先日、小学校の引き取り訓練に参加してきました。
(参加してきた、といっても子供を迎えに行っただけなのですが)
これは、大地震発生時などの緊急時に、学校から家庭へ子供の引き渡しをスムーズに行うための訓練です。
ざっくりとした流れは下記の通り。
1.地震発生(という設定)。子どもたちが校庭に避難。
2.クラスごとに並び人数確認。
3.明日の登校時の注意事項を全校に連絡。
4.迎えに来ている親が先生に誰の親なのかを伝え、一人一人受け渡し。
5.下校
(親が引き取りに来れない子は集団下校)
この訓練では教室へ戻ることなくそのまま下校のため、ランドセルも置いて帰ります。そのあたりはより実践に即していていいなと思いました。
実際にやってみないと見えてこない問題なんかもあるはずですし。
ランドセルがない分、帰りはいつもより荷物の少ない息子。上機嫌で下校です。
※道中コンビニの前で「アイスクリーム食べたくなっちゃった」といった発言をするなど訓練に対する緊張感が足りない我が息子。これはお説教案件です。
訓練の重要性を理解しているのか・・・
なお、この訓練に関して事前に配られていた案内を読んで気になった点がありました。
「ランドセルを持ち帰りません為、ランドセルに自宅の鍵を入れている場合はポケットに入れるなどして身につけておいて下さい(原文そのままではありませんがこんな感じでした)」
今回行った訓練どおりに緊急時の下校をするようでしたら、普段から鍵の管理方法を変えておく必要があると思います。そうでなければ、一部の子どもたちはランドセルを背負ってから逃げないといけませんし。
こういった点は前述のとおり訓練を行うことで見えてきますので、このような注意文が次回以降は不要になるように普段のルールを変えていく必要があるのかな、と感じました。
(ただ、実際常に身につけておくとすると、しょっちゅう鍵をなくす子も出てきそうなので、別の対策が必要かもしれません)
そしてもう一つ、もっと「大きな問題だなあ」と感じた点が。
お迎えに行くと、既に多くの親御さんが集まっていて知り合いの親御さんと話をされている人が多数いらっしゃいました。
その後、全校生徒へ先生がお話をするタイミングになり、先生から「これから子どもたちに訓練についての話をしますので、私語はご遠慮ください」というお願いがあったのですが、一部の方々はお構いなしにひたすら楽しげに談笑を続けていたのです。
既に何度も経験されていてこの訓練がどういうものなのか分かっていたのかもしれません。
ただ、こんな心構えでいざというときに子どもたちの身を守れるのか非常に心配になりました。親が緊張感を持って臨まなければ子どもたちも「ああ、適当にやっておけばいいんだな」と思ってしまいます。
大切な訓練の目的をよく考えて、行動してほしいなと強く思いました。
子供よりもまず、親が意識を変えていかないと!
最終更新:
jina
あらー
親御さんたち、危機感が気薄ですね。
親の姿を見て子は育ちます。大人がまず真剣に取り組み、命は自分で守るということを子どもたちに伝えていきたいです。
akaheru
>親の姿を見て子は育ちます。大人がまず真剣に取り組み、命は自分で守るということを子どもたちに伝えていきたいです。
全くその通りです!誰が見本を見せなきゃいけないのか、よく考えないといけません。
baikinman
災害時に自宅の鍵がなければ、また学校に戻ることになりそうですね。
必要なもの管理は悩ましいです。
akaheru
>必要なもの管理は悩ましいです。
緊急時にすぐ貴重品を持ち出せる状態にできるか、は我々大人にとっても同じ課題ですよね。
中々に難しい。
pamapama
親御さんの私語もそうですが、ランドセルと鍵の件はとても気になりますね。こどもたちの登下校に関してわたしたちの時代とは比べ物にならないくらい心配ごとが増えましたね。
akaheru
昔は良くも悪くももっと適当でしたよね。
色々細かい規定が増えるのはしょうがないと思いますが本当にそれらが必要なのかどうかは、たまに立ち止まって考える必要があるかもです。
orangeoor18
昔はこのような訓練はなかったと思いますが、引き取り訓練は大事ですね。
また普段、鍵を管理する方法にも決まり事があるのは初めて知りました。(昔は鍵にひもを通して首にかけていた子が多かったような気がします)避難方法にあわせて、変えていけるといいですね。
akaheru
自分の時も引き取り訓練はなかったのでちょっと新鮮でした。
全ての家のドアの鍵が指紋認証になったら鍵の問題も解決するかも。いつになるか分かりませんが(笑)
cha_chan
自分達の地域の避難訓練も同じような状況です。回数を重ねるごとにマンネリ化してしまいますからね…。どうやったら緊張感をもった訓練にできるか学校側にも課題がありそうですね。
akaheru
この訓練が必要なのかしっかり理解して臨まないといけないですよね。
そうしないとやっぱりいつかだれちゃう。続けることって、本当難しいです。