海辺の地をゆく「石巻市・鮎川」2012年11月21日 iRyota25 2013.02.25 3 2,939 2 2012年11月21日(震災から622日目)の宮城県石巻市・鮎川漁港 宮城県の沿岸部で、太平洋に向かって突き出している半島が牡鹿半島です。その先端には奈良時代の昔から人々の信仰を集めてきた金華山が浮かんでいます。リアス式海岸の豊かな海はカキやホタテ、ホヤなどの養殖場は
千年希望の丘「千年先のこどもたちへ10万本の植樹」 iRyota25 2014.05.23 3 4,877 3 海岸近くにこんもり盛り上がった丘。これは何? ロシナンテス東北事業部の紹介で、コンパスポイントという団体のみなさんと東北で出会った。「情熱を持つ全ての人が、様々な世界の人たちと繋がりあいながら活躍できる世の中を実現すること」との明確なビジョンをもって活動す
津波てんでんこ(書評) iRyota25 2014.03.19 3 2,525 0 津波が来たらてんでばらばらでもとにかく逃げろ。親も子もなくとにかく逃げろ。親が子を、子が親を心配して逃げるのが遅れたせいで、落とさずにすんだ命がどれほど失われたことか。いざという時にどう避難するか、家族も地域も普段から考えておくことが生死を分ける――。そんな
陸から見た気仙沼港 iRyota25 2016.09.21 3 2,277 0 気仙沼市朝日町、港に面したエリアの様子。 この建物には「気仙沼総合庁舎」の看板が掲げられているが、同じ名前の建物は震災の翌年解体され、より内陸部の東浜街道沿いで新築工事が進められているらしい。 建物の最上階には「津波避難ビル」の表示。そして2階の窓の上の青い
あたしの家だもん! 逃げなきゃ死ぬの! イヤだ!! iRyota25 2013.12.16 3 1,720 0 福島の原発事故の後、ふたたび繰り返された原発事故。ヤマオカ原発がメルトダウンし、大量の放射性物質が環境に放出された。「放射性物質が大量に漏れ出したものではありません」「20キロ圏内の方々にただちに健康被害を与えることにはなりません」――。福島の時と同様に繰り返
急ピッチで進められる事故原発のタンク増設 iRyota25 2014.04.21 3 1,951 0 直径8.1m、高さ15.6mの巨大な円筒が福島第一原発の敷地内をスーパーキャリアと呼ばれる特殊輸送車両に載せられて移動していきます。容量700m3というこのタンク、兵庫県の三菱重工の工場で製作され、はるばる海を渡って運ばれてきたもの。タンクからの汚染水漏洩の影響から、漏
日和アートセンターで出会った「20歳の時間」 iRyota25 2013.08.08 3 4,061 0 川開き祭りの翌日、日和アートセンターで展覧会が始まった。展覧会の名称は、 「5人の時間展 意識のながれ」。 仙台市の宮城野高校美術科出身の現役美大生5人が、20歳を迎えるのを機会に石巻に集まり、過ごしてきた時間と変化していく意識をテーマに制作した作品を展示するグ
看護師不足報道から見る「原発事故さえなければ」 iRyota25 2014.02.16 3 1,944 0 2月11日にFNNローカルとしてYoutubeにアップされたニュースです。南相馬市での、医療スタッフ不足について伝えていました。 南相馬市の医師・看護師不足の現状を取材しました。(福島14/02/11) ニュースのナレーションで伝えられているのが、こどもと子育て世代の人口減少です
復興バー@銀座「出張日和キッチン」 iRyota25 2014.07.10 3 2,348 0 石巻の1stベースとして誕生した日和キッチン 帰りの新幹線の中でランチパック(夜なのにランチとはこれいかに!)をカバンから出したら、牡鹿半島の鹿がそっとこっちを見つめていた。 今年で2回目となる復興バー銀座。石巻の復興バーが石巻のお祭り川開きに先立って、東京銀座
【タイムカプセル】広田ビーチ2013年 iRyota25 2016.09.16 3 1,954 0 2013年夏 2013年夏、大船渡から陸前高田へ向かう途中でたまたま通りがかったそのビーチは、おどろくほど美しかった。 海はどこまでも青く、波が引いた砂浜に一瞬現れる水の鏡は、波と戯れる人たちの姿を映し出していた。 砂浜にわずかに漂流物はあったものの、海で泳いでいる
明日を目指すお店リポート「仮設商店街で散髪はいかが」スガハラ理容さん iRyota25 2013.04.08 3 2,438 0 お客さんがいる時はもちろんお店でお客さんと。 ちょっと手が空いたら商店街のイベントに参加したり、 商店街の電器屋さんでお茶っこしたり。 スガハラ理容の菅原紀友さんとマキイさんご夫妻。お二人の笑顔と笑い声に会うのは超かんたん。久之浜第一小学校のグラウンドにつく
【遺構と記憶】旧・野蒜駅ホームが震災遺構に iRyota25 2015.07.31 3 6,606 0 5月30日に全線で運行が再開されたJR仙石線。とくに津波被害が大きかった野蒜(のびる)駅と東名(とうな)駅は、500m~600mも山側に移動し、該当区間の線路も移設された。もう二度と列車がやってくることがなくなった旧・野蒜駅だが、東松島市はこの駅のプラットホームを震災
