バーミキュラで無水調理をしてみました!

pamapama

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先日、この「potaru」への投稿に関するコンペでごほうびをいただきました。potaruを日本に例えると、文化勲章とか国民栄誉賞に相当する賞だと思います。

だって副賞としていただいたものがスゴイんです。人気殺到のため注文しても1カ月以上待つという超人気&超高級鍋「バーミキュラ」なのですから!

フタの密閉性に優れていて「水なしで調理できる」という鍋。日本が生んだ世界に誇る鍋が、とうとうわが家にやって来ました。

あ、ロゴが逆さ…。
あ、ロゴが逆さ…。

料理した嫁さんがまず驚いていたのは「最初に空焚きで予熱するんだって!」ということです。

なんと鍋の中に何もない状態で3~4分中火にかけて鍋をあっためるんだそうです。そのあとで油を引いてなじませ、そこで初めて食材を投入します。

今回の食材は鶏のもも肉とじゃがいも、しめじ、そしてベランダで勝手に育っているローズマリー。あとは塩、コショウだけです。

温まった鍋にオリーブオイルをひいて、鶏もも肉の皮目だけを焼き、ちょっと焦げ目をつけます。

うっすら焦げ目がついたらいったん鶏を取り出し、じゃがいも、しめじを鍋に入れます。その上に鶏もも肉を置きます。

じゃがいもとあたまの黒っぽいしめじ(むかしはしめじといえばこれでしたね)。
じゃがいもとあたまの黒っぽいしめじ(むかしはしめじといえばこれでしたね)。

水は一滴も加えません。この状態で最初だけ中火に1~2分かけて再び予熱。そのあとは弱火にして約30分。

バーミキュラでの無水調理は基本的に「弱火」が最適で「強火」は必要ありません。

鍋の際とフタがともに「真っ平」でスキマがありません。鋳物でこれを実現するのはすごく難しいんだそうですよ
鍋の際とフタがともに「真っ平」でスキマがありません。鋳物でこれを実現するのはすごく難しいんだそうですよ

弱火にかけ続けて鍋とフタの間からうっすら蒸気が出続けるのがちょうどいい状態です。

水をいっさい入れていないわけですから、その蒸気はすべて「食材自身の水分」なわけです。すごいですね~。

待つこと30分。さあいよいよできあがりです!

ジャーン!できました!

しめじがけっこう縮んでいますが、他は一見「生のまま?」とさえ思えるビジュアル。蒸し焼きであって煮ていないからでしょうね。

茨城の地ビールも頂きもの
茨城の地ビールも頂きもの
自分で盛りつけたのでセンスが…嫁さんにやってもらえばよかった
自分で盛りつけたのでセンスが…嫁さんにやってもらえばよかった

じゃあさっそくいただきます!

すぐにわかるのは食材の味が濃いこと!だって水で薄まってませんから。すごくおいしいです!

もうひとつ強く感じたのは食材が「柔らかすぎない」こと。「やだー、噛まないのにとろけていく~♪」というのもうれしいですが、ちゃんと食材の歯ごたえが残ったうえで、食材本来の、芯のある味をすごく感じることができます。

同じく「重たいホーロー鍋」として知られるル・クルーゼの鍋を長年使ってきましたので、正直言って「そんなに差が出るのかなあ」と思っていましたが、甘く見てゴメンナサイ。無水調理ってすごいです!

主な食材を食べ終わったあとにも楽しみがあります。それは鍋底に残ったこのスープです。

水を加えていないので「食材から出た旨味だけ」のスープ。これをパンにしみ込ませて食べない手はないでしょう!

炭水化物は抜こうと思ったのに我慢できませんでした(汗)
炭水化物は抜こうと思ったのに我慢できませんでした(汗)

これがメッチャおいしかったです!

「食材自身の旨味が足し算になってるね」

的なことを言おうとした嫁さんでしたが、興奮して大阪弁が普段よりキツくなってしまい

「まじわっとるな。おんどれどうしのエキスがな」

と言っていました。おっさんかよ。

そんな嫁さん、この鍋がすっかり気に入ってしまって、この翌々日にもまた無水調理をしてくれました。

今度はアメリカ産の安い豚肉をかたまりで買ってきて、じゃがいも、にんじん、ブラウンマッシュルーム、そしてローズマリーとローリエを入れました。

鶏の時と同じ手順で約30分。できました~♪

じゃがいもの断面を見ると「火が通り過ぎてない」感じがわかりますね。

おしゃれに思われようとしてワインはロゼにしました。
おしゃれに思われようとしてワインはロゼにしました。

豚肉の無水調理も大成功!「肉をワシワシ噛みたい!」という人にも「固いのはイヤだ」という人にもちょうどいい弾力と、力のある味がたまりません。さらにブラウンマッシュルームは拝みたくなるうまさです。

また、洗い物担当としての感想もひとこと。鍋底が波打った加工になっているので焦げ付きにくいし、やっぱり黒って楽です!

