自閉っ子の2022年振り返り

pamapama

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娘を絶対的なリーダーとするわが家の2022年を振り返る時、いちばん大きな出来事は「抗精神病薬の服用を始めた」ことです。

10月から耳かき1杯分ほどの抗精神病薬の服用が始まり、11月には耳かき1杯から2杯に。同時に既に服用を始めていた「メラトベル(体内時計を整える)」の量も2倍になりました。

その後の1カ月、娘の「興奮して力が入りやすい」という問題点は「抗精神病薬を増量した耳かき1杯分だけマシになったかな」という程度で、睡眠の方も相変わらず。

2時半から3時半に私たちが寝ている寝室のドアを壊れんばかりにガンゴンし、仕方なく起きてトイレに行かせた後に寝室へ戻っても、食べ物の催促で1時間おきに起こしに来て、そのまま朝まで起きているという日が多かったです。

何年も続いている寝不足もしんどいですが、最近はドアをいきなりガンゴンやられて心臓がビクン!という起こされ方がストレス…その消音対策も考え中です。

12月からは新しい薬も

その1カ月のことを報告した12月の診察後には新しい抗精神病薬が加わり、また1カ月様子を見ることになりました。

その新しい薬を始めてからの数日間は怖いぐらいによく寝てくれたのですが、わたしたち親の方が眠れる身体になっておらず、どうしても夜中に起きてしまいます。

とてもよく眠れた日は身体が慣れていないのか、頭痛が治まらず。「お宅の子は大変だよ」とお墨付きをもらった(抗精神病薬の服用が即座に決まった)ことで「つらさを感じるハードルが下がった」とでも言うのか…それって単なる気の緩みでしょうか。

まあ娘が常時よく寝てくれるようになれば私たちの身体も元に戻るでしょう。そんなに幸せになっちゃってもいいですか?w

学校では絶好調♪

まだ3学期を残してはいますが「大パニックで実力を見せつけた入学式」から9カ月。担任の先生2人を始め、娘に関わってくれる先生にはとても良くしていただき、娘は学校が大好き!

朝、支度ができたあとヨギボーやベッドで遊んでいる娘に「学校だよ」と声をかけるとすっくと立ち上がり、玄関へ向かいます。スクールバスにも駆け上がっていきます。

連絡帳を見ても、先生が娘の行動や表情をとても良く見てくれていること、とても面白がってくれていることがひしひしと伝わってきます。ずっとこの2人の先生に見てもらいたいなんて思ってしまうほどです。

わたしはどこから来て、どこへ行くのか…
わたしはどこから来て、どこへ行くのか…
セブンイレブンからここへ来て、家に帰るよw
セブンイレブンからここへ来て、家に帰るよw

難題中の難題

今回加わった抗精神病薬も含め、興奮を抑える薬は「食欲が出る」ものが多いそうです。

娘の体重が増え続けていること、休日は食べ物の催促ばかりなこともわたしたち親の非常に大きな悩みなので、ここをどう乗り切っていくかが難問中の難問です。わたしたち親がやせられないクセに、何もわからない娘に「食べたいのをガマンしろ」なんて、ねえ…。

とはいえ。

障害を持つ子にさえ「中学生らしく」のようなことを目標として掲げることが時としてありますが「らしく」などという正体のないものは全く不要だと思います。なので、わたしたち親は娘に関して「笑顔で暮らせること」を最優先に考えています。

でもシャツを着てブレザーを羽織って学校へ行く娘を「カッコいいぞ」と思っています。それに笑顔が加われば言うことはありません。その点ではすごく良い年だったと思います。

娘の冬休みが始まりました。例年とっても機嫌が悪い年末年始がどうなるのかビビっていますが、いったんひと区切りです。今年もわが家の珍妙な暮らしにお付き合いくださってありがとうございました。みなさん良いお年をお迎えください。

氷室京介から
氷室京介から
すしざんまいの社長を経て
すしざんまいの社長を経て
ジョン・トラボルタへ
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