戦争の足音の中にあった昭和三陸津波 iRyota25 2016.02.26 3 7,488 0 1933(昭和8)年3月3日午前2時31分――。 その時刻、三陸一帯はうっすら小雪に覆われ、氷点下10度前後の厳しい寒さのなかで寝静まっていた。そこに突如として襲ってきた震度5の強震であった。 「人々は夢もなかばに驚いて起き出て、あるいは陰惨の空を仰いで、あるいは海を臨ん
3月11日、〈東北復興支援社内イベント2016〉を実施しました ~後編~ sKenji 2016.03.17 3 2,267 0 東日本大震災の発生から5年となる先日3月11日、犠牲になられた方々への追悼と震災の風化防止、次に来る災害への備えを目的として、勤務先の会社で社員全員参加のもと「東北復興支援社内イベント」を行いました。 今日は前編に続き、主に防災備蓄品について話し合ったグループ
福島第一原発の大型休憩所にローソンが開店 fnp1monitor 2016.03.07 3 3,680 0 事故原発の構内にコンビニエンスストアが開店した。昨年開設された大型休憩室の一角がローソンとして3月1日にオープンした様子が東京電力の動画サイトで紹介されている。 東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所における構内大型休憩所へのローソン出店について まさし
鮭のように逞しく地域に戻ってきた戸倉小学校【南三陸町】 iRyota25 2016.03.10 3 2,987 0 2015年10月、南三陸町の戸倉小学校が生まれ変わって開校した。震災で校舎が破壊された後、ずっと隣の地区にある志津川小学校に場所を借りて授業を行ってきたが、ようやく自分たちの地域の校舎に帰ってくることができた。 避難場所だった校舎の屋上まで津波が到達したにも関わ
今の女川の復興工事を物語るもの sKenji 2016.02.19 4 2,398 0 今月上旬、宮城県の女川町に行ってきました。以前、町の郊外までは行ったことがあったものの、駅周辺の中心部を訪れるのは今回が初めてです。 女川には南三陸町から雄勝町を経由して入りました。しかし、町に着いた時はすでに夜。あたりは真っ暗で様子がよくわかりません。と
大震災から5年[NHKの紹介ビデオ] iRyota25 2016.03.07 3 3,218 0 東日本大震災からもうすぐ丸5年となります。多くのメディアが被災地の変化したこと、変わらぬこと、時間経過とともに顕在化してきた新たな問題などを伝えています。NHKのニュースウェブは、空撮などで撮影した南三陸町の5年間、震災遺構の第一号として保存が決まった宮古市田
原子炉建屋内にキツネが侵入(いま事故原発の中で……) fnp1monitor 2016.03.15 3 1,965 0 驚きの画像だった。福島第一原発の2号機原子炉建屋内に、キツネと思われる動物が侵入していたことが年も押し迫った12月28日に発表された。 報道では、動物が全長130センチくらいとか、動物が侵入した場所の空間線量が1~10シーベルト/毎時であることなどが報じられたが、東京
息子へ。東北からの手紙(2016年2月27日)「福島の知人が激怒した東京電力のキャッチフレーズ」 iRyota25 2016.03.07 3 2,653 0 私の知る限り福島の人たちは東京電力にやさしい。そりゃもちろんあんな原発事故を起こした当事者企業なのだから、事故を起こした福島第一だけではなく、危うかった第二原発も含めて、福島県では県内10基すべての廃炉を県議会でも決議している。再稼働してほしいなんていう人に
2016年3月11日のつどい【石巻】 iRyota25 2016.03.11 3 2,116 0 3月9日に仙台で開かれた有識者委員会で石巻市門脇・南浜地区につくられる復興祈念公園の基本設計が決定したと河北新報が伝えた。これまで「石巻市南浜地区復興祈念公園(仮称)」とされていた名称は「石巻南浜津波復興祈念公園」に決まったとのこと。 <復興祈念公園>「石巻
【遺構と記憶】東日本大震災で再び姿を現した吉浜の津波石 iRyota25 2016.06.13 1 3,213 0 その日、数時間前に堤防で 震災当時82歳だった柧木澤(はぬきざわ)正雄さんは、同年代の男性3人で、午後2時頃から3時頃まで海岸の防波堤を散歩するのが日課だった。2011年3月11日、その日に限って午前中に出かけると、2人のメンバーもその時間に来ていた。言い合わせた訳で
唯一予見できる事故原発の近未来【雑固体廃棄物焼却設備】 fnp1monitor 2016.03.24 2 5,789 0 「雑固体廃棄物焼却設備」という名前だけ聞くと、小さな焼却炉のような設備を想像してしまうかもしれない。3月18日午前9時29分に本格運転が始まったこの施設は、「汚染水」に続いて事故原発が抱える問題を示すものでもある。 まずその規模の大きさだ。福島第一原発構内北寄り
大阪タカシマヤで「大東北展」開催中! yumenoshippo01 2016.03.09 3 1,873 0 女川の名店「おかせい」さんがこんなコメントをFBに。 まいどありがとうございます‼ 精一杯がんばってまいりますので 応援の程よろしくお願いいたします‼ お近くにお越しの際は是非 お立ち寄りくださいませ。 精一杯がんばるってどこで? とよく見てみたら大阪タカシマヤで「
