12月上旬、東日本大震災から1000日を迎えます。2011年3月11日を1日目として数えれば12月4日が。3月11日からの経過日数で数えれば12月5日でまる1000日です。
1000日を思い、「がんばろう!石巻」の看板で
がんばろう!石巻の会では12月5日、「東日本大震災 1000日追悼の灯り」をとり行います。
東日本大震災より1000日目になります。まだまだ復興の途上であり、苦しい事も、悲しい事も、楽しい事も全ていりまじり現在があります。
そして、1000年に一度と言われる大震災から間もなく1000日をむかえます。
その日を亡くなられた方への追悼の思い、生き残った私たちのがんばろうとする思いを、灯りをともすことで石巻の皆さんと共有してまいりたいと考えました。
灯す個数は、石巻(9月現在)で尊い命を亡くなられた方々と同じ3266灯を灯す予定です。
思いを込めて進めてまいりたいと思います。
「追悼の思い」と「がんばろうとする思い」を、灯りをともすことで共有する。がんばろう!石巻の看板が掲げられたのと、同じ思いで3266灯がともされます。
この日に向けて、現地の雑草除去(11月23日に実施)などの準備をがんばろう!石巻の会では進めています。
11月27日には、地元紙「石巻日日新聞」にも、追悼の灯りを紹介する記事が掲載されました。たくさんの思いが集まりつつあります。
12月5日(木)午後4時20分 点火開始の予定です。(雨天の場合12月11日延期です)
石巻にお住いの方や、つながりある方々、寒さ厳しい折ですが、ぜひご参加ください。
がんばろう!石巻
石巻市門脇5丁目 ※駐車場はありませんのでご了承ください。
この1000日、あなたにとってどんな日々でしたか?
おそらく東北地方各地で、この日には、亡くなられた方を悼み、1000日という時間を振り返る集いが行われることでしょう。
被災地の外側で暮らしているみなさん、日本の経済を引っ張ることで復興を加速させようと尽力されている方々、ボランティアや募金やフェイスブックの「いいね!」など有形無形のさまざまなサポートを続けている方々、原発事故後の廃炉に向けての工程に不安をいだいている方々、そして「震災や原発の話は、もういいや」と感じている方々にも、1000日という時間について考えてほしいのです。
1000日前、あなたは何を思っていましたか?
これから1000日後、未来のあなたは何を思っていることでしょう?
1000日という時間は、たとえば中学や高校に入学して3年生になって受験を迎えるまでの日々の数に相当します。毎日の教室での出来事や、部活やバイトや塾通い。夏休みが3回やってきて、お正月も3回過ごして。新しい友達ができたり喧嘩したり、好きな人ができたり別れたり。
あれから同じくらいの時間が経過して、被災地は1000日目を迎えようとしています。
12月5日、あなたにとっての「1000日間」の思い出と、被災地のことを重ね合わせて想像する日にしませんか。
※1000日目の集いの情報を随時追加します。
●TEXT:井上良太
最終更新: