小さい町のあったかいクリスマス会から iRyota25 2016.12.26 3 1,844 0 12月24日、25日のクリスマス本番の2週間前の日曜日、陸前高田や大船渡に接する内陸の町、住田町で開催されたクリスマス会。イベントに町の名前を入れこんだ「メリークリスミタ!」は熱気にあふれていた。 町民や町に関わりのある人たちによる音蔵(こちらも蔵の町住田にちなむ
仙台空港の近くに個人が残した震災遺構 iRyota25 2016.12.07 4 5,223 0 仙台空港から「千年希望の丘」に向かう途中、半壊した1軒の家が見えてくる。震災から5年8カ月、津波で大きな被害を受けたこの辺りの住宅はほぼすべて解体撤去されている。そんな中に立つ1軒は、まるで荒れ地に残されたかのように見える。 建物の周囲を廻ってみると、建物の一
2016年初冬、紅葉の意味 iRyota25 2016.11.25 4 1,974 0 この季節になって、以前所属していた会社の社長が、「うん、紅葉いいね」と言った言葉を時々思い出す。2012年の11月、被災した東北の状況を取材しに行くときのことだ。 それは震災の翌年の秋だった。彼が言った「いいね」とは、人々の暮らしがずたずたに破壊されながらも、何
津波警報発令、多賀城市高崎町の状況 iRyota25 2016.11.22 5 2,281 0 6時前の地震で一時的に退避している多賀城市の高台、高崎町の状況。 8時前には小中高校生が普段と変わらぬ様子で投稿していく姿が見られた。多賀城市が避難勧告を出したのは、子どもたちが登校した後。仙台港で80センチの津波が観測された直後、宮城県の津波注意報が津波警報
南三陸の防災庁舎で保存のための工事 iRyota25 2016.11.19 2 3,224 0 南三陸防災庁舎前を通りかかったら、鉄骨だけの庁舎の中に人の姿が。 車を停めて近づいて、作業している人に聞いてみると、 「県庁の方から言われてさ、20年もつように塗装をするのさ」とのこと。 調べてみると河北新報11月15日付けのニュースでこのことは報じられていた。鉄
「毎度ごひい〜きありが〜とおっ」の意味すること iRyota25 2016.10.31 5 2,194 0 お世話になっている知り合いの仮設住宅で作業などさせてもらっていると、昼間に裕次郎か何かの歌の口笛が聞こえてくる。口笛だけでなく「毎度、ごひい〜き、ありが〜とおっ」と決まった節回しの歌声も交じる。 さすがに裕次郎の口笛だけでは分からないが、歌声で誰が来たのか
仙石東北ライン、仙台駅では乗り場に注意 iRyota25 2016.09.28 4 9,451 0 2015年5月、地元の熱烈な期待を受けて全線で運転を再開したJR仙石線。仙石線の仙台駅での乗り場は、石巻まで最速52分の特快や快速を使う際には、従来の仙石線ホームとは異なるのでご注意を。 仙台駅の仙石線ホームといえば、その他の在来線ホームから長い連絡通路を通った先の
仙北平野の秋 iRyota25 2016.09.28 3 1,324 0 遮るもののない仙北の平原に太陽がゆっくりと傾いていく。空に広がる雲はもう秋の装い。9月ひと月で日暮れが急に早くなったのを痛感する。 車を運転しながら聞くFMでは、森山直太朗の「夏の終わり」が繰り返しかけられている。コンサートの告知らしいのだが、耳にするたびに季
気仙沼のカツオを仮設住宅自生の穂ジソと iRyota25 2016.09.24 6 2,051 0 大島行きフェリーのお土産は、海の市で買ったカツオ。観光名所の魚市場には観光客用特別価格の所も少なくないが、気仙沼の海の市場はとてもリーズナブル。購入したカツオのサクはなんと一人前100円ほど。 地元で活動しているボランティア団体の事務所に持っていったら、その団
大島行きフェリーから見た気仙沼港 iRyota25 2016.09.21 5 2,037 0 汽笛を鳴らして船が出る。静かに埠頭を離れたフェリーはホテルや観光施設に並行して大島へ向かう。初秋の日差しがまぶしい。係留されている船が白く輝く。 出航してからしばらくは、気仙沼のみなとまつりで海上のねぶたとも言うべき「海上うんずら」が運行するのと同じような
陸から見た気仙沼港 iRyota25 2016.09.21 3 2,277 0 気仙沼市朝日町、港に面したエリアの様子。 この建物には「気仙沼総合庁舎」の看板が掲げられているが、同じ名前の建物は震災の翌年解体され、より内陸部の東浜街道沿いで新築工事が進められているらしい。 建物の最上階には「津波避難ビル」の表示。そして2階の窓の上の青い
神戸→気仙沼「絵ふうとう」に込められた中学生たちの思い iRyota25 2016.09.16 3 2,041 0 気仙沼の海の観光スポット「海の市」。魚市場に隣接し、たくさんの海の幸の物販やシャークミュージアムがある施設の一角に、神戸市の中学生たちが気仙沼に寄せた絵ふうとうが展示されている。 絵ふうとうとは、「封筒に絵を描き、切手を工夫して貼ったりする手紙遊びでイギリ
【海と生きる】気仙沼漁港マグロ水揚げ iRyota25 2016.09.16 3 1,869 0 ゴンゴン、ゴン、ゴンゴンここは気仙沼魚市場。市場の屋根の下に設えられた見学用の回廊を歩いていたら、聞いたことのないと不思議な音が鳴り響いた。 もう昼前で、接岸している船は1艘しかない。小走りでその船の前を目指す。 船の前には大きなステージのようなものが置かれ
