「復興が進んでいると言いたくても言えない」国道6号線の風景(2016年11月) iRyota25 2016.12.23 3 7,398 0 道は必ずどこかにつながっている。どこかに続いているからこそ道だともいえる。どこかとどこかを結ぶ道は別の道ともつながっているから、大げさな言い方をすれば、道をたどっていけば日本中どこへでも行けるということになる。海路や空路も考慮に入れれば、世界中が道でつなが
東北この一枚。東北・宮古の新巻鮭 iRyota25 2014.01.17 6 3,317 0 新巻鮭。かつてはメジャーな冬の保存食だった。お年賀の贈り物としてもメジャーで、漫画「サザエさん」にも描かれた。あっちの家からこっちの家へ、こっちの家からそっちの家へと届け歩いているうちに、新巻鮭のしっぽがだんだんすり減っていくという4コマ漫画。大きな鮭だか
東北、この一枚。(12) 一瞬の双葉駅 iRyota25 2013.10.17 3 2,664 0 あっ、あの看板はここにあったのか! 「原子力 明るい未来のエネルギー」。 裏面には「原子力正しい理解で豊かな暮らし」と記されている。 旧警戒区域をめぐるバスツアーで、立ち入りが規制されている双葉町に入った。駅近くの仮設トイレでのトイレ休憩というごく短い時間だっ
東北、この一枚。(10)国道から見える福島第一原発 iRyota25 2013.09.26 3 5,917 0 福島第一原発の写真と言えば、爆発で破壊された各号機の凄惨な姿や、いまも構内に残る津波の瓦礫、さらには汚染水漏えいが大問題になっている仮設タンク群などを想像するかもしれないが、そういう光景は、ウルトラ特別な許可を得た極々一部の人にしか見ることが許されていない
東北、この一枚。(11) JR仙石線、復旧への足音 iRyota25 2013.10.17 2 2,039 0 いまだに線路が砂に埋もれた仙石線の野蒜駅を過ぎてクルマを走らせていくと、鳴瀬川を上流側に左折した少し先で、タワーのようなものを何本も建てている工事現場が遠くに見えた。 写真では広がり感が伝わらないが、一級河川鳴瀬川の河口にほど近く。一面に農地が広がっている
東北、この一枚。(8)川開きの朝の「がんばろう! 石巻」 iRyota25 2013.08.02 4 1,925 0 石巻市門脇の「がんばろう! 石巻」の看板に、川開きを迎えて七夕飾りのディスプレイが加わった。工事用鉄パイプで手作りされたスタンドに飾られた5つの七夕飾りが、ひまわりの花といっしょに「がんばろう! 石巻」看板のまわりで風に揺れていた。 この七夕飾りは、石巻の仮設
東北、この一枚。(4)増水した女川町中心部 iRyota25 2013.07.23 4 2,146 0 この日、宮城県東部には大雨警報が発令されていた。 女川から海沿いにブルーラインを通って雄勝まで行く計画だったが、道路状況の不安からすでに断念。でも女川までは行けるだろうと、国道398号を石巻方面から東へ向かった。しかし、浦宿の先の坂道を下り始めたあたりから、道
東北、この一枚。(5)吉浜の津波遺構 iRyota25 2013.07.23 3 2,994 0 岩手県大船渡市の中心部から国道45号を北へ向かうと、釜石市との境界手前に吉浜という町がある。中華料理で珍重される乾鮑「キッピンアワビ」の産地として知られる町だ。ちなみにキッピンとは吉浜の中国読み。吉浜産の乾鮑は世界一の品質と高く評価されてきた。 吉浜の町には
東北、この一枚。(7)ビルの壁面にかつての町の姿を映す映写会 iRyota25 2013.08.02 4 1,845 0 「観慶丸本店さんのビル壁面に、昔の石巻の景色が映し出されるんだって。町の人たちが昔8ミリで撮影したものらしいのよ。」 祭りの開催前から町の人たちの間で話題になっていた「市民が撮った8ミリフィルム 昭和の石巻」(ISHINOMAKI 2.0企画)。石巻川開きの初日(前夜祭)の
東北、この一枚。(9)避難指示解除準備区域内にオープンしたコンビニ iRyota25 2013.09.19 2 2,504 0 8月26日、福島県楢葉町の6号線沿いに「セブンイレブン 楢葉下小塙仮設店舗店」がオープンしたというニュースを聞いて、翌日さっそく出かけてきた。 「避難指示解除区域」というのは、かつて警戒区域や計画的避難区域とされていたエリアが見直された新たな区分けのひとつ。放射
東北、この一枚。(6)石巻川開きの流燈 iRyota25 2013.08.02 2 2,641 0 2013年7月31日夕刻、石巻最大の夏祭り「川開き」で流燈(燈籠流し)が行われた。 河原近くに設けられた慰霊会場で、石巻仏教会の流派を超えた僧侶による慰霊行事が行われる中、旧北上川に1万の燈籠が流され、たくさんの人々が川の土手や内海橋を埋めつくした。 徐々に暮れ行く
東北、この一枚。(1)南三陸・志津川のタコ iRyota25 2013.07.22 2 2,109 0 昔は西の明石、東の志津川って言われてね。ここで獲れるタコはほとんどが東京に直送だったのさ。それがあの津波の後、タコが獲れなくなった――。 南三陸に入ると、いろいろな場所でタコのオブジェを目にする。有名な仮設商店街「さんさん商店街」だってタコだらけ。顔出し看板
東北、この一枚。(3)陸前高田・うごく七夕 iRyota25 2013.07.23 2 1,920 0 「もしかして取材か何かなの? 個人的なブログとかならどんどん宣伝してほしいんだけど、取材ってことならお断りだなあ。」 陸前高田の「うごく七夕」。たとえ盆や正月には帰らなくても、この日だけは東京や仙台へ出て行った人たちも帰省してきて町中がひとつになるという、年
