【東北復興支援イベント】防災対策について考える

sKenji

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2015年3月11日。東日本大震災から4年が経過するこの日、亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、震災を風化させてはいけない、東日本大震災を教訓として次に来る災害に対して備えなければいけないという想いから、勤務先の会社で東北の復興を中心に考える社内イベントを全社員参加のもと実施しました。

 【東北復興支援イベント】3月11日、東北の復興と防災について考える社内イベントを実施しました
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イベントで実施したグループディスカッションのうち、「防災対策について考える」をテーマに話し合われたことをシェアします。

グループディスカッションでは、最初の45分間を「ディスカッションタイム」としてグループごとにそれぞれのテーマについて話し合いました。その後、「シェアタイム」として、話し合った内容をグループごとに発表して、参加者全員で内容をシェアしました。

ディスカッションタイム

ディスカッションタイムでは様々な意見や情報共有をしました。個人的に印象に残っている2つをご紹介いたします。

・東日本大震災の津波によって被災をしたある学校の生徒が、同じ市町村の津波被害を受けていない内陸の学校に転校した。生徒が転校先での避難訓練に参加してみると真剣さに欠けた訓練であり、そのことを父親に伝えると父親は「じゃあどうして、もっと真剣にやろうとお前が率先しなかったんだ」と話したという。

・避難訓練を繰り返すことにより、避難に要する時間が少しずつ短縮されている。

シェアタイムでの共有内容

シェアタイムで発表された内容は主に次のものです。

まず防災対策には「物理的な備えのハード面」と「災害に対する心構えなどのソフト面」があり、今回は後者について話あったとのことです。その上で次のような対策をシェアしました。

・災害用の備蓄品などについてのチェックリストはいろいろあるが、準備しておくものは、環境や状況によって人それぞれ異なってくる。そのため、自分にあったチェックリストを考えておく必要がある。考えたリストは、時間の経過にともなって修正が必要になってくるので、欠かさずアップデートしていくことが重要である。チェックリストを更新し続けることにより、防災意識も高く保ち続けることができる。

・災害時の情報収集について、紙、携帯電話など複数の手段を想定、確保しておくべきである。東日本大震災の際、地震発生直後は電話などに比べてネットは比較的つながりやすい状況であった。ハザードマップにおいても、複数の手段で見ることができるようにしておいた方がよい。

・実際に災害が発生した場合、どのような状況になるかはわからない。対処方法のマニュアルはあるものの、それらは特定の条件を想定して設定されたものであり、同じ状況になるものではないと考えた方が賢明だ。日ごろからあらゆる状況をできるかぎり考えておくことが大切。

・実際に災害を経験しないと意識を高く持つことは難しいかもしれない。しかし、災害発生時の対応能力を高めるためには、想像力を駆使して、あらゆる状況を考えておくこと、そしてそれを維持していくことの外に方法はないのではないか。

グループは最後に「今後自分達にできることとして、(情報を発信するIT企業の強みを活かして)防災意識を高く保ち続けることを多くの方に啓蒙していきたい」と締めくくりました。

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紹介:sKenji

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