WILDLIFE in TOHOKU「キツネの落とし物」 hometown_of 2018.05.09 1 1,244 0 夕方も夕方、もう黄昏どきになった頃、この辺りではよくキツネの姿を見かけた。2年くらい前のことだ。その頃にはまだこの辺りの宅地造成は進んでいなくて、無造作な盛り土のハゲ山が連なる暮れがかった世界を、すたすたと走り去っていくキツネの姿は、さみしくもあり、また野
【遺構と記憶】国道45号線沿いに残された高田松原の被災松 iRyota25 2016.01.28 1 2,259 0 震災遺構としての保存が本決まりになっているかつての道の駅「Tapic45」(陸前高田市)。その敷地の片隅に被災した松の根や幹が並べられている。 決して捨て置かれているわけではない。なぜならちゃんと説明パネルも設置されているから(コンパネにカラープリントを貼り付けた
アバッセの看板が掲出される【2017.3.11】 hometown_of 2017.03.11 1 1,997 0 3月11日2時半過ぎ、陸前高田のかさ上げ地に建築中の「アバッセ(Abasse)」の敷地東側に、施設名を示す看板が掲出された。 防災無線で黙祷が呼びかけられた時間をはさんで、現場では看板のベース部分の工事が続けられていた。3.11に合わせての看板お披露目かと思って作業員さ
陸前高田のマイヤ竹駒店が閉店 hometown_of 2017.04.21 1 3,693 0 陸前高田の地元スーパー、マイヤ竹駒店が閉店した。 かさ上げされた土地につくられる新しい中心商店街アバッセのキーテナントとして入居することになったからだ。店内には「閉店→アバッセたかた内へ4月27日オープン」と誇らしげに貼り出されていた。 最終日に閉店セールが行わ
この土地を埋め尽くした真っ黒な濁流 hometown_of 2017.03.11 1 1,616 0 土木作業員のKさんと偶然再会した。3.11の数日前の夕方、「おう、久しぶり」と声を掛けられた。Kさんは仕事帰りに一本松茶屋で休憩している様子だった。 真っ黒な巨大な渦 少し気が早いが今年の祭りのことを話したりしていたら、Kさんが突然あの日のことを語り始めた。 「あん
【オープン間近】アバッセたかたに潜入 hometown_of 2017.04.14 1 2,649 0 タイトルに誤りあり。建築途中の中心商店街施設に用事があって入れてもらったわけで、決して無断で忍び込んだのではない。 陸前高田のかさ上げ地に建設が進む中心市街地の商業施設「アバッセたかた」。アバッセとは地元の言葉で「一緒に行こう」といった意味。4月27日のオープ
陸前高田で「遊び初め」セレモニー hometown_of 2017.05.02 1 2,496 0 アバッセたかたのオープニングレセプションに続いて、おとなりの「まちなか広場」では、市内の子どもたちを招待して「遊び初め」セレモニーが行われた。 遊び初めには保育園の子どもたちのほか、陸前高田、大船渡、住田のキャラクター、たかたのゆめちゃん、おおふなトン、す
3月11日、朝の風景 hometown_of 2017.03.11 1 1,474 0 3月10日の次の日は11日。当たり前のことなのだが、気持ちがざわざわするのはなぜだろう。 式典会場の大きなテントの向かい側、コミュニティホールに掲げられる旗が半旗だった。毎朝9時に掲揚される3つの旗。今朝、その旗を掲げた人は何を思ったことだろう。 コミュニティホー
ヤルキタウンのみんなの茶ロン閉店で、名物「タコ丼」はどうなるの? hometown_of 2017.04.14 1 2,255 0 まさに寝耳に水だった。ヤルキタウンのみんなの茶ロンが今日で終了する——。情報が入ってきたのは3月31日の朝のこと。もうタコ丼やヤルキ丼を食べられなくなるのかと悲しい気持ちで訪ねると、特定非営利活動法人再生の里ヤルキタウン理事長の熊谷耕太郎さんが事情を詳しく説明
鈴木旅館の入浴支援終了 hometown_of 2017.04.21 1 2,035 0 陸前高田で被災を免れた宿泊施設は多くない。そのひとつ、矢作温泉元湯鈴木旅館は震災後の陸前高田で、ボランティアや作業員の宿泊場所として貴重な存在だった。 もうひとつ、鈴木旅館は仮設住宅に暮らす人たちにとっても、とても貴重でありがたい存在だった。それは、仮設住
人が減った仮設住宅でいまもイベントが行われるわけ iRyota25 2016.12.10 1 1,723 0 被災地では災害公営住宅が次々と完成し、町では新しい市街地の整備が進む。被災した人たちは新たな生活を歩み始めている——。東日本大震災関連のニュースがめっきり伝えられなくなった昨今では、そんなイメージが一般的になりつつあるかもしれない。そのイメージ、一面では正し
あっという間の解体 hometown_of 2017.04.14 0 1,277 0 3月も末近くになって、お茶の小谷園さんの旧仮設店舗に解体用の仮囲いが設置されたと思ったら、31日には建物の解体が始まっていた。 用事を済ませて解体現場に戻ってみたら、もうほとんど跡形もない状態。 年度末ということが関係しているのかどうか分からないが、驚くほど急
【さあ、これからだ】されど、これも現実 hometown_of 2017.04.28 0 4,163 0 陸前高田市高田地区の複合商業施設アバッセたかた。オープニングの4月27日は、店舗やNPO関係スタッフを対象に駐車場規制があった。 もちろん来店するお客さんには舗装された駐車場をご利用いただく。レセプション出席の来賓には、店舗スタッフ用の駐車場を割り当てる。店員さ
「希望」という名の橋の解体工事 iRyota25 2016.07.23 0 2,529 0 高台の山を切り崩して宅地などの新しい町の基盤を造りつつ、切り出した土を津波被害にあった低地に運び出してかさ上げ工事を進める。10年かかる規模の工事を3年ほどに短縮することができた陸前高田の巨大ベルトコンベア。昨年その運行が終了して以来解体作業が進められてきた
アバッセたかたがオープン【写真集】 hometown_of 2017.04.28 0 2,330 0 2017年4月27日、陸前高田市高田地区に建設が進められてきた中心市街地の商業施設「アバッセたかた」がオープンした。 高田の人たちが待ちかねたこの日の模様を写真特集でどうぞ。 オープニングイベントは8時15分にスタート。オープニングには陸前高田の「たかたのゆめちゃん」
7年目の大学生ボランティア hometown_of 2017.04.14 0 1,366 0 3月下旬、朝のラジオ体操に若い顔がたくさんあった。ボランティアにやってきた神戸大学の学生たちだ。 春休みを利用してやってきた彼らのグループ名は、少し長いが「神戸大学東北ボランティアバスプロジェクト 陸前高田班 第39次派遣」。39回目というボランティア活動の回数に