先日、我が子の通う小学校で授業参観が行われ、それとともに4年生は10歳をみんなで祝う会が執り行われました。子どもたちみんなの「夢」がとっても印象的でした!
みんなの夢はどこまでも
会の内容はと言いますと、子どもたちが生まれてから10年の節目を迎えた今、ここまで成長してきたことを祝い、親を始めお世話になった人への感謝の気持ちを伝える、というものです。(内容聞いただけで既に泣きそうですが)
子どもたちの合奏あり群読(みんなで分担しながら朗読)あり、突然の親へのインタビューありととっても楽しませてもらいましたが、一番の見どころ(聴きどころ)は、「どんな大人になりたいか?」でした。一人一人が将来の夢を語るこのコーナー。それぞれ夢を自分の言葉で語ってくれました。
・弁護士になって困っている人を助けたい
・パティシエになっておいしいスイーツでみんなを喜ばせたい
・ユーチューバーになってみんなを楽しませたい
・大工になって両親に家を建ててあげたい
・魚が大好きなので魚をさばく仕事に就きたい
・ゲームを作る人になって世界の人を楽しませたい
・保育士さんになって子どもの話を親身になって聞いてあげたい
・警察官になってみんなが安心して暮らせるようにしたい
・薬の開発をして、多くの人を救いたい
・お医者さんになって、多くの人を救いたい
・虫の研究者になって世界の虫をひたすら観察し、みんなに素晴らしさを知ってほしい
・プロ野球選手、Jリーガー、レアルマドリードの選手、Bリーグ選手、水泳の選手になって金メダルを取りたい、世界一になりたい
多くの子どもたちが特定の職業を挙げてくれていましたが、こんな考えの子たちもいました。
・まわりのみんなから頼られる人になりたい
・たくさんの友達に囲まれた大人になりたい
・子どもに尊敬される親になりたい
・好きなことをとことんやり続けていたい
・両親に楽をさせてあげたい(うちの子もこれ言ってくれないかな?!とドキドキしたけどちょっと違いました 笑)
緊張しすぎて言いたいことを忘れちゃった子、その子に落ち着けと声をかける隣の子、自分の番が終わり心からホッとした様子を見せていた子、なぜか隣の子に自分の夢ってなんだっけ?と確認する子・・・。みんなとても素敵でした。
その中で、自分が(我が子以外で)最も印象に残った子の夢がこちら。
「自分はお父さんのようになりたい。なぜなら、お父さんはいつもとっても楽しそうだから。自分もあんな大人になりたい」
これこそ子供の手本
みんなの夢をよくよく聞いていると、両親を助けたい、楽させてあげたい、そんな感じのことを話してくれた子が多かったのですが、それは裏を返せばそれだけお父さんお母さんが辛そうにしているからなんじゃないかな?とも思いました。
もちろん必ずしもそうじゃないとは思いますが、多くの親御さんは必死に子どもたちを育てている中、自分自身が楽しむ様子はあまり見せられていないんじゃないか・・・。そんなことを想像しちゃいました。
子どもたちにはどんな大人になってどんな人生を歩んでほしいか?と考えたら、やっぱり「毎日が楽しくてしょうがない人生」を送ってほしい。そのためにはそんな生き方の見本を大人は見せなければいけません。
子どもたちの為に自分の全てを犠牲に、という気持ちもそれはそれで尊いものだとは思いますが、子どもたちにもそうなってほしいか?と聞かれればほとんどの親御さんは「NO!」ではないかと思います。
それならば、やっぱり大人世代がとことん楽しむ毎日を送らなければいけません。そんな余裕はない!という声も聞こえてきそうですし、実際自分がそんな生き方をできているとも思いませんが、「俺はもういいや」と楽しむのを諦めたら終わり。
「自分はお父さんのようになりたい。なぜなら、お父さんはいつもとっても楽しそうだから。」
こんなことを我が子も言ってくれるように、日々頑張って(頑張らないで?)楽しんでいかなければ!と一人心の中でつぶやいた「ありがとう」の会なのでした。
まずは、かつての行きつけのパブにでも呑みに行こうかな(笑)
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