福島いわき久之浜地域の農業「2015年へ」 iRyota25 2014.11.28 5 2,364 0 静岡県からいわき市久之浜地域を訪れた人たちに、「安全な米作り研究会」を紹介して米作りや農業について教えてもらいました。レクチャーしていただいたのは、いつものとおり佐藤三栄さんと飯島助義さん。 原発事故の直後から、田んぼにセシウムを吸着するゼオライトという鉱
陸前高田・見晴台からのパノラマ写真 iRyota25 2015.01.21 2 2,366 0 巨大ベルトコンベアが町を縦横に走る陸前高田。2015年1月2日、見晴台にのぼってパノラマ写真を撮影した。 長く伸びる仮設の階段。見晴台は階段状のピラミッドのようにも思える。高さは20mくらいありそうだ。 階段をのぼっていくにつれて、巨大ベルトコンベアの末端部分が迫っ
1号機原子炉格納容器内でのロボット調査の経緯 fnp1monitor 2015.04.14 2 2,505 0 4月10日のニュースでは、東京電力が投入した格納容器の内部を調査するためのロボットが動かせなくなったという話だった。その後13日には、動かなくなったロボットの回収を断念したというニュースが流された。 およそ10数メートル進んだところでby NHK ロボットは長さ60セン
もしも「恋人」という言葉がなかったら yumenoshippo01 2014.12.09 4 2,844 0 もうすぐクリスマス。街はイルミネーションに輝き、恋人たちが冷えた手を温め合う、そんなロマンチックな季節ですが、もしも「恋人」という言葉が発明されていなかったら? きっとクリスマスのイメージもちょっと違っていたかもしれませんね。 恋人という言葉、実はそんなに昔
津波被災地ではたらく「現場の掟」 iRyota25 2015.01.07 6 3,188 0 雪が降ったり、風が強かったり、ただでさえ冬場はとくに屋外作業が大変になる東北の被災地。陸前高田のかつてのメインルートのひとつを歩いていたら、一枚の看板が目に付いた。陸前高田のマスコット「たかたのゆめちゃん」が描かれたボードの近くに立てられていたのは、「津波
南三陸♡くりちゃんの絆ロールケーキ yumenoshippo01 2015.01.05 3 4,170 0 なぜロールケーキに「わかめ」なのか。それは南三陸生まれのロールケーキだから。 細かく刻んだわかめがクリームの中に直接入っていて、しかも宮城の伊達の旨塩でほんのりと味付け。甘すぎなくて、といってわかめの味が出しゃばるのでもなく、やわらかなクリームにプチプチし
[炉心溶融]融け落ちた燃料デブリの検知に向けて、第一歩! fnp1monitor 2015.02.10 3 1,771 0 2月9日、東京電力の「写真・動画集」ページに「福島第一原子力発電所 原子炉内燃料デブリ検知技術の開発について(1号機)」というページが追加された。 福島第一原子力発電所原子炉内燃料デブリ検知技術の開発について(1号機)|東京電力 平成27年2月9日 しかし、写真を見
南相馬市が「脱原発都市」宣言 Rinoue125R 2015.03.03 2 1,268 0 原発事故で大きな被害を受けた南相馬市の市議会定例会で、桜井勝延市長は会期中に全国初となる「脱原発都市」を宣言する方針を示した。朝日新聞DIGITAL、NHKニュースウェブ、FNNなどのメディアが伝えている。 福島)南相馬市が脱原発都市宣言へ 「復興モデル発信」:朝日新聞
【遺構と記憶】女川・江島共済会館がほぼ解体される iRyota25 2015.01.07 5 7,131 0 年末年始の休暇中、久しぶりに訪れた女川の町で驚いた。女川町立病院(現・地域医療センター)の駐車場から道を隔てた目の前にあった、津波で倒されたビルの姿が消えていたのだ。 12月11日から始まった解体工事は、年末の時点でこの進捗状況。すでにビルがあったとは思えない
五月のオーブ iRyota25 2015.05.15 1 1,307 0 五月の祭りの次の日、いつもお世話になっている福島県の神社の社務所におじゃまして、宮司さんと奥さんとお茶っこさせてもらった。 前日の神輿のこと、神輿の担ぎ方のこと、それぞれの神社の神様のこと、復興に向けての町の雰囲気など様々な話をしていくなか、急にオーブの話
まるで工場夜景。陸前高田「夜のコンビナート」 iRyota25 2015.01.21 2 2,420 0 陸前高田の友人はベルトコンベアのことを「コンビナート」と呼ぶ。昼間もたしかに巨大プラントを思わせるが、ライトアップされた夜の姿は「まるで工場夜景」だとも。 年末に何度か訪れた時には、日曜日だったり年始休暇中だったりで、稼働中のベルトコンベアを見ることはでき
奇跡の一本松が見つめる2015年 iRyota25 2015.01.05 3 1,877 0 最初に会った時、一本松はすでに切り株になっていた。 次に会った時には、レプリカとして再生された幹だけが寂しく立っていた。 その後は、枝を設置するために足場が組まれた姿、付け替えのために枝が外された姿、 ようやく完成してライトアップされた姿など、奇跡の一本松が
復興への砦「みんなの家」から見た陸前高田 iRyota25 2015.01.20 3 3,423 0 かさ上げ工事が進められる陸前高田。中心地近くの小さな高台に「みんなの家」がたっている。津波の塩害を受けた地元の材木を使ってつくられた、まるで林のような、あるいはまるで砦のようなその姿が印象的だ。 みんなの家は、建築家の伊東豊雄さんを筆頭に、乾久美子さん、藤
