【復興支援ツアー2015】防災・減災につなげる東北旅行 by sKenji sKenji 2015.11.11 0 2,070 2 昨年に引き続き今年も実施される「復興支援ツアー」。昨年は東北の復興に少しでもつながってほしいという思いから東北の魅力を探しに行きました。今年は東北旅行を通して、次に来ることが予想される大災害の被害を少しでも減らすことにつながるものを見つけたいと思います。
大槌町の震災遺構の明日は? iRyota25 2015.10.23 1 2,080 0 町全体でかさ上げ工事が進められて、自分がどこにいるのか、どの道を走っているのかも分からない2015年秋の大槌町。ショッピングセンター・マストがある国道の交差点を東に向かうと、やがて大槌川沿いの道と交差するだろうという当てずっぽうの直感で町に入る。ナビなど意味を
歌が聞こえてくる「新北上大橋」のいま iRyota25 2015.09.11 3 3,004 0 ここに来ると歌が聞こえてくるような気がする――。そんな話を以前からよく聞いた。 聞こえてくるのは岸辺の葦のリードの調べか。あるいは海からの風が橋梁を鳴らしていくのか。それとも津波に奪われた魂の歌声なのか。 新北上大橋は東北の大河・北上川の河口から約4kmに掛けら
いまだけの風景「オシャレな新・野蒜駅へ」 iRyota25 2015.08.12 1 2,014 0 左手の松並木は東名(とうな)運河、北上川と仙台方面の水運を外洋を通らずに実現するために伊達藩が築いた運河です。かつての仙石線は野蒜(のびる)付近では、この運河に沿って走っていました。しかし、東日本大震災の大きな被害を受けて、仙石線は山側へ数百メートルも高台
いまだけの風景「震災遺構に決まった野蒜駅」 iRyota25 2015.08.11 2 1,928 0 震災遺構になることが決まった野蒜駅。まだ震災当時のまま。保存や見学のための工事も始まっていない。いまだけ見られる東北の光景。 震災遺構になることが決まった直後に、以前撮影した写真を元につくったページはこちら。2015年夏・現在の姿と比べてみてほしい。 旧・野蒜駅
[21世紀 日本の風景]南三陸防災庁舎のいま iRyota25 2015.08.06 3 2,564 0 かさ上げ工事が急ピッチで進められ、土地がどんどん高くなっていく南三陸町志津川地区。写真の片隅に写るのが何だかわかりますか? かさ上げされた土地の向こうに見えているのは南三陸町の防災庁舎。高台にある志津川幼稚園から撮影したので、上から見下ろす角度になっていま
【遺構と記憶】旧・野蒜駅ホームが震災遺構に iRyota25 2015.07.31 3 6,368 0 5月30日に全線で運行が再開されたJR仙石線。とくに津波被害が大きかった野蒜(のびる)駅と東名(とうな)駅は、500m~600mも山側に移動し、該当区間の線路も移設された。もう二度と列車がやってくることがなくなった旧・野蒜駅だが、東松島市はこの駅のプラットホームを震災
息子へ。東北からの手紙(2015年7月20日)地元メディアが伝えた「原発PR看板」将来的には復元へ iRyota25 2015.07.21 3 2,153 0 地元にいるからこそ届けられる情報があるということ。地域の紙メディアの小さな記事に大切な問題が隠されていること。 福島県双葉町には原子力発電をPRする看板が2基設置されている。そこには1988年と91年に町民から募った表裏計4つの標語が掲げられている。 「原子力 明るい
【遺構と記憶】南三陸町の防災庁舎が保存の方向へ iRyota25 2015.06.22 4 5,120 0 あの建物が遺構として保存される方向に動き出しました。 あの建物とは、南三陸町の防災対策庁舎です。津波が町に押し寄せる中、避難を呼びかけ続けて犠牲になった町職員の遠藤未希さん、三浦毅さんの「命がけのアナウンス」で知られる建物です。 宮城・南三陸町防災対策庁舎
「あの看板」の撤去話が進んでいるという不条理 iRyota25 2015.04.08 4 2,253 0 あの看板とはこの看板。立ち入りが厳しく制限されていた2013年、原発事故被災地のツアーバスからの撮影で切れ切れですが、まぎれもなくこの看板のこと。 原子力明るい未来のエネルギー 国道6号線から双葉駅への道に右折する車窓から、この看板が見えてきた時には強烈な皮肉め
【東北復興支援イベント】「ひまわりのおか」の朗読会 sKenji 2015.03.17 0 1,730 0 2015年3月11日。東日本大震災から4年が経過するこの日、亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、震災を風化させてはいけない、東日本大震災を教訓として次に来る災害に対して備えなければいけないという想いから、勤務先の会社で東北の復興を中心に考える社内イベントを全
東北の復興と震災遺構について sKenji 2015.03.02 2 2,482 2 もうすぐで3月11日。復興に向けて動いている東北で、震災遺構の解体か保存かで意見が分かれているという話を聞きます。以下、先月23日付の河北新報の記事です。 宮城県は1月、東日本大震災の教訓を伝える遺構として保存の是非が焦点となっている南三陸町防災対策庁舎について
