アフリカ・ナミビアにあるナミブ砂漠は「世界で最も美しい砂漠」と言われています。赤茶色の砂丘が連なる光景はまさに絶景。実際に自分の目で見た日には、きっと一生忘れることができない思い出になりそうです。
ナミブ砂漠の必見ポイント
世界で最も美しい砂漠は世界最古の砂漠とも言われています。その起源は8000万年前にも遡るのだとか。特徴的な美しい赤砂は、鉄分を多く含んだ砂が酸化したために赤みを帯びています。
デンマーク本土よりも広い5万平方キロメートルの広大な砂漠で、絶対に訪れておきたいのは次の3ヶ所です。
まず最初に訪れたいのが「デューン45」。美しい砂丘が連なっていることで知られる場所で、日の出ポイントとしても知られています。砂丘の山頂から、昇る太陽と変わりゆく砂漠の色を堪能したいです。
「デッドフレイ」には一風変わった風景が広がっています。デッドフレイとは「死の沼地」という意味。その名の通り砂漠の中に白く干上がった湖があり、そこに枯れ木が立ち並んでいる、世にも不思議な光景を目にすることができます。
木は数百年前に枯れたものの、乾燥しているため分解されずに残っています。枯れた木のシルエットが砂漠の中に立ち並ぶ光景を目にした瞬間、不思議な感覚に襲われそうです。
そして、最後に行きたい場所はとある砂丘。この砂丘、デッドフレイと同じソススフレイにあり、世界で最も高いとされる砂丘なのです。
その高さはなんとおよそ350メートル!丘というよりも山と言った方がいいかもしれません。なんでも、頂上まで往復すると3~4時間もかかるそうです。
砂丘は足を取られて見た目以上に時間と体力を要します。辛い砂山登りになりそうですが、ぜひ挑戦してみたいです。
ナミビアでは、驚異の植物も見てみたい!
実は以前、南アフリカからザンビアに移動する途中にナミビアを通過したことがあります。
その時に聞いて知ったのが、「ヴェルヴィッチア」という植物です。
なんとこのヴェルヴィッチア、寿命が数千年もあるという長寿の植物なのです。おまけに大きい物では直径4メートル以上にもなるといいます。この話を聞いて以来、一度は見てみたいと思っている驚異の植物です。
旅行費用&アクセス
前回ご紹介したサグラダ・ファミリアがあるバルセロナからナミビアの首都ヴィントフックまでは飛行機で飛びます。
バルセロナから乗り継ぎが少ないのは、ルフトハンザドイツ航空を利用した1回乗り継ぎです。フランクフルト国際空港でナミビア航空に乗り換えます。
日本から直接行く場合の一例として、エティハド航空で乗り継ぎ2回、所要時間31時間、往復運賃15万円(※目安です。最新の情報は下記リンクで確認できます)ほどです。その他の航空会社もフライトがあります。
ナミビアの空港から市内にはシャトルバスで移動。所要時間約40分です。
街についたら旅行代理店でナミブ砂漠ツアーを探します。砂漠はナミビア最大の観光スポット。恐らくほとんどの代理店で取り扱っていると思います。ツアーの日程は2泊3日からあり、料金の目安はおよそ3万円前後です。
ヴィントフックはアフリカで最も綺麗な町とも言われています。1泊して街の散策もしてみたいです。ナミビアはかつてドイツの植民地でしたが、当時の面影を残す駅舎などがあります。
ちなみに、アフリカと聞くと物価が安いというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかしナミビアの物価はヨーロッパの国に近いものがあります。
【主な旅行費用】
■交通費
・スペイン・バルセロナ → ナミビア・ヴィントフック:飛行機(14時間半。途中1回乗換え)[115,000円]
・ヴィントフック国際空港 → ヴィントフック市内:バス(40分)[1,700円]
■宿泊費
ヴィントフックの小綺麗なゲストハウス:6,000円(1泊 )× 1日間
■食費等:
・3,500円(1日)× 1日間
※朝、昼は食堂で軽食。夜はレストランでディナーを想定。
■その他
・2泊3日ナミブ砂漠ツアー代:30,000円
《スペイン・バルセロナからの目安費用:16万円程度(※概算)》
※金額、及び時間は参考情報であり、あくまでもひとつの目安です。
※金額は2016年6月29日現在のレートで計算。1ナミビア・ドル≒6.8円。
「ナミブ」とは現地の言葉で「何もない」を意味するそうです。しかし、私にとっては見たいものがいっぱい。いつか訪れたい場所です。
ナミブ砂漠
参考文献
「地球の歩き方 E10 南アフリカ 2016~2017年版」(著作編集:『地球の歩き方』編集室、発行所:株式会社 ダイヤモンド・ビック社、発行元:株式会社 ダイヤモンド社)
前回の話
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