[事故原発で道路火災]謎の火災じゃ済まされない fnp1monitor 2015.03.25 2 5,521 2 福島第一原発構内で、主要施設から離れた道路脇の草むらが少し焼けた火災、というだけにとどまらない。この出来事からは、事故原発内部の管理体制がどうなっているのかといった問題や、トラブル発生時にその事実を「どのように」公開するかという東京電力の姿勢までもが透けて
信頼回復ないままサブドレン水を海に捨てるつもりか? fnp1monitor 2015.04.01 2 1,927 1 東京電力は3月31日付で「福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果」という報道配布資料をリリースした。これまでにない新しいリリースだ。資料はペラ1枚。次の内容だ。 福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果|東京電力 平成
銘菓「かもめの玉子」。お菓子はちいさな語り部 iRyota25 2015.01.14 3 4,357 0 青い空、紺碧の海のあいだを白い海鳥がゆったりと飛んでいく。ここは三陸・大船渡。銘菓「かもめの玉子」の生まれ故郷だ。 お菓子のご紹介だけど、お菓子とはまったく関係なさそうなエピソードをひとつ。 それは冬休みの休日に開かれた、こども達のワークショップでのこと。タ
震災当日の夜、真っ暗な新聞社で近江さんが考え抜いた「やるべきこと」 iRyota25 2015.01.08 3 13,141 0 2011年3月12日、震災の翌日の石巻の町に手書きの壁新聞が貼り出された。壁新聞を作ったのは石巻日日新聞。本来、印刷した新聞を発行する会社がなぜ壁新聞を貼り出したのか。壁新聞は震災後の町に何を語りかけたのか。 震災から1年が経過しようとしていた2012年2月、静岡県で開
どうして原発再稼働は既定路線扱いされるのか iRyota25 2015.04.07 2 1,761 0 4月1日、東京電力は「新潟本社」という新たな組織を発足した。3月発表されたリリースによると、 当社の重要な発電施設が立地し、関東圏の電力を安定的に支えていただいている新潟県の皆さまは、当社にとってかけがえのない存在です。新潟県の皆さまの思いにこれまで以上に誠実
紙切れ1枚の資料「Sr処理水の再処理」をできるだけ読み込んでみる fnp1monitor 2015.04.16 1 1,930 0 東京電力が4月15日付で発表した資料「高性能多核種除去設備によるSr処理水の再処理について」。日報を引用紹介するページでは、ペラ1枚で説明もなく、何がなんやら分からないと書いたが、それで済ませるわけにはいかないので、分かる範囲で読んでみた。 高性能多核種除去設
ご飯をおいしくする八十八の話 iRyota25 2014.12.12 7 9,766 0 【NEW】麦踏みをお手伝いした麦ごはんを食す幸せ 新米はもう食べましたか?(少し時期おくれな話ですが…)お米はどこで買っていますか? 最近ではお米の美味しさをウリにする料理店も増えてきて、「おかずなしでも美味し!」とうならされることもしばしば。 大切に炊かなきゃ
【遺構と記憶】陸前高田の集合住宅 iRyota25 2015.01.20 2 5,080 0 国道45号線の沿線にたっていた5階建ての集合住宅2棟。海側の1棟は4階までが、ベランダから玄関まで津波でうち抜かれていた。人の姿がほとんど見られない高田の町で、津波の威力と想像を絶する恐ろしさを静かに物語り続けている。 震災後の陸前高田に残された衝撃的な建物は「
【大震災を自分事に】3月15日の壁新聞「ボランティアセンター設置」 iRyota25 2015.03.16 1 1,765 0 震災5日目、手書きの壁新聞から、見出しを引用します。 平成23年3月15日(火) 石巻日日新聞「号外」 ボランティアセンター設置 安否情報を放送 介護ボランティア求む 商店主らが炊き出し 手書きされた紙面からダイレクトに伝わってくる臨場感は、壁新聞の実物が展示されてい
【遺構と記憶】気仙沼に打ち上げた大型漁船 iRyota25 2014.12.26 4 8,496 0 その船を最初に見た時の衝撃を忘れない。気仙沼の港沿いから鹿折駅方面へのカーブを左に曲がってほどなく、その船が見えてきた。津波被害を受けた建物の片づけが進み、残されたコンクリートの基礎くらいしか町の痕跡が分からない荒涼とした風景。コスモスと、あとはたぶん塩害
汚染水の海洋流出は明らか fnp1monitor 2015.06.05 1 4,169 0 5月29日午前10時8分頃、東京電力福島第一原子力発電所の構内で、またしても深刻な汚染水漏洩が発生した。今回の漏洩は、地下貯水槽に貯められた汚染水を汲み上げて貯蔵していた角型大型タンクから、3号機タービン建屋地下へ汚染水を移送していた耐圧ホースが破れたことが原因
5月まで延長しても告示限界未満まで処理できる汚染水は66%止まり fnp1monitor 2015.03.17 2 2,188 0 東京電力は3月16日、第19回廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料を抜粋して発表した。内容は事故原発の敷地内に林立する大量のタンクに蓄えられた汚染水処理。汚染水の処理は平成26年度中に完了する予定だったが、3月12日時点で27%(厳しい見方をすれば41%)が処理されていな