【遺構と記憶】女川・江島共済会館がほぼ解体される iRyota25 2015.01.07 5 7,131 0 年末年始の休暇中、久しぶりに訪れた女川の町で驚いた。女川町立病院(現・地域医療センター)の駐車場から道を隔てた目の前にあった、津波で倒されたビルの姿が消えていたのだ。 12月11日から始まった解体工事は、年末の時点でこの進捗状況。すでにビルがあったとは思えない
【遺構と記憶】国道45号線沿いに残された高田松原の被災松 iRyota25 2016.01.28 1 2,361 0 震災遺構としての保存が本決まりになっているかつての道の駅「Tapic45」(陸前高田市)。その敷地の片隅に被災した松の根や幹が並べられている。 決して捨て置かれているわけではない。なぜならちゃんと説明パネルも設置されているから(コンパネにカラープリントを貼り付けた
【遺構と記憶】南三陸の防災庁舎2016年 iRyota25 2016.02.05 2 5,170 1 南三陸町、志津川の町を車で走ると、別の世界に来たような気持ちになる。夜中に走っていると、まるで海の上を走っているかのような錯覚に囚われてしまう。それくらい、町のかさ上げは高い。かつて町があった場所には、まるで中央アメリカのピラミッドを思わせるような高い盛土
【遺構と記憶】小さな震災遺構を探して iRyota25 2016.02.17 1 2,576 0 少し前のことですが、大川小学校の校舎保存をめぐる意見交換会が行われたそうです。遺族の人たちによる小さな命の意味を考える会のホームページから一部を引用させていただきます。 12月13日に、校舎保存についての意見交換会が行われました。 校舎を保存するかどうかは、校舎
「高層」災害公営住宅から見た気仙沼の今 iRyota25 2016.02.19 2 3,385 0 とても高い場所、鳥でもなければ届かないくらい高い場所から見た気仙沼の風景です。鳥じゃない人間がここまで登って行けたのは、それはそこに大きな高い建物が、それも震災の後に建設された災害公営住宅が建っているからです。 気仙沼の町、とくに以前南気仙沼駅があったあた
戦争の足音の中にあった昭和三陸津波 iRyota25 2016.02.26 3 7,981 0 1933(昭和8)年3月3日午前2時31分――。 その時刻、三陸一帯はうっすら小雪に覆われ、氷点下10度前後の厳しい寒さのなかで寝静まっていた。そこに突如として襲ってきた震度5の強震であった。 「人々は夢もなかばに驚いて起き出て、あるいは陰惨の空を仰いで、あるいは海を臨ん
【復興支援ツアー2015】ツアー実施後のリポート一覧 iRyota25 2015.12.31 2 1,718 0 【復興支援ツアー2015】《リポート》 防災を学び伝える旅 by kozaitsu あれから5年たちました。 女川駅前だけが驚異の復興を遂げましたが、その他三陸沿岸部はいまだ土地の整備の途中です。 町を再建してそれで復興が完了なのか? 現地の方たちが今一番必要としているのは何か
【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」 fnp1monitor 2016.01.04 0 14,232 0 東京電力は福島第一原子力発電所に関する情報を毎日大量に発信していますが、時系列のつながりが分かりにくいという困った点があります。たとえばK排水路の堰から海へ水があふれた時、以前、いつ同じ事象が発生していたのかを調べようとすると、ニュースリリース等をいちいち
【熊本地震点景】住宅の応急危険度判定 iRyota25 2016.04.27 5 4,150 0 熊本の大地震で被災した地域では住宅などの建物の入口に、緑・黄・赤の紙が張り出されている。 [熊本大地震]応急危険度判定の意味 紙の色によって書かれている文面は違っている。 赤は「危険」 ◆この建築物に立ち入ることは危険です ◆立ち入る場合は専門家に相談し、応急措
【熊本地震の風景】支援物資は足りているのか? iRyota25 2016.04.26 2 7,458 0 [熊本大地震]熊本市など、支援物資受け入れを中断 この度は、多くの企業や団体、個人の皆様方に、様々な救援物資をいただき、誠にありがとうございます。 本市では、皆様方からいただきました救援物資を必要とされているところにお届けするため、全力を挙げているところでご
【熊本地震点景】熊本県庁 iRyota25 2016.04.27 3 2,071 0 熊本県の健康福祉政策課のある県庁行政新館は、物資集積のため1階入口が閉鎖されていた。本館の受付で、途中階の渡り廊下を通って本館から新館に行けると丁寧に教えてもらった。 [熊本大地震]堂々たる県庁舎の中で見たのは しかし、その渡り廊下は地震のために段差ができて
神戸から東北へ。希望の灯の元になった灯り iRyota25 2016.03.15 7 2,682 0 神戸市役所の隣、東遊園地に設置された灯火。 この灯火から、陸前高田、いわき、大槌など、東日本大震災の被災地に明かりが分灯されてきた、その灯火。 阪神淡路大震災から7,728日、東北の震災から1,830日。 灯火は何を見つめる? 1・17 希望の灯り 1995年1月17日午前5時46分
想像以上の大きさ!石巻の津波避難タワー iRyota25 2015.12.31 5 3,379 0 想像以上に大きい。石巻市が整備を進めている津波避難タワー。その第1号として市東部の渡波地区に2015年3月に完成した「大宮町津波避難タワー」は高さ約13メートルの鉄骨造。冬期の気温に考慮して、高さ10メートルの位置に約120平方メートルの居室も設けられている。 津波避難