【明治三陸津波120年】息子へ。東北からの手紙(2016年6月16日)中島みゆきと寺田寅彦 iRyota25 2016.06.17 1 2,092 0 今年の6月15日は明治三陸津波から120年となる記念日だった。全国版の報道はいざ知らず、東北では新聞やラジオでも、明治三陸津波についてのニュースが流されていた。といっても、ほんのわずかだったが。 今回東北に来て、最初に立ち寄った釜石の石応禅寺で明治三陸津波の年号
引き渡しが始まる造成地の空気に満ちるもの【いわき市久之浜】 iRyota25 2016.03.10 3 1,670 0 拡幅されて広がった道が、まっすぐに伸びている。5年前には津浪の被害を受けた住宅が並ぶ道だった。やがて撤去前の建物にガレ花と呼ばれるペイントがほどこされ、ガレ花の道になった道。その道が生まれ変わろうとしている。 あとは舗装するだけで道路は完成する。道路とともに
忘れずに伝えていくべき声<もう一度会いたい> sKenji 2016.03.11 3 1,505 0 東日本大震災が発生してから今日で5年が経ちます。時間の経過と共に震災の風化が懸念されていますが、決して忘れてはいけない、伝えていかなければいけない話があります。東北のブロック紙・河北新報に連載された記事<もう一度会いたい>もそのうちのひとつです。今日3月11日
【遺構と記憶】神戸の壁のベンチ iRyota25 2016.06.03 1 3,281 0 現代アートなのかと思ったら、それは震災遺構だった。 設置されているのは、神戸市中央区の海辺に震災後に新たに作られた街、HAT神戸にある「人と防災未来センター」の前。プレートにはこう記されている。 「神戸の壁」ベンチ 1927年に建てられた新長田・若松市場の防火壁が阪
神戸市役所で見つけた岩手日報の号外 iRyota25 2016.03.25 2 2,233 0 神戸市役所4号館1階にある防災展示室。大きなガラスには、KOBE防災ポータルサイト「SONAE to U」のロゴマーク。中には防災に関するさまざまな情報やグッズが展示されている、とても役立つスペースですが、入口に置かれたテーブルの上に岩手日報の号外を発見! 号外の日付は201
息子へ。被災地からの手紙「あざ笑うかのような災害のパターン」 iRyota25 2016.05.31 1 1,907 0 熊本で最初に震度7の地震が起きてから10日後、介護施設の避難所で出会ったおばあさんがこんな話をしてくれた。 家がどうなっているのか分からない不安 「最初の地震が起きたのは、手術で入院していた病院から退院したばかりの時だったんですよ。もう怖くて怖くて、すぐに避難
3月11日、〈東北復興支援社内イベント2016〉を実施しました ~前編~ sKenji 2016.03.16 2 2,375 0 東日本大震災の発生から5年となる先日3月11日、犠牲になられた方々への追悼と震災の風化防止、次に来る災害への備えを目的として、勤務先の会社で社員全員参加のもと「東北復興支援社内イベント」を行いました。今日はその内容を共有させていただきます。 東北復興支援社内イ
女川の名店「金華楼」が夕刊トップに! yumenoshippo01 2016.03.09 2 2,302 0 女川駅前の新しい商店街「シーパルピア女川」に行った時、知り合いから見せてもらった出店予定マップに金華楼の文字を見つけた時はうれしかった。駅前から港に向かうプロムナードを下っていった場所に、その名店が帰って来ます。 東京新聞:被災の食堂、海辺に帰る 看板と丼6
北九州↔東北。つなぐ思い yumenoshippo01 2016.03.09 2 1,666 0 北九州市小倉北区で本場仙台牛タン炭火焼専門店としてがんばってる「仙臺屋」さんが、こんなお知らせをシェア。 北九州市民の憩いの場、紫川に設えられた水上ステージで「紫川大歌声喫茶」が今年もオープン。昨年も3月11日に開催されたこの催し、市民たちによる復興応援ソング
【復興記録写真】岩手県陸前高田市 [2016年1月下旬] sKenji 2016.02.23 2 2,311 0 2016年1月末、岩手県陸前高田市を訪れました。前回、行ったのは1年半ほど前だったのですが、その時の印象とはだいぶ変わっていました。そう感じさせたのは間違いなく「盛土」です。 盛土の高さは最大で12メートルといいます。車高およそ3メートル前後と思われるトラックよりも
【熊本地震点景】九州全体の物流に影響 iRyota25 2016.04.27 1 2,251 0 最初の地震から10日目の風景。撮影場所は福岡県北九州市小倉南区のコンビニエンスストア。さすがに熊本県内ほど極端な物不足ではないものの、飲料水の棚を中心にスカスカが目立っていた。 [熊本大地震]被災地も隣県も苦しくなる物流の停滞 東日本大震災の後、物資が底をつい
【復興支援ツアー2015】震災5年を見る。そして何があっても生き抜く力を身につける旅 byさぶろうた saburouta 2015.11.08 5 3,328 2 東北復興支援ツアーは今回で3回目のエントリーになります。 震災後、最初に東北を訪れたのは震災から2年たった2013年のことでした。テレビやネットで見ていたものとは違い、実状を目にして驚愕しました。 2回目は震災から3年が過ぎた2014年。4日間で宮城・岩手を見て回りまし
2号機でも宇宙線「ミュオン」による燃料デブリ検知へ fnp1monitor 2016.03.23 1 2,291 0 東京電力が福島第一原発の事故からおよそ5年が経過した先月末、炉心溶融(メルトダウン)の判断基準を定めたマニュアルの存在を公表したのは記憶に新しいが、事故原発の炉心がどのような状況なのかは未だにほとんど分かっていない。 そんな状況の中、東京電力は宇宙線の一種で