とてもいいお鍋をありがとうございました!次回は「無水カレー」を作ってみたいと思います。

以下後日追記。バーミキュラが止まらない!

「(ほっといていいので)ラクやな!素材の味がしゅんどる(しみている)しな!」

ということで嫁さんはバーミキュラにどハマり!上の記事を投稿した6月4日からも4日間連続でバーミキュラによる料理が続きました。

ざっとご紹介しましょう。

フィリピンの家庭料理「アドボ」。水、豚バラブロック、手羽先、醤油、砂糖、酢、ローリエ、ゆでたまご。
フィリピンの家庭料理「アドボ」。水、豚バラブロック、手羽先、醤油、砂糖、酢、ローリエ、ゆでたまご。
ネギ、ショウガを敷いた上に鶏むね肉を置いてを入れて火にかけただけ。黒酢で作ったタレで。
ネギ、ショウガを敷いた上に鶏むね肉を置いてを入れて火にかけただけ。黒酢で作ったタレで。
じゃがいも、タマネギ、キャベツ、パプリカ、ニンジン、ベーコン。無水調理です。塩こしょうと素材だけの旨味なので「おんどれ汁」と名付けようとした嫁さんでしたが「その名前まずそうやん(笑)。言うほど汁ないし」と気づきました。
じゃがいも、タマネギ、キャベツ、パプリカ、ニンジン、ベーコン。無水調理です。塩こしょうと素材だけの旨味なので「おんどれ汁」と名付けようとした嫁さんでしたが「その名前まずそうやん(笑)。言うほど汁ないし」と気づきました。
上のものを盛りつけたもの。ニンジンは娘にぜんぶ食べられました。キャベツの芯に近い部分が激ウマ。
上のものを盛りつけたもの。ニンジンは娘にぜんぶ食べられました。キャベツの芯に近い部分が激ウマ。
パスタ好きのわが家でなぜかほぼ出てこないボロネーゼ。でもひき肉もトマトもどっしりした旨味で最高でした。娘に取られることを想定して大盛りにしたのは正解でした。
パスタ好きのわが家でなぜかほぼ出てこないボロネーゼ。でもひき肉もトマトもどっしりした旨味で最高でした。娘に取られることを想定して大盛りにしたのは正解でした。

今週は以上です!続報をお楽しみに♪

最終更新:

コメント(9

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  • B

    baikinman

    無水鍋って旨味が凝縮されている感じで、本当においしそうです。
    私もチキンが食べてみたい!!
    それにしても、ベランダにローズマリーが植えられているなんて、おしゃれだなぁ。

    • P

      pamapama

      個人的にはチキンが一番好きです。ローズマリーは丈夫なので水さえやればどんどん勝手に育ちます。おすすめです。

    • C

      cha_chan

      料理の写真、どれも一流シェフが作った料理に見えます!これは本当にすごいお鍋ですね(もちろん料理を作った奥様と盛り付けをしたpamapamaさんもすごいです)。

      使い捨ての時代、いい物を大切に長く使うことって環境にとっても大事ですよね。

      次回の無水カレーのレポートも楽しみにしています!

      • P

        pamapama

        ありがとうございます。嫁さんに伝えます。確実に喜びます(^^♪

      • A

        akaheru

        美味しそうですね~!

        テレビで見た無水料理、自分もしてみたいっす(>_<)
        (スープにパン、ワインの組み合わせも最高ですよね)

        野菜嫌いの長男も食べるようになったりしないかしらと考える日このごろ。

        もしそれでもりもり野菜を食べてくれるなら、決して高い買い物ではありません。

        お子さんのリアクションも教えてください!

        • P

          pamapama

          鍋底に残った汁(あえて汁、と言いたいです)とパン&ワインは最高ですよ!

          • P

            pamapama

            そうそう、娘はもともとニンジン好きなのですが、細かく切らないとウェーと出してしまいがち。でもこの鍋で調理したニンジンはある程度のかたまりでもモリモリ食べましたよ!

          • J

            jina

            おいしそう・・・バーミキュラ今すぐ買って試したい衝動を全力で抑えています。。私の購入の動機となる記事をたくさん書いてください。証拠があれば自分的にもOになるので笑

            奥様の方言もかなりオモロイですね。笑みがこぼれてしまいます。

            美味しい料理と楽しい時間。一時ひとときを笑顔で過ごすことのできるグッズを多くの方に手にしてもらうには・・・どうやったって高級商品に手の届かない人も多数いるので、この格差をなんとかするにはどうしたらいいのかを考えていきたいです。

            • P

              pamapama

              味はバッチリです。ただわたしも自分で買うとなると何回も躊躇するであろう値段ですよね…
              嫁さんは大阪弁もさることながら「言い間違い」もすごいので、機会があったらご紹介しますね(^^♪