気仙沼でラーメンなら、漁火ごだいの「海鮮塩」 iRyota25 2016.09.12 6 3,366 0 ホタテ、カキ、エビ、イカ、ワカメ、メカブにノリにフノリ。気仙沼の海の幸がふんだんに盛り込まれた海鮮塩ラーメンは、潮風香る豊かな気仙沼の海そのものだ。 気仙沼から太平洋に突き出す唐桑半島はカキ養殖のメッカ。カキのみならず、ホタテやワカメの養殖も盛んな上、暖流
ほや塩ソフトの濃厚でパンチの効いた味わい iRyota25 2016.09.12 3 2,016 0 とれ立てのホヤからつくった味わい深い塩がふりかけられたソフトクリームが、めちゃくちゃ美味い。 産地・東北以外の方には、ちょっとクセのある食べ物というイメージもあるかもしれないホヤ。しかしホヤは海のミネラルをそのまま凝縮する仕組みを備えたきわめて稀な海の生物
4枚の「クマ注意」 iRyota25 2016.08.04 5 3,204 0 震災以降、継続して活動を続けているトヨタグループのボランティアに参加させてもらった時のこと。その日の活動は蕎麦の種まき。種まき自体は子どもたちと一緒にあっという間に完了したのだが、その後、シカの害を防ぐための電線を張る作業がなかなかどうして大変だった。 ク
海は知っている「長須賀つながりビーチの海開き」 iRyota25 2016.08.01 7 3,056 0 目の前に広がるのは青い海、そして青い空。波の音が聞こえる。子どもたちの、家族連れの、そして恋人たちの歓声が聞こえる。 ここは南三陸町歌津にある長須賀つながりビーチ。7月30日午前9時にオープンしたビーチの様子を写真集でお届け。 オープンの日のビーチで見られたのは
商売で一番大切なのは「ひと」がいること iRyota25 2016.07.31 3 2,669 0 これは、とある仮設商店街での話。仮設としてオープンした後、町の再建のための工事で道路が通りにくくなるために、もう一度、仮設として移転してこの5月末に再オープンした仮設商店街で聞いた話。 そのお店、トレーラーハウスの商店の窓から外にはラジカセがぶら下げられてい
今年の鳴瀬流灯花火大会は8月16日に開催 yumenoshippo01 2016.07.25 3 2,571 0 東松島市を流れる一級河川、鳴瀬川で江戸時代から続く流灯。今年の開催は8月16日(火曜日)です。 鳴瀬流灯花火大会は、約1,000発の豪快な花火と灯籠流しをまとめて楽しめる、宮城県で大人気の花火大会。特設ステージでは太鼓や三味線、カラオケ大会などの芸能ショーが楽しめ
「気仙沼みなとまつり」は8月6日と7日に開催 yumenoshippo01 2016.07.27 2 2,774 0 踊り、パレード、太鼓、花火、海上うんづら、そして湧き上るような熱気。気仙沼がヒートアップする「みなとまつり」は8月6日(土曜日)と7日(日曜日)に開催! 東日本大震災で沿岸部が壊滅的な被害を受けた気仙沼。それでも気仙沼の夏の大イベントみなとまつりは、震災の翌年
長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭 iRyota25 2016.07.20 3 2,203 0 7月18日の海の日、南三陸町歌津の長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭が行われた。祈願祭前数日間のビーチクリーンですっかりきれいになった砂浜に、子どもたちの歓声と潮騒、そして導師を務めてくれた山伏の祝詞の声が響き渡った。 祈願祭までにはと、つながりビー
長須賀ビーチクリーン「この笑顔のために」 iRyota25 2016.07.15 5 2,041 0 震災の2年後、2013年夏にオープンした長須賀つながりビーチ。4年目となる今年も、地元の夏の海を安全に楽しむための準備が進められている。 2013年のつながりビーチオープンの日、浜辺には子どもたちの笑顔が溢れていた。重機を使わなければ間に合わないほどハードなビーチク
2代目「がんばろう!石巻」看板(2016年7月) iRyota25 2016.07.08 4 3,335 0 「新しい看板が、被災者を励ますという当初の思いを踏襲しつつ、次の世代の子どもに震災を伝える存在になればいい」(河北新報2016年04月12日) これは震災の1カ月後の2011年4月11日、石巻市の高台から見下ろせる自宅跡地に「がんばろう!石巻」の看板を設置した、石巻市の黒
【伝える】石巻市復興まちづくり情報交流館「雄勝館」 iRyota25 2016.07.08 6 2,190 0 6月に雄勝に行った時にはあいにく休館日だった「石巻市復興まちづくり情報交流館 雄勝館」に行ってみた。場所は旧雄勝小学校から300mほど。5月末に移転した仮設商店街「おがつ店こ屋街」のすぐ近くだ。 情報交流館は管理棟、展示棟、交流棟、そして交流テラスの4つのパートか
笹かまぼこだけじゃない老舗「粟野蒲鉾店」(石巻) yumenoshippo01 2016.07.08 3 3,836 0 活きのいい魚がたくさん水揚げされる石巻市や女川町には、笹かまぼこの名店は数々あれど、地元の人たちが「おいしい」と口を揃えるお店のひとつが石巻市中央町の粟野蒲鉾店。 もちろん笹かまぼこが旨いのは言うまでもありませんが、揚げ蒲鉾やカステラ蒲鉾もおすすめです。 昭