息子へ。東北からの手紙(2013年8月28日) iRyota25 2013.09.05 1 3,859 0 ロシナンテス・大嶋さんの長靴 長靴は特別なアイテムだ。 ボランティアの足元は長靴で決まりだし、 農作業や船の上の作業、土木作業や災害復旧工事現場にも欠かせない。 頑張るゼ! そんな時の足元を固めてくれるのが長靴ってぇもんだ。 今日は、そんな長靴の中でもとびっきり
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月1日-その2) iRyota25 2013.06.07 3 2,101 0 2013年6月1日 福島県白河市 アウシュビッツ平和博物館で一冊の本に出会った。 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による『今こそ〈暗闇の思想〉を』(一葉社)。 大分県中津市出身の作家で、公害や大規模開発に反対し続けた松下竜一さんの八回忌の記念講演をまとめた書籍だ。
実物の「千人針」70数年前の祈り iRyota25 2015.08.28 6 11,632 0 「千人針」―― 言葉もすでに風化してしまったかもしれないが、戦地に赴くことになった兵士たち、つまり夫であったり、息子であったり、許嫁であったりした人たちのために、「銃後」の女性たちが無事を祈りつつ、まるで刻むかのように糸の玉止めを結んだもの。 8月の末、三島市
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月29日) iRyota25 2013.07.05 2 1,747 0 こんな人がいるものなのか、と思った。 大曲浜獅子舞保存会の会長、伊藤泰廣さんを紹介された瞬間、その瞳に射抜かれた。 黒いダイヤ。 というと比喩で石炭や黒曜石なんかのことを言うけれど、その瞳は正真正銘、 黒い金剛石そのものだった。 相手の瞳孔を貫いて、心の底まで
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月3日) iRyota25 2013.06.12 2 1,669 0 2013年6月2日 岩手県陸前高田市 陸前高田の町なかは、ほんとうに建物がほとんどなくなってしまって、まっ平らになった。ランドマークがほとんどなくなったせいで、クルマを走らせていて道に迷ってしまう。実際に、道を間違えて、舗装が剥がされたままの砂利道の一本道を延々走
息子へ。被災地からの手紙(2013年5月31日) iRyota25 2013.06.06 2 1,728 0 2013年5月31日 東京 ▼ 金曜日の夜の東京の街なかを通って、東北へ向かった。 終電前の時間帯。渋谷も新宿も、相変わらず夜遅くまで人通りが絶えない。街灯、ネオン、水銀灯、自動車のヘッドランプ…。街は光であふれている。 駅と繁華街のあいだを流れていく人波を見ながら、こ
息子への手紙(2015年11月6日)北九州、高齢化の町の将来 iRyota25 2015.11.07 2 2,218 0 今日は「東北からの手紙」ではなく、福岡県北九州市からの手紙だ。 アドベンチャーみたいな交通事情 レンタカーを借りて小倉(おぐらではなく「こくら」)の町を久しぶりに走って、今回気づいて驚いたことがあった。かつて北九州というと、自動車運転のマナーが悪いことでは全
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月1日-その3) iRyota25 2013.06.10 2 1,775 0 2013年6月1日 福島県いわき市大久町小久 いわき市久之浜町の山手に広がる田園地帯、小久に佐藤三栄さんを訪ねた。 佐藤さんの田んぼはすでに田植えを終えていた。田んぼに張られた水に、近くの山の姿が映る。田植えされたばかりの背の低いイネの緑が、風にそよぐ。 なんとも平
【復興応援ツアー2015】3世代で行く、防災学びの旅 by akaheru akaheru 2015.11.10 2 2,972 6 昨年もエントリーさせていただいた復興応援ツアー。 前回は私、妻、長男の3名で東北を訪れましたが、今年は6月に生まれた長女、そしてばあばの計5名で参加します。昨年も訪れたところ、昨年は時間をかけて見ることができなかったところを時間の許す限り回りたいと考えておりま
【復興支援ツアー2015】 3世代で行く東北旅行 byバイキンマン baikinman 2015.11.10 2 2,666 2 企画内容 「次世代へつなぐ防災減災の学び」を目的に、義母から実母にチェンジして、2回めの東北旅行へ。 2014年に訪れた際とは変わり、陸前高田の巨大ベルトコンベヤーが役目を終えて解体されていくということ。 訪れたいところが多くかなり詰め込みスケジュールですが、写真
人と人が関わることって(2) 私、取材は嫌いです。 iRyota25 2016.01.31 1 1,114 0 1月30日のNHKスペシャルを途中から観た。何日も前から息子が、この日のこの時間はこの番組を見るんだと言い張っていた番組でもあった。しかし息子は数十分くらい過ぎたところで「オヤジ、テレビやってるぞ」と言ったきり自室にこもった。 途中からしか観ていない番組だから、
奇跡のサンドウィッチ[いわき・ジュネス]再訪! yumenoshippo01 2015.11.24 2 3,178 0 イベントでいわき市(福島県)に行ってきました。いわきと言えば、驚きのサンドウィッチのジュネスです(もちろんそればかりではありませんけど)。イベントで知り合った人たちに写真を見せたら「行きたい!ぜひに」ということで再訪(実際には4度目くらい)しました、いわき
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月16日) iRyota25 2013.07.19 1 1,901 0 2013年7月16日、晴れ。(宮城県仙台市→七ヶ浜町→東松島市) ◎「驚くべき一日」インクレディブル! あったこと、感じたことのみ記す。 本当は昨日会ったロシナンテスの人たちと一杯やりたいと、熱望に似た思いを募らせつつ、仙台に宿をとった次の朝は早かった。 ホテルでの朝食
