東日本大震災・復興支援リポート 「心の瓦礫はまだまだ残ったままなんだ」 iRyota25 2012.11.05 5 2,957 0 復活は見えない。それでも雄勝で“海の仕事”に戻る 大津波の後の町の様子を見たことがある人なら、雄勝という地名を聞いただけで胸が締め付けられるような気持ちになるかもしれない。それほど被害は大きかった。海沿いの住宅も公共施設もほとんどが壊滅した。津波被害の後の雄
復興を目指すお店リポート(石巻・雄勝のホタテ) iRyota25 2012.11.05 6 2,854 0 雄勝の海が育んだ甘くて旨いホタテ(宮城県石巻市雄勝町・光洋さん) 出会いは仙台市の中心部、勾当台公園で開催された「海の幸・山の幸 うまいもの復興市」だった。 雄勝の仮設商店街からやってきた「南三陸うまいもの屋 光洋」さんのブースで炭火で焼かれていたホタテ。貝殻
東日本大震災・復興支援リポート:石巻に「絆の駅」オープン! iRyota25 2012.11.01 3 2,796 0 人と人が「熱く」つながっていける場所 2012年11月1日、未来に向けての一歩を踏み出した人と人をつなぐ新しい施設が石巻のまちなかにオープンします。 その名は「絆の駅」石巻ニューゼ&レジリエンスバー。ニューゼはニュースとフランス語で博物館を意味するミュゼの造語で、
東日本大震災・復興支援リポート 被災地・田老への小さな旅 iRyota25 2012.10.31 0 2,473 0 震災から1年半が経過した頃、岩手県宮古市田老地区へ行ってきました。世界一とまでいわれた防潮堤が巨大津波に乗り越えられ、目を覆うような被害を受けて約1年半。 廃墟が広がる町には、少しずつですが、未来に向けての動きが始まっているようです。地震災害・津波災害にどう
東日本大震災・復興支援リポート 被災地・田老への小さな旅(3) iRyota25 2012.10.31 4 2,821 0 町を見に来たら、ここまで足を伸ばしてほしいのよね 約8割の建物が被災し、ほとんど建物が残っていない田老地区の中心地から7.8キロ。 車で走ること15分ほどの距離にあるグリーンピア三陸みやこ(旧グリーンピア田老)の広大な敷地内に、約400棟の仮設住宅と仮設商店街「たろ
東日本大震災・復興支援リポート 被災地・田老への小さな旅(2) iRyota25 2012.10.31 2 2,945 0 世界一と言われたスーパー防潮堤が物語ること 明治の三陸地震は(1896年)では約15メートル、昭和三陸地震(1933年)では約10メートルの大津波による壊滅的被害を受けた岩手県宮古市田老地区(旧田老町)。津波への対策として半世紀もの時間をかけて築かれたのが「万里の長城
東日本大震災・復興支援リポート 被災地・田老への小さな旅(1) iRyota25 2012.10.31 3 2,732 0 震災直後の3月20日には再開していた田老駅 秋の日差しを浴びて輝く駅名看板は、震災後に新設されたもの。 元あった看板は津波で流されてしまったそうです。 それでも駅が再開したのは震災直後の2011年3月20日。三陸鉄道北リアス線の宮古~田老間で運転が再開されたのです。壊
東日本大震災・復興支援リポート「震災の後、この子もさみしいのよ」 iRyota25 2012.10.30 0 2,133 0 「とまれ」のペイントの先にあるものは? 鮭が上る川にかかっていた代ノ下橋 2011年3月11日まで、ここには木の橋が掛かっていました。 何度も補修や解体修理を繰り返して守られてきた、味わい深い木の橋です。 重量制限が0.3トン、つまりたったの300キロという日本一軽い重量
東日本大震災・復興支援リポート「リュックに大切なものを詰めておけ」 iRyota25 2012.10.30 0 2,226 0 7回目の移動でようやく故郷へ 改修工事が続く小さな漁港で車を降りたら、原付バイクに乗ってやってきたおじいさんが、魚網の修繕をしていました。 田村さんというおじいさんは漁師をしています。津波では港の対岸の家をまるごと流され、自分の船は国道6号線まで持って行かれ、
現在の日本列島の揺れがわかる「防災地震Web」 iRyota25 2012.07.04 3 2,235 0 7月3日午前11時31分、東京湾を震源地とするマグニチュード5.4の地震が発生しました。被害につながるような地震ではありませんでしたが、千葉県、神奈川県、静岡県の一部で震度4、福島県から山梨県までの広い範囲で震度3の揺れが観測された地震でした。ガタガタというP波の振動
