昇仙峡の紅葉

sKenji

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11月3日、文化の日。山梨県甲府市の昇仙峡に行ってきました。

昇仙峡は、正式名称を御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)といい、秩父多摩甲斐国立公園の一部となっています。

巨岩と滝が織り成す渓谷美は日本でも指折りと言われ「平成100景」(平成21年)で2位に選ばれたほか、全国観光地百選・渓谷の部第1位(昭和25年)、日本二十五勝などに選ばれている国の特別名勝です。

昇仙峡の見どころは、「長潭橋(ながとろばし)」から「仙娥滝(せんがたき)」の約4㎞の区間に集中しています。なかでも「覚円峰(かくえんぽう)」とよばれる約180mの岩峰は圧巻です。

また、自然だけではなく「羅漢寺」という、かつては修験道場として山岳信仰の拠点となっていたお寺もあります。「羅漢寺」は開基八百年を越えるお寺で、往時は数多くの末寺を持つ真言宗の名刹だったそうです。

昇仙峡には、四季それぞれの魅力があるのですが、特に初夏や紅葉の季節は美しいと言われています。私は紅葉目当てで行ったのですが、上流の「仙娥滝」付近で紅葉が始まったばかりで、少し早すぎたようです。

今回は「長潭橋」近くの無料駐車場にバイクを置いて、「仙娥滝」まで「昇仙峡ライン」を歩きました。

 昇仙峡観光協会 | 観光マップ
www.shosenkyo-kankoukyokai.com  
長潭橋付近の渓流。道路は渓流沿いに沿ってあります。
長潭橋付近の渓流。道路は渓流沿いに沿ってあります。
昇仙峡を流れる荒川。
昇仙峡を流れる荒川。
所々、色づいている木もあります。
所々、色づいている木もあります。

「昇仙峡ライン」は、美しい渓流に沿ってあります。期間や曜日によっては、歩行者しか通ることができないので注意してください。「長潭橋」付近はまだ紅葉が早かったのですが、上流に行くにつれ、所々色づいていました。カエデの木が多くあり、時期になればとても美しい道になりそうです。「天鼓林」のあたりまで来ると、それなりに紅葉していました。

道は渓流沿いにあります。長潭橋付近は紅葉にはまだ早すぎました。
道は渓流沿いにあります。長潭橋付近は紅葉にはまだ早すぎました。
所々、色づき始めていました。
所々、色づき始めていました。
「愛の架け橋」から撮影。
「愛の架け橋」から撮影。
天鼓林。
天鼓林。
この辺りは紅葉と緑が微妙に入り混じり綺麗でした。
この辺りは紅葉と緑が微妙に入り混じり綺麗でした。

景色を見ながら1時間ほど歩くと「夢の松島」と呼ばれる「覚円峰」を見るのに最適な場所に着きます。「夢の松島」から「覚円峰」を見た瞬間、感動すること間違いなしです。目の前の光景に圧倒されます。私は、ここでお昼休憩を取りながら「覚円峰」を満喫しました。

「長い距離を歩くのはちょっと・・・。だけど、覚円峰はみたい」という方は、「覚円峰」近くにも無料駐車場がありますので、そこから歩くと近くていいです。「夢の松島」付近には、お土産屋さんなどのお店もあります。

中央にある岩峰が覚円峰。
中央にある岩峰が覚円峰。
昇仙峡最大の見所です。目の前の光景に圧倒されます。
昇仙峡最大の見所です。目の前の光景に圧倒されます。
覚円峰。
覚円峰。
黄葉のバックに見えるのが覚円峰。
黄葉のバックに見えるのが覚円峰。
「夢の松島」近くの川原。お昼はここで食べました。
「夢の松島」近くの川原。お昼はここで食べました。

「夢の松島」から「仙娥滝」までは歩いて15~20分ほどの距離です。「仙娥滝」は「日本の滝百選」に選ばれています。途中「石門」と呼ばれるトンネルや、断崖を削って作った道を歩いていきます。

この日は曇りがちでしたが「仙娥滝」に到着した時には太陽が差し込み、滝に小さな虹が架かっていました。

崖をくりぬいた道。
崖をくりぬいた道。
夢の松島から仙娥滝に行く途中にも、大きな岩が点在しています。
夢の松島から仙娥滝に行く途中にも、大きな岩が点在しています。
石門。
石門。
仙娥滝。
仙娥滝。
滝には小さな虹が架かっていました。
滝には小さな虹が架かっていました。
別角度からの仙娥滝。
別角度からの仙娥滝。

「仙娥滝」の上流側にも駐車場やお土産屋さんなどがあります。「長潭橋」から「仙娥滝」まで歩くことをおすすめしますが、時間がない方は「夢の松島」と「仙娥滝」の区間だけ歩いても、昇仙峡の良さを実感できることと思います。

昇仙峡は標高差があるために、紅葉は「仙娥滝」から「長潭橋」まで一ヶ月以上かけて降りてきます。もうしばらくは昇仙峡の紅葉が楽しめそうです。

見ごたえのある覚円峰と渓谷美をもつ昇仙峡。おすすめです。

次は初夏の頃にもう一度行ってみたいと思います!

昇仙峡

Text & Photo:sKenji

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