【東北の風の道】まつり・つどい・いのり(第2号) iRyota25 2016.07.23 3 6,302 0 東北の各地が夏の祭りに向けて燃えている。 陸前高田の町でも8月7日の七夕祭りの準備がたけなわだ。お手伝いしている祭り組では、平日22時、23時過ぎまで作業が続けられることもざらだ。それでも祭り組の人たちは「今年はまだ午前0時を回ったことはないんですけどね」と笑う。
3月11日に流れていった時間 hometown_of 2017.03.12 3 1,851 0 3月11日、たくさんの人が陸前高田を訪れていた。一本松茶屋の駐車場はほとんど満車だった。ふだんは工事車両か土埃で汚れた地元の車がほとんどなのに、この日の国道はきれいな車が目立つ。 市内にはこの日も工事を行った現場も少なくなかったようだが、一本松の周辺の重機は眠
新しいまち。この時期に道の段差を埋めるのはなぜ? iRyota25 2017.03.09 3 6,180 0 日曜日なのに道路の舗装工事が行われていたのは、陸前高田の市道大町線。4月27日に中心市街地の第一弾のオープンを控えた、ちょうどその場所、距離にしてほんの10メートルほどのこと。 仮設の道。本設だけど仮設の道 そこは、これまで何度も仮設道路の付け替えが行われてきた
「あいをつなぐ」タピック45の広場でのキャンドルナイト hometown_of 2017.03.12 3 1,735 0 絆はいまも損なわれることなく、ここにある。 震災遺構として保存されることになっているタピック45(陸前高田市)に、キャンドルの灯がともされた。 巨大な防潮堤のすぐ近く。海風が強いこの場所で、夕暮れ前から多くの人たちが灯火の準備を行っていた。 話を聞いてみると、
復興への砦「みんなの家」から見た陸前高田 iRyota25 2015.01.20 3 3,278 0 かさ上げ工事が進められる陸前高田。中心地近くの小さな高台に「みんなの家」がたっている。津波の塩害を受けた地元の材木を使ってつくられた、まるで林のような、あるいはまるで砦のようなその姿が印象的だ。 みんなの家は、建築家の伊東豊雄さんを筆頭に、乾久美子さん、藤
にじのライブラリーのほっこりひなまつり iRyota25 2017.03.03 3 2,844 0 どうしよう、頬の筋肉がゆるみっぱなしで元に戻らない。うつくしくて、かわいらしいおひな様や人形に囲まれて桃の節句を楽しんだ。 当たり前ですが、作品はぜんぶ手作りです ここは陸前高田市気仙町のにじのライブラリー。被災した今泉天満宮の境内に設置された図書室だ。今日
さぶろうたが見た東北 【その3】~陸前高田 saburouta 2014.07.25 3 2,797 0 岩手県はとにかく大きいというイメージがありましたが、実は岩手県のことはあまり知りません。 野球が大好きなので岩手県の花巻東高校は知っていました。甲子園常連校でしかも実力は全国トップクラス。西武ライオンズの菊池雄星投手や日本ハムファイターズの大谷翔平投手は花
一本松に「恥を知れ」と言い放つこころ iRyota25 2016.12.16 3 1,948 0 陸前高田といえば「奇跡の一本松」が有名だが、陸前高田市やその周辺に暮らす人たちの中には、実は一本松はをそれほどプラス評価していない人も少なくない。 とりあえず一本松で 来年2017年の春に中心市街地の一部オープンを控え、陸前高田ではさまざまな場所で将来の町づくり
陸前高田から神戸に帰ってきた「まけないぞう」 hometown_of 2017.05.29 2 1,537 0 東日本大震災の支援のため、神戸市から陸前高田市、大船渡市、釜石市などに伝えられた「まけないぞう」。 手作り作品をプレゼントし合うことで、仲間づくりをすすめるアイテムに生まれかわって、神戸市で開催中の「ママの腕比べ展」に帰ってきた。 会場では陸前高田や大船渡、
【遺構と記憶】季節のめぐりの中で。陸前高田の米沢商会 iRyota25 2013.06.19 2 2,263 0 旧市役所庁舎も体育館もマイヤも見えなくなって、ランドマークがなくなった陸前高田の町中に立つのは、米沢商会さんのビルです。 町のほぼ中心部、市役所のすぐ近くの東浜街道沿いにあって、パッケージプラザという包装用品のフランチャイズ店として、町並みのなかで営業して
今日は喫茶店の日。マスターの笑顔のわけ hometown_of 2017.04.13 2 1,333 0 最近マスターはいつも機嫌がいい。いや、もともと優しい笑顔がトレードマークのマスターなんだが、最近はとくに表情が輝いている感じがする。 マスターがご機嫌なのは、毎朝のラジオ体操の参加者が増え続けているからだ。8月に入居が始まった岩手県内で最大規模の公営住宅、県
「虎舞の稽古」祭りは世代をつないで iRyota25 2017.01.12 2 1,717 0 陸前高田大石祭り組の虎舞、今年は1月15日に開催されることに決まった。元々虎舞が行われていた小正月の開催は久しぶりのこと。 震災後に建て替えられた公民館に笛の音が響く。太鼓が床を振るわすと同時に、虎が躍動する。この日は虎舞の稽古だ。 震災後にこれまで参加させて
陸前高田に夏を呼び込む「お天王様」の神輿渡御 iRyota25 2016.07.23 2 3,041 0 七夕に先立つこと約3週間。7月15日、陸前高田で「お天王様」と呼ばれる神輿渡御が行われた。 七夕の山車の飾り付けを行っている地区の公民館で「お天王様は一度は見ておいた方がいいよ」と何人もの人に勧められた。去年の七夕でも、お正月の虎舞のなおらいの席でも、お天王様
