息子へ。東北からの手紙(2013年11月30日) iRyota25 2013.12.09 0 2,624 0 今日の手紙は東北ではなく東京から。 このところ、東北で活動する人たちが東京など被災地外の場所で「報告会」を開くことが多い。10月からの2カ月間で、こども∞感ぱにー(こどぱにー)、ロシナンテスといった、親しくしてもらっている団体の報告会が3回。来週には大船渡の新沼
息子へ。被災地からの手紙(2013年3月21日) iRyota25 2013.03.21 0 2,106 0 2013年3月21日 世界中の人に伝えたいこと 知り合いが海外で震災についてのワークショップに参加することになって、被災した地域の人たちの感情や気持ちを表現する言葉をたくさん教えてと頼まれた。「その時、どんな状況で、どんなことを思ったのか」を共有するのが目的だとい
群馬のペンションで体感した一期一会【旅レポ番外編】 tanoshimasan 2013.03.15 0 1,713 0 2008年の冬ごろ、僕は群馬県みなかみ町のペンションで働いていた。僕は一人旅の道中だったのだが、「せっかくだから寒い時期は寒い場所にいたい!」と思い、なんとなくみなかみ町をチョイス。泊まった宿が素敵な宿だったこともあり、なりゆきで2ヶ月ほど働かせてもらうことに
なぜかよく聞く「息子のために雪かき」という話 hometown_of 2018.02.28 0 1,033 0 昼になっても雪が降り続け、何度も雪かきをして腰を痛めたという話を聞いて、とある山沿いの町の仮設住宅の雪かきを手伝った。 「今日一日で5回はやったな」自治会長さんは腰に手を当てながらそう言った。 だけど日が落ちてからも雪は降り続ける。駐車場の平面と駐車場から団
息子へ。被災地からのメール(2012年10月19日) iRyota25 2012.11.05 0 1,735 0 2012年10月19日◆久之浜(福島県いわき市) 東日本大震災で被災した地域への出張は今回で8回目。父さんが留守の間、ちょっと寂しいかもしれないが、毎日がんばってることと思います。 これから出張する時には、会社への報告とは別に、きみにも被災地のことを書いて送ることにし
息子へ。被災地からのメール(2012年10月24日) iRyota25 2012.11.06 0 1,745 0 2012年10月24日◆気仙沼(宮城県) いよいよ、という表現は自分でも変だと思うが、今日からはいよいよ父さんにとって初めて行く地域になります。 南三陸を歩いた後、レンタカーで気仙沼に入りました。坂を下り市街地に入ったとたん、まるで戦災の焼け跡のような光景が目に飛び
【シリーズ・この人に聞く!第190回】歌人 俵万智さん kodonara 2021.11.05 0 5,996 0 デビュー作である歌集『サラダ記念日』は280万部のベストセラー。代表的な短歌【『この味がいいね』と 君が言ったから七月六日はサラダ記念日】では何気ない日常を短歌にし、身近な視点から感情の機微を伝えた。デビュー作から33年経ち、昨年出版した歌集「未来のサイズ」で歌
息子へ。被災地からのメール(2013年2月4日) iRyota25 2013.02.04 0 1,751 1 2013年2月4日 減災について 東北に行って、期せずして同じような言葉を聞いた。それは、震災を思い出す瞬間のこと。 まず下敷きになったお話は、父さんの会社の同僚の言葉。彼は阪神・淡路大震災で被害を受けた尼崎市の出身で、震災当時は小学生だったそうだ。それでも、「1月
息子へ。被災地からの手紙(2013年4月14日) iRyota25 2013.04.15 0 1,486 0 2013年4月14日 宮城県石巻市 会社の皆さんとは石巻で別れ、父さんは居残り。 その晩、けいていさんからいいアイデアをもらった。 被災地に行きたいけれど、行って何をしたらいいのか分からないという人は多いんだよね。震災から2年が過ぎたけれど、いまでも「初めて来た」とい
息子へ。被災地からのメール(2012年11月25日) iRyota25 2012.11.27 0 1,597 0 ◆ 2012年11月25日 石巻の中にある奇跡の石巻 理知的で、スマートな「2.0」の彼の話を聞いた後、もちろん手土産として持って行ったお菓子「ちゃきん」はおいていったよ。でも、全部おいていったから、自分自身は味わっていない。「あれま!これじゃ記事書けないじゃん」と思っ
息子へ。被災地からの手紙(2013年4月16日) iRyota25 2013.04.18 0 1,690 0 2013年4月16日 宮城県石巻市狐崎浜の昼食 漁師の管野さんに船に乗せてもらった。船外機の付いたボートとディーゼル漁船。牡蠣の稚貝を育てる様子と養殖中の牡蠣棚のメンテナンスを実際に見せてもらうのが目的。 だって、海の食べ物がどうやって獲られたり育てられたりしている
息子へ。被災地からのメール(2012年10月20日) iRyota25 2012.11.06 0 2,162 0 2012年10月20日◆久之浜(福島県いわき市) 今日は久之浜・大久復興祭、奉奠祭(ほうてんさい)花火大会の当日。 お祭りを運営する地元の若者たち、サポートに入ったボランティアの人たちと一緒に、舞台の裏方をお手伝いしながら祭りを楽しみました。 奉奠というのは「玉串奉奠
息子へ。被災地からの手紙(2013年4月13日) iRyota25 2013.04.15 0 1,700 0 2013年4月13日 宮城県石巻市・女川町 高速道路を下りた9人乗りの大型タクシーが、石巻市の海岸近くの大街道という町に入ると、車中の会話が途絶えた。それまではプロ野球の話で盛り上がっていたのに、急に車内がシーンとした。窓の外には建物が撤去された後の空き地が広がって
