3才児のメガネデビュー

akaheru

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去年の夏のことです。

3歳児健診で診てもらった末っ子が、一つの項目で再検査になりました。

その項目は「目」です。ちょっと左目が見えづらいようだということで、神奈川県立こども医療センターへ(3か月待ち・・・)。

そこでやはり左目があまり見えていないようだということ、遠視と少しの斜視の傾向がみられるということで、近所のかかりつけのお医者さんとも相談をし、先月からメガネを装着することとなりました。

今は左目がうまく使えていない、簡単に言うとさぼっている状態、目は使っていかないと発達もしないため、治療用のメガネを利用してまずは左目を使っていきましょうということになったのです。

メガネ選びは難航を極める

兎にも角にも肝はメガネ選び!

いくらフィットするメガネを用意しても、着けてくれなければ完全な無駄になってしまいます。

慎重に慎重を重ねて何店舗も回ってお気に入りのメガネを探し続けました。

フレームのところに飛行機や車の絵が描いてあるもの、クリーム系の色の可愛らしいもの、べっ甲柄のやや大人な感じのもの、あれこれ試した結果、彼が言った希望が「パパと一緒のやつ」。

嬉しいことを言ってくれるじゃあないですか!大好きな飛行機や車のイラストがあるやつよりパパとのお揃いを希望した末っ子!いいでしょう!それでいきましょう!

メガネ屋さんもその言葉を聞いていて(終わりの見えないメガネ選びに一筋の光が見えたので 笑)、即座に私のメガネに似ているものをいくつか用意してくれました。

が、彼が希望したのは「私と全く一緒のやつ」。少しでも柄が違うと「それ、ちがう、パパのとおなじじゃない」と言って拒否。めっちゃ可愛い!のですがメガネ選びは難航を極めました・・・。

最終的に、パパが車のイラストの入ったメガネをしたらいいんじゃないか、そうしたら末っ子も喜んでそれをチョイスするんじゃないか、ママとメガネ屋さんの間でそんな方向へと話が進み、真剣に車のメガネ購入を考え始めた矢先(大人用なんてないんですが)、「まあこれはパパのと似てなくもないか」となぜか末っ子の中で結論が出たようで、一つのメガネを選んでくれました。

以外にもとってもシンプルな黒色のものを選びました。確かに私のメガネに似てなくもない。まあ私のメガネは青いんだけどね・・・。とにかく無事メガネ選び完了。注文から1週間後、無事メガネが完成。それがこちら!

耳にしっかりフィットするように延長の器具を装着、落下防止のバンドも付けました。台にしているのは週末末っ子が作るのを楽しみしているお菓子。関係ありませんが。
耳にしっかりフィットするように延長の器具を装着、落下防止のバンドも付けました。台にしているのは週末末っ子が作るのを楽しみしているお菓子。関係ありませんが。

世界が変わった瞬間だったのかも

とうとうメガネができたものの、メガネなんて今までしてきたことないし、果たして着けてくれるだろうか?と、とにかく不安でしたが意外とすんなり着けてくれて、着け心地も悪くなさそうです。

上の兄弟もだれもメガネなんて持ってないしかっこいいケースももらえたし、「いいものもらった♪」という気持ちもあったのだと思いますが、なによりも「くっきり見えた」のが大きかったのだと思います。

嬉しそうにあたりをキョロキョロしている末っ子の様子を眺めていて、もしかしたらこんなにはっきりまわりを見ることができたのは生まれて初めてだったのかもと思いました。こんなにくっきり見える世界があるなんて知らなかったのかもしれません。それがこの魔法のようなメガネで世界が変わった瞬間だったのかも。

そんなことを想像してたらこみ上げるものがありました。そしてもっと早く気が付いてあげたかったという申し訳なさ。

とにかくこれから頑張って気づいてあげられなかった分までサポートして治療していこうと思います。

保育園でも先生が(末っ子だけが浮かないように)メガネをかけてくれたり、お友達や他のパパママが「かっこいいね」と言ってくれたり、たくさんの人にサポートされながら日々メガネ生活を(ノリノリで)実施中。

メガネの装着に慣れたらまた治療の次のステップが待っています。みなさんに支えられながら引き続き頑張っていこーな!

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