復興工事の現場作業員の思い iRyota25 2017.02.24 2 1,265 0 いまのところ、あまり評価が高くないのだけれど、わたし自身はとてもたいせつなことの「とば口」を見つけたように感じている。というのは、国道45号線沿いの「えびすさま」のこと。 この「えびすさま」、3週間ほど前から国道45号線沿いに、海に向かって立てられている。コンク
【東北の風の道】(6号)さよなら三月、また来て四月 hometown_of 2017.04.14 2 1,631 0 3月に入ると気が早い人たちはもう春だ、春だと語り合うようになった。伊豆の河津桜のニュースを見た人が、「高田にも河津桜があるのよ」と教えてくれた。「下和野の浄土寺の境内よ」というので何度か探してみたのだが見つからない。 それもそのはず、教えてくれた人は、「早く
ガレキと呼ばないで(電柱) iRyota25 2013.05.24 2 3,058 1 陸前高田の町の中心部で、不思議な物体に出会った。 地面から鉄線の束が湧きだして、踊るように輪を描いている。 いったい何だろう? 地面から電柱の鉄筋が “ 生えている ” のは、あちこちで見かけるが、こんなの初めて見た。 鉄線の束のところどころに、亜鉛メッキされた金属
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月19日) iRyota25 2013.07.25 2 2,643 0 岩手県陸前高田市 小学校の校舎が簡易宿泊施設になった二又復興交流センター 陸前高田の町はいま、夏草に覆われた広い平坦地になっている。建物は数えるほどしか残っていない。かなしいほど見晴らしが良くなった町を工事車両など町の再建を進める車両が走り回る。高田の町の平
東日本大震災・復興支援リポート 「奇跡の一本松のいま」 iRyota25 2012.11.12 2 2,028 0 2012年10月25日の陸前高田市 江戸時代の豪商、仙台藩、そして住民の協力で植えられた7万本を超えるクロマツの防潮林。白砂青松の美しい浜辺は、年間100万人の人が訪れる観光資源としても貴重な、陸前高田の象徴でした。 2011年3月11日、10メートルをはるかに超える津波によっ
WILDLIFE in TOHOKU「北に帰らずにいる白鳥」 hometown_of 2017.04.12 2 2,483 0 生きている限り生き続ける。生きているからここにいる——。そんな声が聞こえて来る。 おそらく北帰行していったのだろう。3月11日の前には陸前高田の空を飛ぶ白鳥の姿は見られなくなっていた。 なのに3月も下旬になったある日、気仙川沿いの国道340号を走っていて、並行するよ
【復興記録写真】岩手県陸前高田市 [2016年1月下旬] sKenji 2016.02.23 2 2,315 0 2016年1月末、岩手県陸前高田市を訪れました。前回、行ったのは1年半ほど前だったのですが、その時の印象とはだいぶ変わっていました。そう感じさせたのは間違いなく「盛土」です。 盛土の高さは最大で12メートルといいます。車高およそ3メートル前後と思われるトラックよりも
雲の上への集団移転 iRyota25 2016.07.15 2 1,905 0 陸前高田市の沿岸西部に位置する長部は漁業を中心とする集落だった。津波に大きな被害を受けた集落の背後の山の上に、長部の新しい町の建設が進んでいる。 山を切り開いて造成された土地はいま住宅の建築ラッシュ。新築工事が進められる各区画には色とりどりのハウスメーカー
空ゆく者たち【2017.3.11】 hometown_of 2017.03.11 2 1,097 0 2017年3月11日。「今日だけではない。今日だけ追悼すればいいというものではないでしょ」と、作業所で働いている青年が切々と語った。少し聞き取りにくかったけれど、思いが伝わってきた。この土地で生きるということは、あの日、突然断ち切られた営みへの思いを抱いて、自ら
【箱根山テラス】今年のアイスコーヒーは氷もコーヒーです yumenoshippo01 2016.06.12 2 1,667 0 よく晴れた日の午後は箱根山テラスへ。鮮やかな初夏の緑がまぶしいテラス席でパソコンを開いてもいいし、読書を楽しんでもいい。友人と語り合うのもまたいい。 注文したアイスコーヒーをテラスまで運んで来てくれたスタッフのお兄さんが言った。 「今年は初めてですか?」 1年
まちはどうなる、どうつくる(陸前高田発) iRyota25 2016.12.10 2 1,368 0 夜の神戸で「まちびらきのためにはまずひと起こし、むしろひと起こしがあって初めてまちびらき」と意気投合した彼と、数日後、陸前高田で再会した。 再会したのは陸前高田で活動する主だったNPO団体が主催し、これから新しくつくられていく町にどうしたら「にぎわい」をもたら
【さあ、これからだ】ミュージシャン斉藤選手の叫びに泣いた hometown_of 2017.05.03 2 1,768 0 陸前高田、大船渡、住田の気仙三市町を中心に活動するミュージシャン「斉藤選手」に偶然会った。斉藤選手はスピッツが慰問ライブに来た時に前座としてステージに上がり、メインを半分くらい喰っちゃったんじゃないかとまで言わしめたミュージシャン。陸前高田愛を歌わせたら右