【遺構と記憶】高田松原道の駅「タピック45」 iRyota25 2015.02.13 2 5,356 0 国道45号線沿い、陸前高田の高田松原側にあった「道の駅 高田松原」は東北随一、広さ4ヘクタールを誇る道の駅でした。直売所などの店舗やインフォメーションのほか、うごく七夕やけんか七夕の山車も展示されていたそうです。 三角形の建物が印象的な「タピック45」は道のシン
【遺構と記憶】かさ上げに囲まれていく南三陸の防災対策庁舎 iRyota25 2015.01.30 2 2,900 0 昨年末、久しぶりに訪問した南三陸町の防災対策庁舎。玄関とは反対側からの姿です。以前は入れた庁舎前への道は閉鎖され、正面からは入れません。写真では見えにくいのですが、防災庁舎のすぐ近くまで盛土のかさ上げが迫っています。 スマホのカメラの広角レンズなので、かさ
【遺構と記憶】陸前高田の集合住宅 iRyota25 2015.01.20 2 4,855 0 国道45号線の沿線にたっていた5階建ての集合住宅2棟。海側の1棟は4階までが、ベランダから玄関まで津波でうち抜かれていた。人の姿がほとんど見られない高田の町で、津波の威力と想像を絶する恐ろしさを静かに物語り続けている。 震災後の陸前高田に残された衝撃的な建物は「
【遺構と記憶】女川・江島共済会館がほぼ解体される iRyota25 2015.01.07 5 6,795 0 年末年始の休暇中、久しぶりに訪れた女川の町で驚いた。女川町立病院(現・地域医療センター)の駐車場から道を隔てた目の前にあった、津波で倒されたビルの姿が消えていたのだ。 12月11日から始まった解体工事は、年末の時点でこの進捗状況。すでにビルがあったとは思えない
【遺構と記憶】気仙沼に打ち上げた大型漁船 iRyota25 2014.12.26 4 7,997 0 その船を最初に見た時の衝撃を忘れない。気仙沼の港沿いから鹿折駅方面へのカーブを左に曲がってほどなく、その船が見えてきた。津波被害を受けた建物の片づけが進み、残されたコンクリートの基礎くらいしか町の痕跡が分からない荒涼とした風景。コスモスと、あとはたぶん塩害
【新登場】石巻トランプぅ~ってどんなの? iRyota25 2014.09.05 1 1,390 0 「石巻トランプぅ~」は、石巻の町の印刷屋さんがつくった、まちの魅力が詰め込まれたトランプ。一枚一枚に石巻名物がひとつ紹介され、遊びながら町のことを知ることができるんです。 ケースを開けると中はこんな感じ。 トランプに掲載されたスポットの情報や地図も一緒に入っ
被災された方は読まないで下さい iRyota25 2014.07.25 5 1,509 2 ごめんなさい。津波の話です。震災を経験された方は読まないで下さい。 あの日の夜、テレビやラジオが「壊滅」という言葉と結びつけて報じていた町。「女川町とは連絡が取れていません」――。被災した町の最新状況を伝えるアナウンサーが、数十分おきに同じ言葉を繰り返してい
【写真記事】大槌町のいま ~2014年5月31日~ sKenji 2014.06.27 1 2,166 0 2014年5月31日。岩手県の大槌町を訪れる。その時に見た同町の「今」をお伝えします。 大槌町について 大槌町は岩手県の三陸海岸沿いの町で、東日本大震災で大きな被害を受けている。同町には震災当時およそ1万6千人が暮らしていた。そして、1,284名(平成26年5月1日時点での死
【レポート】復興支援ツアー2014 ~東北を見て、そして伝える~ by sKenji sKenji 2014.06.08 3 5,614 2 1日目 5月29日。いよいよ、東北旅行に出発! 当初、計画していた予定では、昼過ぎに岩手県・二戸駅到着予定でしたが、新緑に輝く奥入瀬の写真を少しでも綺麗に撮りたく、急遽、前日、東京在住の友人宅に泊まり、07:36東京発の東北新幹線に乗り、東北へ向かいました。 岩手県
初めての姉妹会は東北で! jina 2014.06.01 6 6,939 1 かねてからの夢だった三姉妹だけで行く女旅。東北も被災地も初めての姉と妹に、美しい東北、人と人がつながる東北、そして東日本大震災の爪あとを自分の目で見てそして感じて、これから私たちにできること、そして子供たちに伝えていくべきことを一緒に考えたい。 長女 くっ
10代の卒業生たちが意見表明「大川小の校舎を残して」 iRyota25 2014.04.17 5 2,683 0 メッセージが回ってきました。 哲也に続いて、校舎を残してほしいという仲間の言葉を是非聞いてください。 みんな哲也と同じ気持ちでした! ※ 拡散希望 ハフィントン・ポストに掲載された記事へのシェア・拡散が広がっている。 石巻市では、被害を受けた大川小学校を解体する
雪の日の防災総合庁舎 iRyota25 2014.03.10 1 1,628 0 東北よりも南の地域に暮らす人たちには想像しにくいことかもしれませんが、当たり前のこととして冬は雪が降ります。いくら東北のなかで温暖とされ、「東北の湘南」との別名を持つ土地が10以上もあるような東北太平洋沿岸部でも、やはり雪は降ります。積もります。 今年のよう
東日本大震災からまもなく3年 ~前編~ sKenji 2014.03.10 2 7,110 0 国内観測史上最大規模となった東日本大震災から、明日で3年がたちます。 復興の遅れが指摘されるなか、同時に震災の風化も懸念されています。 3月11日をむかえる前に、もう一度震災があった、あの年を振り返りたいと思います。 平成23年3月11日14時46分、東日本大震災発生。