自閉っ子と旬の味

pamapama

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中伊豆に住む同級生から「ズガニを捕ってきたけど、食べる?」という連絡が来たのでさっそくもらいに行ってきました。

モクズガニ…伊豆ではズガニと呼ばれるこのカニは、あの有名で高価な「上海ガニ」と極めて近い種類のカニで、見た目はほとんど同じ。

海で生まれて川で育つこのカニ、伊豆に限らず全国の川に生息しているそうです。

捕ったあと水にさらして泥を抜きます。かぼちゃを食べさせるとカニみその色も味も良くなるそうです。
捕ったあと水にさらして泥を抜きます。かぼちゃを食べさせるとカニみその色も味も良くなるそうです。
そこそこ興味がありそうにのぞき込む娘
そこそこ興味がありそうにのぞき込む娘
ズガニ触ってみる?と差し出され…
ズガニ触ってみる?と差し出され…
「そういうのはいいんで!」と断る娘
「そういうのはいいんで!」と断る娘

調理は戦い

この日は8匹もらいました。袋に入れてもらった上で持参したバケツに入れ、寄り道しないで帰ります。

大きめの2匹は蒸して上海ガニ風に黒酢とショウガで食べることにしました。残りは伊豆の郷土料理「ズガニうどん」にします。

というと「カニで取ったダシにゆでたカニが入ったうどん」を想像する方が多いと思うのですが、ズガニうどんは恐ろしく豪快な作り方です。なんと

「カニをまるごとミキサーにかけて、濾したものをダシにする」

のです。ミキサーがない時代は太い棒で潰してから丁寧にすり鉢で擦っていたのだと思いますが、ド素人のわが家はとにかく「ラクで速い」方法を選びます。

なんてったって生きたズガニはすごく元気で、まごまごしていると逃げ出してしまうのです。バケツなどの容器も、ある程度の高さがないと、他のカニを踏み台にして超えてしまうことがあるので要注意!

マンションのベランダから脱走したりしたらご近所さんも飛び上がって驚いてしまいますからねw

というわけで一匹ずつ高さのある鍋に移してはすりこぎ棒で簡単に潰して(ちょっとグロいので写真は割愛しますね)から少し水を加え、ミキサーで粉砕します(ズガニに触れた調理器具は、あとで熱湯をかけて消毒します)。

そうやってできた「カニまるごとエキス」をザルで濾して鍋に移し、中火~弱火ぐらいで火にかけます。

最初はもこもこと泡立ってきますが、ダシに含まれるたんぱく質が次第に熱で固まり、花が咲いたような状態になります。

味噌と塩で味を調えたら、わが家の場合は冷凍の讃岐うどんをそのまま入れてしまいます。

これで出来上がり♪

多くの人はこれを食べて開口一番「カニだ!カニだね!」と言います。ズガニまるごと味わえるこのうどんは、他の何にも例えようがない、とても深い美味しさです。

ほう、いい香りじゃないか
ほう、いい香りじゃないか
どれどれ味は…
どれどれ味は…
おお、カニそのものだな!
おお、カニそのものだな!
こちらは蒸したもの。上海ガニそのものですね(よう知らんけど)
こちらは蒸したもの。上海ガニそのものですね(よう知らんけど)

娘の野性を大切に

言葉を話せない娘ですが、旬のものを食べた時は間違いなくいい顔をします。もともと人間に備わっている野性がイキイキとしているようで、こちらまで嬉しくなります。そんな「人間が持っている感覚」というものを大事にしたいと思うのです。

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