放射能に負けないコメ作り 第6回 iRyota25 2012.12.15 3 3,734 0 東京電力福島第一原子力発電所から直線距離で30kmを少し越えるいわき市北東部。久之浜や大久、四倉といった歴史ある集落には、原発事故の直後からコメ作りの再生に取り組んできた人たちがいる。距離が近いにも関わらず、いわき市北東部の空間線量は比較的低い。しかし農地にホ
【遺構と記憶】伝えていくということ iRyota25 2014.12.05 3 2,493 0 広島の原爆ドームで思い起こす日付といえば、原爆が投下された8月6日でしょう。しかし原爆ドームにはもうひとつの記念日があります。それは12月5日。1996年に原爆ドームが世界遺産に登録された日です。 解体するか保存するのか 爆心地近くに建っていた旧産業奨励館の残骸(広
3月13日、陸前高田で震災写真展が始まる hometown_of 2017.03.17 3 1,456 0 コミュニティホールのエントランスでは、語り部の釘子屋さんによる震災写真展が始まり、訪れる人が写真に見入っていた。 釘子明さんは言う。「陸前高田の人は震災を忘れてしまっている。外の人たちよりもむしろ、被災した人の記憶が風化している」と。 震災当日の写真、避難所
東日本大震災・復興支援リポート:石巻に「絆の駅」オープン! iRyota25 2012.11.01 3 2,796 0 人と人が「熱く」つながっていける場所 2012年11月1日、未来に向けての一歩を踏み出した人と人をつなぐ新しい施設が石巻のまちなかにオープンします。 その名は「絆の駅」石巻ニューゼ&レジリエンスバー。ニューゼはニュースとフランス語で博物館を意味するミュゼの造語で、
【阪神淡路大震災20年】1995年の被災地リポート(2) iRyota25 2015.01.16 3 5,243 0 前編を記したのは去年のことだった。文末には「記事を追加して再送します」と記している。それから1年。阪神・淡路大震災から20年。今年はメディアも大々的に取り上げる予定らしい。テレビや新聞ではすでに特集がスタートしているところもある。大手サイトでも特別仕様のペー
東日本大震災・復興支援リポート 被災地・田老への小さな旅(1) iRyota25 2012.10.31 3 2,732 0 震災直後の3月20日には再開していた田老駅 秋の日差しを浴びて輝く駅名看板は、震災後に新設されたもの。 元あった看板は津波で流されてしまったそうです。 それでも駅が再開したのは震災直後の2011年3月20日。三陸鉄道北リアス線の宮古~田老間で運転が再開されたのです。壊
釜石市鵜住居付近で進められる鉄道工事 iRyota25 2017.02.24 3 2,568 0 素直に「わあスゴイや」と心がときめいてしまった。 最前までパワーショベルからバラス(砕石)を積み込まれていたダンプカーみたいな車両が、すうぅーっとなめらかに鉄道線路の上を走っていく。 滑るように走っていった道は、間違いなく線路に他ならない。ここは釜石市鵜住居
仙石線移設で進められるスゴ技の工事 iRyota25 2014.05.28 3 3,947 0 田園風景の中、そそり立つ巨大クレーン 春風が爽やかな仙台平野。鳴瀬川沿いの道路を走っていくと、唐突に巨大なクレーンが姿を現します。新しい町の土地造成が進む高台と大河を渡る橋梁をつなぐ、JR仙石線の工事現場です。 JR東日本の仙石線は仙台と石巻を結ぶ重要路線。東日
再出発の時を待つ奇跡の一本松 iRyota25 2013.06.06 3 1,778 0 2013年6月4日。修復作業が進む高田松原の一本松に行ってきました。 相変わらずゲートは閉ざされたまま。 松のまわりには作業用のやぐらが組まれたままです。 でも、やぐらの一番上の部分を良く見ると・・・。 作業している人の姿が見えました。 ニュース報道によると、枝の向
石巻の木の屋さんのサバ缶を手に入れたのは東京・大森 iRyota25 2014.07.08 3 2,599 0 最初に出会ったのは、石巻日日新聞が運営するニュース博物館「石巻ニューゼ」2階のレジリエンスバーでのことだった。ちょうど去年の春先頃だったか、久美子さんが「試食してみて」と出してくれたのが「木の屋」のさば味噌煮を使った生パスタ。缶詰とは思えないおいしさに、唸
イオン広野店に行ってみた iRyota25 2016.12.07 3 4,173 0 今年3月、福島県の広野町にイオン広野店が開店した。いわき市に暮らす友人たちの間でも、オープン前から話題になっていた。 Jヴィレッジがあることで知られる広野町は、福島第一原発事故で町全域が緊急時避難準備区域に指定され町全体が避難した。避難指示は事故翌年の4月1日
被災地の青空ギャラリー sKenji 2013.10.25 3 2,384 0 「ガレ花」という花をご存知でしょうか。 私も、今年6月に東北を訪れて初めて知った花です。それは、被災地に咲くとても美しい花です。 本来、「ガレ花」とは、「ガレキに花を咲かせましょう」という運動のことをいうようです。「ガレ花」は福島県いわき市久之浜で始まった運
酔仙酒造が震災を越えて繋いでいくもの iRyota25 2015.01.27 3 3,598 0 陸前高田・大石の虎舞の打ち上げ後、御下がり物として頂いたお酒。「遠慮しなくていいのよ、なかなか手に入らないお酒なんだからもらっておかなきゃ」と奨められたので調べてみると、「初酒槽(はつふね)」は年末年始に期間限定、ほとんどが地元で販売されるお酒。出荷数はた