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月17日)その1 iRyota25 2013.07.23 1 1,901 0 2013年7月17日、曇り。(石巻市狐崎浜) ◎本日曇天なれど、引き続き驚くべき一日なり! 東松島市の宿舎を出発したのは午前2時。 牡鹿半島の真ん中あたりにある狐崎浜への道すがら、何頭もの鹿に出会ったよ。カーブを曲がったとたん、光る目が4つ。ヘッドライトに照らされて、
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月15日) iRyota25 2013.07.16 1 1,648 0 宮城県亘理郡亘理町・宮城県名取市閖上 亘理町の民家を一軒借り受けて、活動の基地としているNPO法人ロシナンテス。その名前はドンキホーテの愛馬の名にちなんでいる。この会を立ち上げたのは九州のある高校のラグビー部出身の人たち。部は違うが、父さんと同じ高校の人たちだ
【シリーズ・この人に聞く!第121回】「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」著者 鈴木琢也さん kodonara 2016.02.05 2 6,100 0 中・高時代、偏差値30台の不良が世界ランキング1位の公立カリフォルニア大学バークレー校を目指し一念発起して猛勉強の末、合格。「地頭なんて知らねえよ」という帯が語る通り、全力で努力を重ねてきた。単なる勉強方法の指南書で終わらず、心の琴線に触れる実話が詰まった一
ツッコミどころ満載!マンガ『巨人の星』は最高におもしろい!!第1回 doraemon 2015.07.03 8 17,068 2 巨人の星は1966年(昭和41年)から連載が始まったので私が生まれる前からです^^舞台は昭和33年の春、長島選手が巨人軍に入団するところから始まります。監督は川上哲治さん。 普通に野球マンガとしてもおもしろいんですけど、それだけではないんです。巨人の星は実在する登場
【復興支援ツアー2015】一杯のコーヒーの温かさを探す神戸への旅 by iRyota25 iRyota25 2015.11.11 2 2,245 2 もう1件エントリーさせていただきます。 毎年3月11日、石巻での慰霊の集いが行なわれる「がんばろう!石巻」看板の前には、神戸から温かいコーヒーを届けに来てくれる人たちのテントがあります。寒風吹きすさび、小雪までまじるような寒空の下、被災した訳でもない私にまで彼
日本で一番栄えていた地域を灰燼に帰したもの【3月10日東京大空襲】 iRyota25 2016.03.10 1 5,948 0 3月9日の深夜、71年前のたぶん同じ時刻、今では多くの観光客を集める南の楽園、グアム島、サイパン島、テニアン島から飛び立った約300機の爆撃機に搭乗した、およそ3,000人の若い飛行兵たちが、北に向けて飛んでいました。目標は東京です。 忘れないで下さい。東京大空襲を行
息子へ。被災地からの手紙(2013年4月17日) iRyota25 2013.04.18 2 1,862 0 2013年4月17日 宮城県気仙沼市リアス・アーク美術館 気仙沼港の岸壁では、オイルフェンスのようなものが張られて(たぶん地上から汚れが海に流れ出さないようにしているのだろう)、埠頭の工事が進んでいた。その手前には工事の進展を待っている被災した岸壁。 港の岸壁って、
あの日、七十七銀行女川支店で起きたこと。遺族にとっての「防災」という言葉 iRyota25 2015.11.27 1 5,407 0 プロローグ 大津波の日、宮城県の大手地銀・七十七銀行女川支店で起きたことをご存じですか。走れば1分もかからないところに、山までつながる高台があったのに、行員たちは支店長の指示で高さ約10メートルの屋上に避難。そして、奇跡的に助かった1人を除く全員が犠牲になって
【世界一周の旅・南米編 Vol.4】標高約3,800メートルの高地にある海のような「チチカカ湖」 sKenji 2015.12.02 1 2,126 0 ペルーとボリビアの2つの国にまたがるチチカカ湖は、定期汽船が航行する湖では世界で最も高い場所にあることで知られています。その標高はなんと3,810メートル!さらにそのような高地にあるにも関わらず、広さは琵琶湖の約12倍!南米大陸最大の淡水湖なのです。 チチカカ湖に
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月2日) iRyota25 2013.06.11 1 1,903 0 2013年6月2日 宮城県石巻市 関東地方では、汗ばむくらいの陽気らしいけど、こちらはすっきり爽やかなお天気だ。というより、昼間でも少し肌寒くて、長袖の上着を持ってこなかったことを後悔しているくらい。 北東方向からの風、やませが入ってきているとのことで、最高気温で
山登りのススメ Vol.23 ~四阿山&根子岳~ sKenji 2015.09.08 2 3,291 0 長野と群馬県の県境にある日本百名山の四阿山(あずまやさん)。山の形が「あずまや」の屋根に似ているところから、この名がついたと言われている。山頂からの眺望が素晴らしく、嬬恋や菅平を望むことができる。 日本百名山の著者・深田久弥は四阿山とその隣にある根子岳につ
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月1日-その1) iRyota25 2013.06.07 1 1,674 1 2013年6月1日 福島県白河市 東北の初夏ならではの淡い新緑の中、真っ白なオオデマリの花が咲いていた。なだらなかな丘に囲まれた畑のような場所に、木造の古民家が1軒。レンガ造りの小屋が1軒。貨車が2両。そして「原発災害情報センター」と掲げられた、まさに建設途上の木造