【世界一周の旅・南米編 Vol.9】どこまでも白く、まっ平らなウユニ塩湖♪

sKenji

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ウユニ塩湖は南米・ボリビアにある塩の湖です。以前から南米を旅する旅行者の間では有名な観光スポットでしたが、数年前にテレビのCMで使われたことがきっかけで人気と知名度がさらに急上昇☆いま熱い注目を集めている場所です。

ウユニ塩湖について

ウユニ塩湖はとても広大です。その広さはなんと四国のおよそ半分!それでいて、高低差がわずか50センチ以内であるために「世界で最も平らな場所」とも言われています。

湖とは言うものの、一年の大半は水が干上がっており、一面真っ白な塩の大地であることが多いです。12月~3月の雨季になると数センチ~数十センチほどの水がうっすらとたまり、湖面がまるで巨大な鏡のようになります。いわゆる「ウユニの鏡張り」と呼ばれる現象で、その幻想的な光景が旅行者に大人気です。

雨季と乾季でその姿を大きく変えるウユニですが、どちらがいいかは人それぞれ。日本人に人気なのは雨季ですが、西洋人は乾季を好む人が多いようです。

ちなみにウユニ塩湖がある場所は標高約3,700メートルの高地です。なぜ、このような場所に膨大な塩が存在するのか。不思議に思いませんか?

実は大昔、塩湖がある場所は海でした。しかし、地殻変動でアンデス山脈が隆起した際、残った海水が干上がって今の姿になったそうですよ。

真っ白な世界を4輪駆動車で疾走するツアーは、まさに爽快♪

ブラジルのマナウスを後にした私は、ボリビアの首都・ラパスに移動し、そこからバスと汽車を乗り継いで塩湖ツアーの起点となるウユニの街を目指しました。街に到着すると、駅の近くにある旅行代理店でツアーに申し込み、念願のウユニ塩湖を見てきたのです。

メンバーはドライバー兼ガイドのボリビア人の中年男性と彼の奥さんと思われる料理担当の女性。そして、ツアー参加者として、私の他に二人の日本人旅行者と若い西洋人カップルが一緒でした。

ツアーはかなり年代物のランクル(※トヨタ・ランドクルーザー)で見て回ります。年式は古くてもそこは悪路走破性の高いランクル。世界の辺境の地で絶大な信頼を得ているだけに頼もしいヤツです。ヘビー級の車で真っ白な世界を疾走するツアーは、まさに爽快そのものです♪

ツアーは、出発するとまず最初に「列車の墓場」と呼ばれる観光スポットを訪れます。

ボリビアには19世紀後半、イギリスが出資して造られた鉄道が存在していたのですが、同国がその経営から撤退し、廃線になってしまいました。そして、使われていた車両は野外に放置されたままに。それがいつしか列車の墓場と呼ばれるようになったのです。

墓場には、博物館など以外では目にすることができないようなアンティークな蒸気機関車などがあります。しかし、その姿は長い歳月と厳しい環境により錆びてまるで朽ちた大木のよう。この寂れた光景が、他にはない独特な荒涼感を生み出しています。

列車の墓場を後にすると、私達を乗せたランクルはいよいよ塩湖へ突入です!

そこはどこまでも続く真っ白な世界。地面には水が干上がる際にできた塩の結晶の模様が一面に広がっています。本当に真っ白で、そして真っ平ら。それが地平線まで続いているのです。生まれて初めて見る光景に心の奥底から突き上げるような感情が溢れ出てきます。それは他のツアー参加者も同様らしく、車内は興奮の渦に包まれました。

訪れたのは12月上旬でしたが、鏡張りには少し早かったようです。まだ水は溜まっていなかったものの、広大な白い大地に大満足。西洋人には乾季の方が人気があるのも頷けます。

雨季と乾季でイメージが大きく異るウユニ塩湖ですが、時間によってもその姿を変えます。

一面、オレンジ色に染まる日の出と日の入り。眩しくて目を開けていられないほどの純白の世界が広がる昼。そして、星降る夜。ウユニは24時間、常に私達を楽しませてくれます♪

ツアーでは列車の墓場以外にも、「塩の採取場」や塩湖の真ん中にある「インカワシ島」にも訪れます。塩の大地にぽっかりと浮かぶ島とそこに生えるサボテンが織りなす光景はまさに特異の一言。見応えがあります。

ツアーで一番印象に残っている場所は「塩のホテル」です。

屋根以外の建物のほぼ全てが、塩湖の塩をブロック状に切り出して作られているのです。壁はもちろんのことテーブルや椅子、ベッドなどの家具までが塩で造られているのには驚きました。

ほかにも塩で造られた池もあり、まさに塩、塩、塩でした(笑)

いまや旅行者にマチュピチュと並ぶほどの絶大な人気を誇るボリビアのウユニ塩湖。その現実離れした幻想的な光景はぜひ見ておきたいものです☆

<「【世界一周の旅・南米編 Vol.10】お正月はイースター島でモアイ巡り☆」 へ続く>

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ウユニ塩湖

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