ちょっと紅葉には早かったけど、河津七滝♪

sKenji

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11月の3連休初日、ネットの紅葉情報によると伊豆の河津七滝の紅葉が見頃を迎えているというので行ってきました!

滝と色づいた木々とのコラボに期待に胸を膨らませて到着すると・・・

どうやら紅葉には少し早かったようです・・・。とはいえ、河津七滝は伊豆を代表する観光名所のひとつ。代わりに滝巡りを楽しんできました♪今日は河津七滝をご紹介します。

河津七滝ならぬ、六滝めぐり

河津七滝は河津川の約1キロメートルほどの区間にかかる7つの滝の総称で、上流から釜滝、えび滝、蛇滝、初景滝、かに滝、出合滝、大滝があります。

読み方が少し変わっていて、「かわづななだる」といいます。なんでも、河津では滝のことを水が「垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたことから滝を「だる」というそうです。

七つの滝のうち、現在、大滝だけは一般見学ができないために、今回は残りの6つを見てきました。

大滝の近くにある七滝観光センターが町営の無料駐車場にもなっており、車を停めます。その観光センターから5分も歩かない場所に「出会滝(であいだる)」があります。その名の通り、2つの流れが合流するところにある滝です。

出会滝のすぐ下流には大滝の滝口があります。滝は通常、見ることはできませんが、大滝温泉・天城荘に宿泊、もしくは日帰り入浴をされる方は同宿泊施設のそと湯・「河原の湯」から間近に見ることができます。河原の湯は混浴の上に大滝の滝口から見ることもできるので、入られる方は入浴セットの他に水着もお忘れなく(※水着の着用可です)。

出会滝の上流250メートルほどの場所に「かに滝(だる)」があります。滝壺近くの河原まで降りることができます。川辺には広くはないもののスペースがあり、自然を感じながら休憩するのに最適です。

七滝巡りの道は川沿いに造られているために、途中、清涼感あふれる渓流を眺めながら歩くことができます。

かに滝から上流に300メートルほどの地点に「初景滝(しょけいだる)」があります。七滝の顔と言ってもよい滝で、河津七滝を紹介するガイドブックには決まって登場する名瀑です。その姿、大きさ、そして周りの緑や地形との組み合わせに日本的な奥ゆかしさを感じます。

初景滝には川端康成の著書・伊豆の踊り子にちなんだブロンズ像があります。滝との組み合わせが絶妙です。

初景滝の脇には1本の細い滝が流れ落ちていました。繊細感がたまりません。近くには美味しい天然水も湧き出ています♪

初景滝までは舗装された道ですが、その先は未舗装の気持ちの良い山道にかわります。初景滝から歩いて約5分、上流100メートルほど所に「蛇滝(へびだる)」があります。

なぜ、この名がついたかといいますと、周りにある柱状節理が蛇のウロコのように見えることに由来するそうです。

柱状節理は溶岩が冷えて固まる際にできる六角形や五角形などの柱状の割れ目のことで、火山活動を今に伝えるものです。河津七滝の各滝ではこの跡を見ることができるのですが、蛇滝はその特徴が特にわかりやすいものの一つです。

蛇滝から歩いて行くと、途中に珍しい吊橋があります。緩いS字カーブを描くように架かる橋で、全長100メートル以上はありそうです。

蛇滝から100メートルほど川を上った場所に「えび滝(だる)」があります。その名の通り、エビの尾ひれに似ていることから名前がつけられたといいます。

えび滝付近まで来ると深山の雰囲気が漂っています☆

えび滝の上流およそ100メートルの場所に河津七滝で最も上流に位置する「釜滝(かまだる)」があります。落差は約22メートル。迫力があります!

逆光でちょっと見づらいかもしれませんが、釜滝で見逃せないのが近くの崖に見られる柱状節理です。

「見逃せない」とは言ったものの、きっと誰もが気づくほど圧巻な火山活動の跡です。

七滝の紹介からちょっと外れてしまいますが、釜滝の近くにある木製の長い階段を上り切った先に、渓流と森が美しい猿田淵と呼ばれる場所があります。とても気持ちの良い静かなポイントで、緑あふれる夏場には特にオススメです。

釜滝を見た後、来た時と同じ道を歩いて駐車場まで戻りました。歩きながら見て回る河津七滝は、心身ともにリフレッシュできた伊豆の名瀑でした☆

河津七滝・七滝観光センター

参考WEBサイト

 河津七滝観光
www.nanadaru.com  

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