阪神淡路大震災から長い時間が経過し、正直なところ自分のなかで少なからず風化してしまっているのは否定できない。
しかし、NHKが行ったアンケート調査によると、被災された多くの方が現在も不安を抱えているとのことである。アンケートは阪神淡路大震災から20年が経つのにあたり、被災した方に対して行われて900人余りから回答を得たという。
質問の中には「(震災後)もっとも経済的に厳しいと感じた時期」について聞いているものがあった。
そして、それに対して20%以上もの人が「震災の15年後から現在の期間」と回答をしている。
経済的に厳しいと感じている理由を見てみると「定年」や「家を再建」などによるものが多い。
また、アンケート結果には次のような被災された方の声も載せられていた。
被災者としての気持ちは引きずっておりません。現実の今の方が生きるのに厳しいからです。この先が不安でたまりません。今の仕事がいつまでできるのか分からないからです。(女性・55歳)
被災に遭った人と、遭わなかった人とは、経済的にも心身の持ち方にも違いを感じました。人に言えない自分の気持ちは、一生抱えて生きなければと思います。(女性・67歳)
阪神淡路大震災から20年。今もまだ被災して苦しんでいる方がいる。
紹介:sKenji
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