【復興支援ベース】笑顔の奥にある涙。まなざしの先にある希望。復興100年を見つめます iRyota25 2012.12.25 31 113,840 0 復興支援リポート 復興支援リポート一覧 復興住宅への入居が始まりました、とニュースで見ると「あぁ良かった」と安心できる。でも完成した住宅は町に1つか2つだけ。たしかに変化は大きいが、被災の現実はますます見えにくくなっている。 2016年3月11日(金) ~今朝の私の気持
永崎海岸で出会った5人の若者 sKenji 2013.09.02 12 7,325 4 福島県いわき市の永崎海岸。写真を撮るために車を降りる。 海岸では、バーベキューをしている若者もいれば、浜辺でくつろいでいる人もいる。 写真を数枚撮り、車に戻ろうとした時だった。 若い男女5人グループがスーパーの袋に、散らかっている花火の燃えカスや割れた瓶の破片
震災から5年【変わったもの・変わらないもの】 onagawa986 2016.03.08 12 3,117 0 ≪あの東日本大震災から5年がたちました、被災地の現状はどうなっているのか??・・・≫ 3月に入ったらこのような報道特別番組のCMをよく耳にします。 そうか、あの日から5年もたったのか・・・ それもそのはず 震災当時、小学1年生だった息子は再来週小学校を卒業します。 高
空に向かって語りかける「みんな元気にしているよ」 hometown_of 2017.03.13 11 6,964 0 凧が空を舞う。まるで空を行く鳥たちのように。空と大地をつなぐかのように。 3月12日、気仙天旗仙風会による「気仙天旗祈願祭」が陸前高田の海辺のかさ上げ地で行われた。 「震災で亡くなられた人の数だけ凧を揚げるんだけど、来ない?」 災害公営住宅に暮らすYさんからお誘
さくらを植える。花は咲く hometown_of 2017.03.30 10 2,551 0 いわき市久之浜の河津桜が見事に咲いた。諏訪神社境内の桜は3月18日にはすでに満開。同じ頃、川沿いや高台の桜にはまだ固いツボミのものもあったから、ちょうど今頃、久之浜は花盛りかも。 久之浜に桜を植える活動を行っているのは、静岡県三島市と富士市の有志による「Team
5歳の息子が津波の恐ろしさを悟った道路標示 iRyota25 2016.03.12 10 2,930 0 「ほら、前を走ってるダンプの荷台に青森って書いてるよ。青森から岩手まで来て働いてるってことなんだ。工事を早く進めるために、今でも全国から建設業者が集まってるんだね」 東北沿岸部の現状を身をもって経験するための社内公募ツアーを使って、レンタカーで浜街道を走っ
11月22日、津波警報 iRyota25 2016.11.22 9 2,378 3 22日早朝、6時前、多賀城の末の松山の撮影中に大きな長い揺れ。とっさに車に走る。ほどなく市の防災無線。「すぐに逃げてください。周りの人に声を掛けて避難してください。率先して避難してください」 土地勘のない場所での大きな揺れ。どこに逃げたらいいのか分からない。自
震災を経験して(1)「不幸中の幸いだった我が家の再建事情」 onagawa986 2014.02.27 9 3,330 0 ありえない早さで自宅を再建できた理由 我が家は2011年中に自宅を再建することが出来ました。 しかも「土地が無い! 土地が無い!」騒がれている石巻市で。 なぜか? 大金持ちで金に物言わせて買ったのか? イヤイヤ、我が家は夫婦のけっして多いとは言えない給料でカツカツの
2011年3月3日 ひなまつり onagawa986 2015.03.04 9 2,279 2 お雛様の前でにっこり笑うこの子は私の娘、当時小学3年生 私の実家のぴいちゃん(曾祖母)に買ってもらったオルゴール付の雛飾りと一緒に まんまるほっぺをピンクにさせて シャッターを切り私は携帯のカメラにそのまんまるほっぺを収めた 写真の日付は「2011年3月3日」 そう、
震災を経験して(8)「何が欲しい?に返ってきた答え」 onagawa986 2014.05.10 9 3,940 0 ガレキの中の宝探し 震災後しばらく会社も学校も休みとなり、ガソリンを入手しては女川へ通うという日々が続いた。 り災証明、減税の申請…何かと役場へ行かねばならない用事も出てきた。 国道を塞ぐように横倒しになった我が家は重機によりバッキバキにへし折られ、無残な姿で
「震災歌集・地津震波」へのプロローグ onagawa986 2014.08.05 9 3,074 0 女川町役場での偶然の出会い 私はその老夫婦に見覚えがあった。 その日は被災者向けの所得税の特別減税の申請をしに女川第二小学校を訪れていた。 全壊した役場の機能は、小学校の使用されていない教室へとすっかり移されていた。 朝早くに出たつもりではいたが、やはり長蛇の
親子、いや孫子ほどの歳の差を超えた友情【復興支援ツアー】 hometown_of 2017.03.30 9 2,064 0 3月17日、株式会社ジェーピーツーワンの被災地支援ツアーに参加させていただいた。待ち合わせは宮城・女川の新名所「おかせい」。まるで竜宮城みたいな海鮮丼で全国的にも有名な鮮魚店が経営する海鮮食堂。 お店の前にたくさんの人たちが列を連ねる中に、昨年まで同僚だったな
