2017年4月27日、陸前高田市高田地区に建設が進められてきた中心市街地の商業施設「アバッセたかた」がオープンした。
高田の人たちが待ちかねたこの日の模様を写真特集でどうぞ。
オープニングイベントは8時15分にスタート。オープニングには陸前高田の「たかたのゆめちゃん」のほか、大船渡の「おおふなトン」、住田町の「すみっこ」と気仙3市町のマスコットが勢揃い。
裏話としては、ゆめちゃんとおおふなトンは、アバッセ(陸前高田)とキャッセン(大船渡)のオープニング(それぞれ27日と29日)に出演し合うから、数週間前の予定表に出演が明記されていたが、住田町のすみっこはバーターのネタがないため「調整中」だった。すみっこも地元で人気のキャラだから、勢揃いしてよかった。
オープニングレセプションが進むかたわら、施設内のスーパーや衣料品店、ドラッグストアの前には、開店セールを待つ列ができ始める。
お祝いの花の数もたいへんなもの。
レセプションは進み、出店するテナントの紹介が行われる。
9時の開店とともにアバッセ店内にお客さんが入ってくる。曇り空の下、開店を待っていた人たちにとってレセプションの時間は長く感じられたかもしれない。
入店したお客さんたちの目に映ったのは、「いらっしゃいませ!」の声でお迎えする店員さんよりはるかに多いメディアのクルーたちだったのではないか。それくらいメディアは多かった。
これも被災地ならではの光景か。
来店したお客さんをお迎えしたのは、お店のスタッフやメディアの人たちだけではない。入口近くのパブリックスペースでは、陸前高田で活動するNPO団体の有志が「チームNPO」として笑顔でお出迎え。
手作りの顔出し看板は大好評。
顔出し看板は、後ろから見てもおもしろい。
地元出身の俳優・村上弘明さんのトークショーは会場満員。
アバッセの建物の中でさまざまなイベントが繰り広げられる一方、建物の外では花輪の設置やお祝い花の搬入も続く。
その場にいるだけで高揚感が伝わってくる。人がたくさんいるということだけでわくわくしてくる。アバッセへの期待の大きさがしみてくる。4月27日は特別な1日だった。この日が再生への第一歩の記念日となりますように。
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