復興支援リポート•日本原子力学会のシンポジウムで見えてきたこと Rinoue125R 2012.06.05 2 1,778 0 日本原子力学会が、JR福島駅すぐ近くのコラッセふくしまで、2012年5月26日(土曜日)に開催した『東京電力福島第一原子力発電所の今は?今後は?-』は、原子力利用を推進してきた専門家たちの当学会による、福島県で初めてのシンポジウムだった。 東京電力社員による事故と今
復興支援リポート・消費者の顔を見て、食べてもらって、話をすることで、将来への道が拓けて行く Rinoue125R 2012.05.25 2 2,440 0 サンマ、ギンザケ、カレイ、サバ、イワシ、タコ、イカ。女川の海は豊かな海だ。魚種が豊富で、味はどれも一級品。しかも震災後も魚そのものはよく獲れる。しかし、漁港や水産加工施設の被害が大き過ぎて、せっかく獲れた魚を思うように水揚げできない日々も続いている。風評被
復興支援リポート・復興なんてならねえんじゃないか。今からが地獄の始まりだぞ。 Rinoue125R 2012.05.23 3 2,020 0 復興なんてならねえんじゃないか。今からが地獄の始まりだぞ。 震災から1年。津波被害を受けた町の景色には、ここ半年近くほとんど変化はありませんが、それでも人の心は大きく変わっています。行政のこと、政治のこと、マスコミのこと。進まぬ復旧・復興に被災地には苛立ちが
女川の84歳みつぎさんの言葉。「今回のことがあったから、日本も光ると思う」 iRyota25 2012.05.22 3 2,140 0 今回のことがあったから、日本も光ると思うんです 女川町こころとからだとくらしの相談センター専門員・阿部弘子さんの活動の場のひとつ、新田地区仮設団地にある仮設グループホームにもう一人の阿部さんが暮らしています。阿部みつぎさん、84歳。弘子さんとは旧知の仲という
東日本大震災・復興支援リポート 「少しずつやっていくしかない」それは限りなく前向きな言葉 iRyota25 2012.05.21 2 2,566 0 女川港から山に向かってクルマを走らせること10分ほど。山あいの集落にふたつの仮設住宅の団地が営まれています。清水地区120余世帯、新田地区約100世帯。それに同エリアで在宅の方、福祉施設である仮設グループホーム。あわせて250世帯以上の人々のくらしの窓口として活動し
10万年という時間のリアル Rinoue125R 2012.05.03 3 1,681 0 地底深くで放射性廃棄物が眠る、10万年という時間 これから夏に向けて美しさをましていく天の川、銀河系は私たちの太陽系が含まれる銀河です。その直径は差し渡し10万光年。光の速さで走っていって10万年かかる距離。 ちなみに宇宙戦艦ヤマトがコスモクリーナーを求めて飛んで
かつて地震が起きた現場「破砕帯」 Rinoue125R 2012.04.26 1 2,914 0 最近よく聞く「破砕帯」って何? 活断層が動く時には、とんでもない力が掛かる。だから、断層のがずれ動く面の岩盤は破壊されて岩屑になる。活断層の境目にサンドイッチされたグジャグジャに砕かれた石や岩の層が破砕帯と呼ばれるもの。 破砕帯の厚さや長さはさまざまだが、そ
関東大震災のわだち iRyota25 2012.04.13 6 2,210 0 88年前の大震災の後に、こんな言葉がありました 1923年、大正12年9月1日11時58分32秒、相模トラフ付近を震源域とするM7.9の大地震が発生しました。大正関東地震(関東大震災)です。 地震発生から11日後の9月12日、次のような言葉が語られました。 9月1日の激震は突然の出来事
「想定外」という言葉の変遷 iRyota25 2012.03.23 2 2,388 0 地震予知の敗北宣言から原発事故の免罪符へ 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)が発生して以降、「想定外」という言葉を何度も繰り返し見たり聞いたりしてきました。 大震災と原発事故に関連して「想定外」という言葉がどのような経緯で使われるようになってきたのか、ニュ