸能を東京で公演してきましたが、今回はその4回目。東松島市・大曲浜の獅子舞や、石巻市・牡鹿牧山の法印神楽、山田町の大浦さんさ踊りなど、被災地の文化・芸能をまとめて観
進むかさ上げ工事で残されていくもの iRyota25 2014.03.18 1 2,048 0 東北の沿岸部に行くとほとんどの場所で目にするのがかさ上げ工事です。建物の基礎部分などが取り除かれた敷地には、驚くほどの土砂が運び込まれ、大型の重機を使ってきれいに均す作業が進められています。 写真は今年の正月の気仙沼市の様子。場所はかつてJR南気仙沼駅があっ
つつじ野 第4回「震災体験-3」 onagawa986 2013.12.19 5 3,372 0 主人は生きていました。海と化した会社近くの建物の屋根の上で、吹雪の中滑り落ちまいと必死に耐えていました。 周囲には同じく会社の駐車場から車ごと流された人が何人もいました。北上運河の堤に一番近い建物の屋根に逃げていた2人は、付近にいた消防隊に助けを求め、梯子で
いちえふ~福島第一原子力発電所労働記~(短い書評) iRyota25 2014.03.28 1 1,334 0 週刊モーニングで取って出し掲載されている漫画「いちえふ」をご存知だろうか? 東京電力福島第一原子力発電所で実際に作業員として働いていた作者が描いた、迫真のルポルタージュ漫画だ。 今日は俺たちの職場“1F”に皆様をご案内しよう 1Fは「いちえふ」と読む 現場の人間 地
【東北の名所】松島湾に浮かぶお堂 ~五大堂~ sKenji 2014.02.17 1 3,098 0 日本三景のひとつである宮城県の松島湾に、まるで浮かでいるかのように建つ、五大堂。国の重要文化財にも指定されている、松島の代表的な見所です。 五大堂について 西暦807年、当時朝廷に敵対していた蝦夷討伐のために、東北へ遠征した坂上田村麻呂が、毘沙門堂を建立したの
2014年5月6日 今日の東電プレスリリース iRyota25 2014.05.08 1 1,619 0 音なしのGW最終日。サンプリング分析結果だけが、粛々と報道配布資料にアップされていく 5月6日(火曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点を中心に読み解きます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力
冬の散歩道。そして北の国の春へ iRyota25 2014.03.21 1 2,584 0 これ、な~んだ? 3年くらい前だったか、植えたでもないのに突然庭先ですくすくと伸びはじめ、その辺の雑草とは思えぬ力強さにしばらく傍観していたら、園芸用に植えていた周りの木々を覆い尽くすほどの葉っぱを広げ、なのに冬になって葉っぱが落ちてしまえば、ひょろっとした
第7回「少年の主張」南相馬市大会 iRyota25 2014.03.05 1 966 0 「胸をはって未来を背負える一員に」「医者になりたいという夢は目標へと変わりました」「人は実体験のない物事を理解するには、ものすごい想像力を必要とする」 昨年7月10日に開催された「少年の主張」を改めて紹介させていただきます。 平成25年7月10日(水)、鹿島区さくら
永崎海岸で出会った5人の若者 sKenji 2013.09.02 12 7,340 4 福島県いわき市の永崎海岸。写真を撮るために車を降りる。 海岸では、バーベキューをしている若者もいれば、浜辺でくつろいでいる人もいる。 写真を数枚撮り、車に戻ろうとした時だった。 若い男女5人グループがスーパーの袋に、散らかっている花火の燃えカスや割れた瓶の破片
某店 店長の子供ちゃんの会話 himachan986 2014.03.08 1 1,548 0 ある兄弟の会話 兄「東日本大震災って知ってる?」 妹「知らなーい」 兄「お兄ちゃんが幼稚園だったときに幼稚園バスから降りたときに凄い揺れてバスも凄い揺れたんだよ」 妹「そうなんだー」 兄「日本の違う場所でも地震が起きて津波がきて家とか人とかがたくさん流されちゃ
はままつ東北交流館、本日ラストスパート iRyota25 2014.03.11 1 1,318 0 東北から静岡に避難してきて、当初は避難してきた人たち同士つながりもなく、生活に関する情報もなく、みんなが大きな不安を抱えていた頃にスタートした「はままつ東北交流館」。 三年近くにわたる活動が、今日をもって終了します。 1年目、浜松の町の中心部にオープンし、東
スーダンと東北。日本中とか世界とか iRyota25 2014.03.27 1 2,578 0 NPO ロシナンテスの川原尚行さんのフェイスブックを再シェアします。 この動画、ぜひご覧ください。 スーダンにて、この映像を見ながら、新たなことを思案中です。 閖上・スーダン大運動会/2011年7月3日 閖上・スーダン大運動会 2011年7月3日に宮城県名取市閖上で行われ
【東北のイベント】東北の体験型イベント ~まちフェス 伊達ルネッサンス~ sKenji 2014.02.21 1 1,811 0 明日、2月22日から開催される素敵なイベント(プロジェクト)をご紹介します! まちフェス 伊達ルネッサンス 宮城県亘理町、山元町と福島県新地町の3つの町で、2月22日(土)から「まちフェス 伊達ルネッサンス」が始まります。 「まちフェス 伊達ルネッサンス」は体験型イベ
JALのマイルで「きっかけバス」を支援! iRyota25 2014.02.26 1 1,382 0 お手元に、眠っているマイルや有効期限間近なマイルはありませんか~? きっかけバス47は、47都道府県の学生たちが東北三県をバスで訪れれるプロジェクト。震災の記憶の風化が進む中、もう一度、復興の旋風を巻き起こしたいと考えた大学生たちが始めた活動が「きっかけバス47
消えゆく震災遺構 ~南三陸町防災対策庁舎~ sKenji 2013.11.05 4 3,581 0 11月3日付河北新報社が、「宮城県南三陸町の防災対策庁舎での慰霊祭」について報じています。 東日本大震災で43人が犠牲となった宮城県南三陸町の町防災対策庁舎で2日、慰霊祭があった。祭壇を前に泣き崩れる人、骨組みとなった建物を見つめ続ける人。尊い命と街並みを一瞬
気仙沼港の奥にそびえるお城のような女子校 iRyota25 2014.03.10 1 2,790 0 気仙沼港の一番奥の高台に、ひときわ目立つ建物がある。山の斜面に張り付くように立てられた建物の上に、体育館とおぼしきものが乗っかってる。 離島マニアのOくんと気仙沼を訪ねたとき、彼がしきりと気にしていた。気仙沼大島に渡るフェリーの行きも帰りも、あの建物が気にな
あたしの家だもん! 逃げなきゃ死ぬの! イヤだ!! iRyota25 2013.12.16 3 1,722 0 福島の原発事故の後、ふたたび繰り返された原発事故。ヤマオカ原発がメルトダウンし、大量の放射性物質が環境に放出された。「放射性物質が大量に漏れ出したものではありません」「20キロ圏内の方々にただちに健康被害を与えることにはなりません」――。福島の時と同様に繰り返
成立! 北海道・夕張、みんなのとしょかん iRyota25 2014.03.10 1 1,218 0 北海道夕張市に「としょかん」を。 そんな想いのプロジェクトが、 3月8日(土) に成立しましたことをお知らせします。 夕張市。かつて炭坑や夕張メロンで栄えた北海道中部の町です。むしろ、財政再建団体に指定され事実上財政破綻した町というイメージの方が強いかもしれませ
こころのつぶやき Vol.6 ~コミュニティが持つもの~ sKenji 2013.12.20 3 2,360 1 私とウインドサーフィンとコミュニティ 今年の夏に千葉から静岡に引っ越してきた。 越してきて間もないころ、趣味のウインドサーフィンをしに静岡の海に行っても、誰一人知っている人はおらず、誰かと会話を交わすことなく、ただ風に乗って走り、そして、家に帰っていた。 そ
原発と原爆、そしてゴジラ iRyota25 2014.04.09 1 2,181 0 映画「朝日のあたる家」のワンシーン。主人公の一人の少女が教室で原発と原爆を言い間違えるシーンがあった。 原爆じゃないよ、ゲ・ン・パ・ツとクラスメートから笑われちゃうんだけど、映画を見ながらぼくもプッと吹き出した。原爆は兵器。でも原発は発電のための設備――。 で
チリ沖でM8.2の地震。津波も発生したもよう iRyota25 2014.04.02 1 2,630 0 本日午前8時46分46秒、南米チリの太平洋沖でマグニチュード8.2の地震が発生。米国地質調査所(USGS)が発表しました。 場所はチリ北部、ペルーとの国境に近いイキケ市の北西95kmほどの太平洋上(19.642°S 70.817°W)で、震源の深さは20.1kmとのこと。 太平洋東部でナスカプレ
伊予灘沖を震源地とする地震で考えたこと iRyota25 2014.03.14 2 6,611 0 3月14日02時07分頃発生した伊予灘沖を震源地とする地震。人的被害が負傷者にとどまったことは不幸中の幸いでしたが――。 「夜中だったし、揺れが長くて怖かった」 震度4の地域に住んでいる知人が電話口で語る言葉に、なかなか揺れがおさまらない中で彼女が感じた深い深い不安を
大船渡・綾里で受け継がれてきた津波の記憶 iRyota25 2014.01.30 2 10,186 0 どうして駅前に、小学校がつくった「津波防災を訴える看板」が設置されているのか。一見、まるでよくある住宅地図の看板と見間違いかねない地味なものかもしれないが、そこに記されたものが何を意味するものなのか。 一年ぶりに訪ねた綾里でその看板と対面したとき、100年の時
時間が止まったままの人たちがいます。 iRyota25 2014.02.13 2 2,566 0 時々でもいいので、思い出してください。 2年11カ月が過ぎました。あれからもうすぐ3年になります。 あの頃、連日テレビに映されていたあの町や村、避難所やがれきだらけの場所にたたずんでいた人たちが、いまどうしているのか。時々でもいいので、思い出してください。 移動