リアスの海辺から(書評) iRyota25 2013.11.14 0 2,010 0 著者は気仙沼市舞根(もうね)湾を拠点とする養殖漁師でエッセイスト、「NPO法人 森は海の恋人」代表で、京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授でもある。海を甦らせるためには、山から川、海に至る環境の再生が不可欠と信じ、気仙沼大川の上流、県境を越えた岩手県
【シリーズ・この人に聞く!第33回】読売巨人軍投手コーチ 野球史に残る伝説のピッチャー 斎藤雅樹さん kodonara 2008.10.03 0 8,683 0 日本記録の11試合連続完投勝利、3年連続開幕戦完封勝利など数々の偉業をやってのけた球界のエース。長男19歳、次男17歳。そして末っ子三男はまだ4歳という子育て真っ最中の斎藤雅樹コーチにインタビューしました。 斎藤 雅樹(さいとう まさき) 1965年2月東京都足立区生まれ
【シリーズ・この人に聞く!第19回】歌って踊れる母パフォーマー 中島奏さん kodonara 2007.08.03 0 3,483 0 土曜日の夕方(午後6時~42分)、NHKをつけると1週間分のニュースや気になるテーマを取り上げ、子どもが興味をもって見られる情報生番組をご存知でしょうか。中島奏さんは、仕切りの上手なお母さんです。かと思えば、女優として難しい役柄を演じ、また、歌のステージも圧倒的
[7月11日という日]小倉黒人米兵集団脱走事件の日 Rinoue125R 2014.07.24 0 3,327 0 歴史の中の7月11日 ▼1854年 ペリー艦隊が琉球に来航し琉米修好条約を締結 1853年、ペリーは浦賀に来航する前に琉球の那覇に立ち寄っていた。その後、小笠原経由で浦賀に向かい、大統領の親書を幕府に渡したのち、ペリーは那覇を再訪。施設利用や燃料端の貯蔵などの要求を突き
いろいろな思いを昇華させて被災地に咲くカラフルなペイントの花(2011年11月13日) iRyota25 2013.01.21 0 2,283 0 震災前の町を知らない人にとって、そこは建物が失われた廃墟にしか見えないかもしれない。しかし、長年その町で暮らしてきた人の目には、見えないはずの「元の町並み」がしっかり見えている。廃墟の上の空間に、これから作っていくもっと豊かでもっと幸せな町の姿を、たし
息子へ。被災地からのメール(2012年10月25日) iRyota25 2012.11.06 0 1,583 0 2012年10月25日◆陸前高田(岩手県) 明日はどこに行くの?と気仙沼の人に聞かれて「陸前高田」と答えると、「あっちは気仙沼よりもっと大変だから、なかなか話をしてもらえないかもしれないなあ」と言われた。 陸前高田に入ると、何もない風景が広がっていた。どこまで行って
息子へ。被災地からの手紙(2013年4月15日) iRyota25 2013.04.16 0 1,689 0 2013年4月15日 宮城県石巻市 がんばろう!石巻の看板が進化しようとしている。 献花台や記帳台、灯火、津波到達ポール…。 これまでも少しずつあたらしい何かが付け加えられてきた。 付け加えられてきた1つひとつに、意味があった。思いがあった。 今日も看板には多くの人たち
息子へ。被災地からのメール(2012年10月26日) iRyota25 2012.11.06 0 1,761 0 2012年10月26日◆浄土ヶ浜・田老(岩手県宮古市)~普代(岩手県) 8日間の日程があっという間に感じた今回の東北出張だった。たくさん走って、たくさんの人に話を聞いたように思う反面、やり残したこと、できなかったことばかりが気になっている。 でも、写真や映像では理解で
【シリーズ・この人に聞く!第35回】映画「おくりびと」の脚本も手がけた 放送作家 小山 薫堂さん kodonara 2008.12.05 0 4,622 0 今秋大ヒットした映画「おくりびと」は、派手なシーンはどこにもありませんが、人間のあたたかさが静かに伝わってくる作品です。この脚本を手がけられたのが小山薫堂さん。「料理の鉄人」や「カノッサの屈辱」「世にも奇妙な物語」など数多くのTV番組の作家として活躍し、現在
息子へ。被災地からのメール(2012年11月29日) iRyota25 2012.12.03 0 1,599 0 石巻駅からそう遠くない中心商店街のとある小さな路地。厚い扉を開いて階段を登りつめると、そこは隠れ家のような別世界がありました。広くはないが落ち着いた雰囲気の店内から、「いらっしゃいませ。お越しいただいてありがとう」と奥さんの声。お店の空気と一体になったよう
息子へ。被災地からの手紙(2013年7月24日) iRyota25 2013.07.26 0 2,092 0 静岡県賀茂郡西伊豆町・集中豪雨災害復旧ボランティア 東北から帰った週末あたりから、Facebookに「静岡の被害状況」という石巻エリア発の書き込みが見られるようになった。頭がぼーっとして理解するまでに時間が掛かってしまったが、17日から18日にかけて大雨被害を受けた西
息子へ。東北からの手紙(2014年9月1日) iRyota25 2014.09.05 0 1,681 0 9月1日は関東大震災が起こった日。いまから91年も昔のことだけど、当時の雑誌を国立国会図書館のアーカイブで読んでいたら、まるでつい最近の、下手したら自分だってボランティアに行ったかもしれないくらい最近のことのように思えてきた。雑誌を作った記者たちが、自分の知り