事故原発の海側遮水壁閉合。福島県漁連のおかげで出てきた情報 fnp1monitor 2015.11.10 1 2,357 0 東京電力は11月6日、福島の事故原発の海側遮水壁を閉合したことについて、福島県漁業協同組合連合会(県漁連)の視察を行ったことを発表した。 東電・広瀬社長が直接ご案内 東電の写真・動画集のページには視察風景の写真が3点、また「海側遮水壁の閉合作業完了について」と「
東北、この一枚。(2)東松島・月浜海水浴場 iRyota25 2013.07.22 1 1,599 0 小さな入り江の奥に広がる真っ白なビーチ。浜辺にはシットオンタイプの二人乗りカヌーがずらりと並べられている。 まさに、海水浴場のオープンを「いまか、いまか」と待っているよう。 ここは東松島市宮戸島の月浜。奥松島を代表するビーチのひとつだ。あれから3度目の夏、よ
なぜ石碑は建てられたのか。昭和三陸地震と津波の碑 iRyota25 2015.03.03 4 11,067 0 1933年(昭和8年)3月3日、桃の節句の未明(午前2時30分)、東北地方沖で強い地震が発生した。釜石の東約200kmの海底を震源とするMw8.4(金森博雄氏によるモーメントマグニチュードの推定)の地震は規模こそ巨大だったが震源が遠かったこともあって、三陸の沿岸部のごく一部で
【朗報!】5月30日 仙石線再開&仙石東北ライン開業♪ yumenoshippo01 2015.05.28 1 3,553 0 待ちに待った日がもうすぐやってきます。石巻の地域新聞「石巻日日新聞」にも大きく記事&広告が掲載されていました! 新たに仙石東北ラインも登場 いよいよ今週末5月30日(土曜日)、JR仙石線が全線運転再開。代行バスの乗り換えなしで仙台から石巻まで乗車できるようになり
女川駅は3月21日に、仙石線は5月30日に開通! iRyota25 2015.02.13 3 2,095 1 もはやニュースと言えないくらい前の話題ですが、宮城県の石巻周辺エリアで不通の状態が続いてきた石巻線の浦宿~女川間、仙石線の高城町~陸前小野間が、それぞれ今春開通します! 3月21日、石巻線が女川までの運転を再開 石巻線は東北本線の小牛田から、気仙沼線に連絡する
仙石線移設で進められるスゴ技の工事 iRyota25 2014.05.28 3 3,947 0 田園風景の中、そそり立つ巨大クレーン 春風が爽やかな仙台平野。鳴瀬川沿いの道路を走っていくと、唐突に巨大なクレーンが姿を現します。新しい町の土地造成が進む高台と大河を渡る橋梁をつなぐ、JR仙石線の工事現場です。 JR東日本の仙石線は仙台と石巻を結ぶ重要路線。東日
息子へ。東北の「夏休みの友」 iRyota25 2013.08.29 3 3,144 0 久之浜・浜風商店街の駄菓子屋さん、あかもの屋さんの店頭に、たくさんの小学生たちの姿があった。まさに「引きも切らずやってくる」ってそんな感じ。 「夏休みだから?」と尋ねると、 「いえもう夏休みは終わりました」と律儀な言葉が返ってきた。 そっか、夏休みの宿題も終
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月18日) iRyota25 2013.07.23 3 2,648 0 宮城県石巻市→女川町→石巻市→南三陸町→気仙沼市 昨夜遅くから石巻は雨。それもかなり激しい降り。朝起きて気象情報をチェックしたら宮城県東部には大雨警報が出されていた。 まいった。今日は女川から海沿いの道を通って雄勝、南三陸、気仙沼と走って陸前高田まで入る予定。大
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月31日) iRyota25 2013.08.08 3 2,724 0 夜行バスがとれなくて、新幹線&ミヤコーバスで石巻入り。 うなるような轟音を立ててジェット機が駅上空をバンクしながらフライパスしたのは、 バスが駅に到着したのとほぼ同時だった。 「ブルーインパルスだ!」 嫌いじゃないが、とくにファンというわけでもない。でも、空を
大船渡駅前の時計塔 iRyota25 2013.10.24 1 2,405 0 3時24分。津波が町に到達した時間で時計は止まっている。 時計塔がいまも立ち続けているのは岩手県大船渡市の沿岸部、大船渡駅前。 港からは200mも離れていない。 駅の東側を南北に走る県道230号線。大船渡駅と盛駅、ふたつの市街地を結ぶ線路に沿って走る道。国道と並行する
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月19日) iRyota25 2013.07.25 2 2,708 0 岩手県陸前高田市 小学校の校舎が簡易宿泊施設になった二又復興交流センター 陸前高田の町はいま、夏草に覆われた広い平坦地になっている。建物は数えるほどしか残っていない。かなしいほど見晴らしが良くなった町を工事車両など町の再建を進める車両が走り回る。高田の町の平
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月1日) iRyota25 2013.08.08 3 3,381 0 宮城県石巻市「川開き祭り」2日目 川開き本番の朝、未明まで雨が残った。激しく降った時間もあった。 天気が心配で目が覚めて、街に出てみると、七夕飾りが落ちている場所もあった。 空を見上げる。雲がゆっくり流れている。切れ間から薄日も差してきた。 そして、花火のフィ