震災を経験して(9)「苛酷を極めた大規模避難所での食糧事情」 onagawa986 2014.05.16 9 5,180 0 ママ友への7つの質問の答に言葉を失った 「震災の話したら一晩では語り尽くせない」 よくママ友との間で出るセリフです。 集まったときのおしゃべりの中でふいに出る震災の話。 東日本大震災で被災した一人一人に事件や物語、一家のストーリーが有ります。 被災した者同士、あ
震災を経験して(6)「もう誰にも話しかけるな」 onagawa986 2014.04.24 9 3,318 0 女川入りした私たちを待ち受けていたもの やっとの想いで女川へ帰れたのは 3/13(日)午前のことだった 女川は消えていた 至る所に”そこに有るはずの無いもの”がある ビルの屋上にはひっくり返った乗用車 電信柱のてっぺんにぶら下がる家庭用プロパンガスボンベ 山の斜面に突
震災を経験して(3)「とんびの兄ちゃんは生きていた!」 onagawa986 2014.03.13 8 3,138 0 とんびで大渋滞! 朝の通勤ルート、女川から石巻市の魚町へ入り日和大橋へ向かうと、原因不明の渋滞につかまった。 女川から石巻市への道は必ず北上川を越えなければならない。 橋は海側から順番に「日和大橋」「内海橋」「石巻大橋」「開北橋」それに南境に新しく作られた北
つつじ野 第9回「未来へ向けて」 onagawa986 2014.01.23 8 3,099 0 石巻震災復興ネットワークと化粧品ブランドランコムの協力のもと企画された「アイズフォーフューチャーbyランコム」という講座へ通う機会に恵まれました。復興が進む石巻の女性を外面・内面からもっと輝かせ、社会参画へのモチベーションを上げることを目的とし、石巻に住む年
越喜来の「潮目」から2015年の謹賀新年 iRyota25 2015.01.08 8 5,711 1 引き戸を開けて中に入ると、手作りのベンチの上に小さな鏡餅。元日の日差しを受けてやわらかに、あたたかに光っていた。 ここは岩手県大船渡市越喜来(おきらい)にある「潮目」。震災で流されてきた廃材などを組み合わせて作った、まるで秘密基地みたいな手作りプレイパーク
線香花火ナイト hometown_of 2017.03.12 8 2,104 0 陸前高田の小友町、市営住宅西下団地では、ボランティアと地元の人たちによる線香花火ナイトが行われた。 キャンドルでつくられた「偲ぶ」との文字が照らし出す中、参加した人たちの線香花火が光の花をつくり出していく。 何度も何度も線香花火に火をつける子どもの笑顔が、キ
コンサバな町の危うさ hometown_of 2017.03.17 8 1,839 0 シーパルピア女川で仲間たちとの待ち合わせまでに少し時間があったので、女川みらい創造株式会社の事務所を覗いてみたら、近江さんの姿がちらっと見えたので立ち寄ると、「おう久しぶり」と迎え入れてくれた。 近江弘一さん。株式会社石巻日日新聞社代表取締役社長で、有限会
つつじ野 第8回「夢」 onagawa986 2014.01.16 8 2,576 2 皆さんは毎日夢をみますか? 私は必ず毎日みます。白黒の夢を見る方もいるそうですね。私の夢は必ずカラー映像なので聞いて驚きました。 夢を見る仕組みは、体が休んでいる状態なのに頭が覚醒している状態のとき、その日にあった出来事を頭が整理しているからとも言われていま
震災を経験して(4)「いちばん悔しかったこと」 onagawa986 2014.03.25 8 2,918 0 いろいろ辛いことがありすぎて 涙を流すことも忘れてしまった3月11日以降 この話を聞いたとき なんだか、とてつもなく悔しくてくやしくて 体中の血が逆流するようにカーっとなって はじめて泣いた 私の3番目の息子 震災当時2歳半、オムツをつけていた お義母さんは自宅玄
明日を目指すお店リポート:女川の出会いの空間「おちゃっこクラブ」 iRyota25 2013.01.31 8 3,224 4 女川の港を眺めながら、おいしいコーヒーをいただけます 津波で大きな被害を受けた女川にある「出会いのスペース」をご紹介します。場所は町なかにまるでお城のようにそびえる女川町立病院(女川町地域医療センター)の駐車場。お店の名前は「おちゃっこクラブ」。このお店の
震災を経験して(7)「偉大なる五右衛門風呂」 onagawa986 2014.05.02 8 3,148 0 産まれながらの五右衛門風呂育ち 私の実家ではいまだに五右衛門風呂が現役で活躍している。 小さい頃から入ってるので風呂とはこういうもんだとばかり思っていた。 家の外に建つおんぼろ小屋、火をくべると立ち上る炎の先には丸い鉄ガマの底。 外壁はススだらけで手を付いた日
つつじ野 第1回「ひらめき」 onagawa986 2013.12.05 8 2,550 0 ご縁があり「つつじ野」を執筆することになりました。自分がいつも読んでいるコラムを書く側の立場になるとは驚きです。 子供の頃から好奇心旺盛だった私は、ピンと来るものがあると先ずやってみたい!と飛びつきます。悩むくらいならやってみる。もちろん多少失敗もしますが
大きな被害を受けた土地だからこそ、こどもたちに最高の環境を! iRyota25 2014.04.10 7 1,856 0 紺青の海。深い緑。そして青いあおい空を流れて行く輪郭のしっかりした白い雲。 平成の大合併で石巻市となった雄勝町。震災で大きな痛手を受けた町で熱いプロジェクトが走り続けている。 たとえば、リアス式海岸の雄勝の海岸線を走って行くと、ヘアピンカーブの真向かいに美し