ある兄弟の会話
兄「東日本大震災って知ってる?」
妹「知らなーい」
兄「お兄ちゃんが幼稚園だったときに幼稚園バスから降りたときに凄い揺れてバスも凄い揺れたんだよ」
妹「そうなんだー」
兄「日本の違う場所でも地震が起きて津波がきて家とか人とかがたくさん流されちゃったんだよ」
妹「地震怖いよー」
兄「でもいいこともあったんだよ」
妹「なーに?」
兄「ヒマちゃんがいてくれたんだよ」
妹「ヒマちゃんってなに?」
兄「ひまわりのことだよ」
妹「ヒマちゃん地震好きなの?」
兄「そうじゃないよー!」
某店長の小3と幼稚園のお子さんの会話だそうです。
今朝、お店のパソコンをひらいたらメールが届いていました。
この先の会話はお母さんの「寝なさい!」っで中断されたそうだけど、確実に子供たちの中ではヒマちゃんは存在し、今後も伝えるべきこととして生きていくんだな~と思ったら責任っていう重い重圧もないとはいえないけれど、涙が出て仕方がありませんでした。
この子はやっぱり売り込んだり押し付けたりするものではなく着実にひとりで歩んでいるんだな~と思いました。
みなさんもどこかで出会ったらどうか可愛がってあげて下さい。
また、株式会社リーガルコーポレーションさん、ボランティアの美大生の皆さんたちのご協力で、2000部が絵本として制作され、石巻近郊の図書館や小学校、幼稚園、そして全国のリーガルシューズなどに配本していただきました。
市販はしておりません。でも、石巻の仲間、日本中の支援していただける方たちによって「ヒマちゃんの気持ち」はひとつひとつ、こころを手渡してくように広めていっていただいています。次の世代の人たちに向けて。
感謝です。
たとえば、こんな形でも。
朗読とピアノ『ヒマちゃんのきもち』
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みなさま、ありがとうございます。
本文は2014年3月1日 / 文●新柵ひろ子
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