【世界一周の旅・南米編 Vol.3】アンデスの高地をゆく、ペルーレイル

sKenji

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ペルーの古都・クスコとチチカカ湖の畔にある町・プーノ。この2つの街を結ぶ鉄道・ペルーレイルは訪れた当時、世界で最も標高の高い場所を走る列車でした。

マチュピチュ遺跡を見てクスコに戻った私は、エクアドルに向かう当初の予定を変更して、この世界最高所を走る鉄道に乗ってプーノへ行ってみることにしたのです。車両はリーズナブルなバックパッカークラス。片道でおよそ25ドルほどです。

実際に乗ってみると評判通りの素晴らしい鉄道です。プーノまでは約10時間の長旅ですが、アンデスの山々や川、高原といった車窓からの景色がそれを長いとは感じさせません。標高3,000メートル以上の高地をゆく列車に旅の情緒を感じると同時に、日本では見ることのできない光景に心が躍り、思わず窓をあけて体を乗り出して見ることも度々です。

ララヤ峠にて停車中

ララヤ峠にて停車中

そして、同路線のハイライトと言えば、やはりなんと言っても最高地点であるララヤ峠です。その標高はなんと4,350メートル!富士山よりも高いのです。峠には当時、世界で最も高い鉄道駅と言われたララヤ駅あり、列車が停まります。停車中、ホームに降り立ったときに感じたなんとも言えない感慨は今でもよく覚えています。

クスコとプーノを結ぶペルーレイル。今でこそ世界で2番目に高い場所を走る路線となってしまいましたが、荒涼としたアンデス高原をゆく列車の旅の魅力に変わりはありません。道路が整備され、バスで移動する旅行者も多いようですが、同路線には鉄道ならではの良さがあります。ペルーを訪れた際に乗られてみると、きっと素敵な思い出になると思いますよ☆

<「【世界一周の旅・南米編 Vol.4】標高約3,800メートルの高地に海のように広がる、チチカカ湖」 へ続く>

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ララヤ峠

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