あの日の前の大川小学校と町の姿 iRyota25 2014.06.03 0 1,644 0 大川小学校――。多くの人々が訪れ、沈痛な面持ちでため息をつき、手を合わせて去っていく場所。 大川小学校近くの町並みの様子が映された、あの日の前の映像をFBで見つけました。 動画は新北上大橋の北から始まります。土手の上の国道から左折して大橋を渡っていく風景。もちろ
東松島市大曲浜で正月の獅子舞披露 iRyota25 2014.01.10 5 8,006 1 東日本大震災で町のほぼすべてを失った東松島市大曲浜。この浜で300年以上伝えられてきた獅子舞が2014年1月2日、市民たちの前で披露された。 鎮魂と未来への祈りを込めて獅子舞を舞ったのは、 もちろん、大曲浜獅子舞保存会の面々だ。 玉造神社 獅子舞を奉納し続けてきた玉造
大川小学校に新しいイルミネーション iRyota25 2014.01.07 5 9,230 3 手に寄せられた思い。手を形づくったたくさんの手 2014年1月2日、大川小学校に新しいイルミネーションが灯された。 新沼暁之さんたち「311Karats。」の始動。 テーマは「手」。 今回デザインを任されたのは、つきやまちかさん。 長崎からやって来て、女新沼などと呼ばれながら
那須野公美さんの連載コラム iRyota25 2013.12.19 0 4,966 0 9回にわたる連載がついにラストを迎えました。たくさんの方がたから応援の声をいただきました。ありがとうございます。石巻で新たな生活をスタートさせた那須野さんたち。この先に、どんな未来を描いているのでしょう。 はじけるような那須野さんの笑顔の後ろには、辛い現実も
がんばろう!レイテ島の看板 iRyota25 2013.12.18 4 2,749 0 医療支援のためフィリピンのレイテ島に渡った友人から、Facebookの手紙を受け取った。日本ではまるで津波のような高潮被害のイメージが大きいが、彼が向かったのは山の中。巨大台風そのものによる被害が酷いのだそうだ。 メッセージに添えらた写真の中にこんな一枚があった。
原子力ドンキホーテの手紙「非常用復水器機能がなくなっていた」 iRyota25 2013.12.18 1 2,385 0 「原子力ドンキホーテ」の著者、藤原節男さんからメールをいただきました。内容は福島第一原発事故の原因を巡る考察です。藤原さんが注目するのは、全電源が喪失した場合にも、高温・高圧になった圧力容器内の水蒸気を冷却して水に戻し原子炉を冷却する非常用設備「アイソレー
原子力ドンキホーテ(書評) iRyota25 2013.12.10 3 2,065 0 LED照明にうっすらと照らされたその場所で、初対面の藤原節男さんに手渡された彼の著書「原子力ドンキホーテ」が面白かった。公益通報(内部告発)を行った人物の誇りと信念が言葉のはしばしにちりばめられている。生半可な意識で読んでいると、ところどころでピシッと指先を
マンモス防潮堤が攻めて来ると… 海辺はたいへん!! iRyota25 2013.12.02 1 3,152 0 マンモス防潮堤が攻めてきた!! これまでにない斬新なイラストだ。ぱっと見たところは可愛らしいのだが、よく見てみるとドキッとする。 5階建てビルの高さの建造物が海と陸地の間にずだーっと続く光景、想像できますか。その高さ、奈良東大寺の大仏さまとほぼ同じ。マンモス
「気仙沼横丁バギー」また行きたくなる、ちょっといい話。 iRyota25 2013.11.28 2 2,355 0 いわきの久之浜から石巻を経由して、気仙沼まで行ってきたという知人に土産話を聞きにいった。なんとその行程を2日でこなしたというのも驚きだったが、もっとびっくりしたのはこんな話。 ホヤぼーやが待つ気仙沼のあの場所で 「気仙沼に入った時にはもうランチタイムを過ぎて
12月5日、東日本大震災1000日追悼の灯りがともされます。 iRyota25 2013.11.20 2 2,485 0 12月上旬、東日本大震災から1000日を迎えます。2011年3月11日を1日目として数えれば12月4日が。3月11日からの経過日数で数えれば12月5日でまる1000日です。 1000日を思い、「がんばろう!石巻」の看板で がんばろう!石巻の会では12月5日、「東日本大震災 1000日追悼の灯り」
「いいね!」できないニュース。福島第1原発1号機、震災前に燃料の4分の1が破損 iRyota25 2013.11.18 2 2,290 2 11月18日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから、核燃料の取り出しが始まりました。それに先立つ土曜日、11月16日、河北新報に掲載されたこんなニュースを東北の知人から教えられました。 次々出てくる驚きの告白 第一原発1号機の使用済み燃料プールに収められ
め組&こどぱにー 活動報告会in東京 iRyota25 2013.11.07 2 2,300 0 かっちゃんのこの写真1枚で、ほぼ言い尽くせてるかな。 すっごく充実したひと時でした。 「め組JAPAN(MAKE THE HEAVEN)」と「こども∞感ぱにー(愛称:こどぱにー)」による合同活動報告会 in 東京が開催されました。場所は杉並区永福にある浄土宗のお寺、本應寺さん。 活動