陸前高田・八木澤商店の××ソフトはたぶん世界一? iRyota25 2015.08.05 4 1,831 1 一部では人間の体温を超える気温が記録された8月5日の岩手県。ぎんぎらぎんの日差しを避けて入った陸前高田・八木澤商店で出会ったソフトクリームに仰天した。 驚いた時に「目を疑う」「耳を疑う」ということはあるが、「舌を疑う」なんて言葉は聞いたことがない。しかし、ま
息子へ。被災地からの手紙(2013年8月12日) iRyota25 2013.08.16 4 1,537 0 岩手県大船渡市盛 ずっと会いたかった人についに会えた。 とっぷりと暮れた夜の盛駅。 BRTのバスが専用レーンの闇の中にテールランプの残像を曳いていく。 彼は忙しかった。ほんとは10日に会う予定だったが、彼は福島から戻れなかった。 11日には仕事に加えて気仙沼の祭りに呼
1000km縦断リレー4日目、陸前高田コミュニティホールにゴール yumenoshippo01 2016.07.28 4 2,539 0 Run for TohokuRun for Tomorrow. 7月24日に青森県庁前をスタートした「未来(あした)への道 1000km縦断リレー2016」4日目は、小雨が降るなか宮古市をスタート。118.3kmをラン15人、バイク6人の計21でタスキを繋ぎ、午後6時前、陸前高田市のコミュニティホールにゴールしまし
北国の冬の朝 iRyota25 2017.01.30 4 2,070 0 沿岸部の陸前高田にも雪の季節がやってきた。被災した町の中心部から少し山の方に入った大隅の仮設商店街のモニュメントの前に小さなスノーマンが並ぶ。作っていたのは、陸前高田で活動している支援団体の顔見知りの人たちだった。 思わず駆けよって雪玉づくりに参加しようと
冬だけ限定の活性原酒「雪っこ」 iRyota25 2014.01.24 4 2,344 0 陸前高田や大船渡で知り合った人に酒好きだとバレると、「雪っこ飲んだ?」と必ず聞かれる。雪っこは酔仙酒造が造り売りしている冬季限定の白い日本酒。酵素や酵母が活きたままの「活性原酒」だ。 こちらの缶入りは180ml。 地元スーパー「MAIYA」などで入手できる。 (でもお
国道45号線のえびす様 iRyota25 2017.02.13 4 1,699 0 なんとえびす様に出会ってしまった。 えびす様が鎮座されているのは国道45号線の沿線。ほぼ直線の道路が少しカーブした先に赤いガソリンスタンドの看板が見えるくらいだから、ここは引きちぎられた道路案内表示のポールから東に1kmちょい走った場所。 そしてこの場所は、コン
待ち遠しい今年の実り「たかたのゆめ」 iRyota25 2016.09.12 4 1,480 0 この8月以降、台風や大雨に繰り返し見舞われてきた東北で、お米の実りが始まっている。陸前高田市横田の水田でも、震災後に生まれたブランド米「たかたのゆめ」が、粒ぞろいの実のたくさん詰まった穂を垂らすようになってきた。 「たかたのゆめ」は震災後、陸前高田の気候に合
東日本大震災・復興支援リポート「被災地で聞いたゆうれいの話」 iRyota25 2013.01.27 4 3,596 10 復興屋台村気仙沼横丁の大漁丸さんでのこと。 「ところで今日はどこに泊まるの?」 と尋ねられてホテルの名前を答えたところ、 「あら、よかったわね。××ホテルは出るのよね」 出るって何がと尋ねると、 「ゆ・う・れ・い。有名なのよ。見たって人はみんな同じ場所、同じ時間
「津波てんでんこ」に見る明治三陸地震の蹉跌 iRyota25 2015.06.15 4 2,743 0 繰り返されてはならないことが繰り返された。 東日本大震災の折り、陸前高田の病院に入院していた山下文男さんは、押し寄せる津波の中をスタッフらに抱え上げられるようにして、上階に逃れ命を落とさずにすんだ。しかし、「津波てんでんこ」の著者であり、津波の惨状を訴え続
遺留品返還会場にて(1) hometown_of 2018.01.18 4 2,226 0 遺留品の展示・返還を行っている陸前高田のコミュニティホールに行った。被災していない人間が行くべき場所ではないとは心得てはいるものの、どうしても見てみたくて、「見学させてもらえませんか」と丁重にお願いして入れてもらおうと心に決めて行ってみた。釜石から陸前高田
さあ3月、俺たちがやんねばねぇこと iRyota25 2014.03.02 4 1,497 0 もう3月。 俺たち、私たち、ボクたちにできること、単純明快。 みんながつながっている東北の友だちの声を、ガンガン、ガツンガツン、広めよう! シェアしよう! あの震災から3年。もうすぐ3月11日がめぐってくる。メディアはたくさん入るだろう。そして、「三年目の区切り」
海辺の地をゆく「陸前高田市・脇之沢」2016年6月12日 iRyota25 2016.06.20 4 2,328 0 陸前高田といえば「奇跡の一本松」のイメージが定着している。一本松の背後には現在、巨大な防潮堤の工事が進められている。気仙川から浜田川に至る約1.9kmの第二線堤と呼ばれる防潮堤の工事はすでに最終盤だ。 一本松を西側、気仙川の対岸から眺めると、一本松の海沿いに高い
東北の地に蕎麦を蒔いたトヨタグループのボランティア。なぜ住田町でだったのか iRyota25 2016.10.31 4 2,054 0 7月末の夏祭りに合わせてやってきて、トヨタグループのボランティアチームが住田町の畑で蕎麦を蒔いてから3カ月。蕎麦畑の蕎麦はしっかり実をつけていた。 彼らが夏にやって来た時には、『デンボク設置』という農作業が物珍しくて、ボランティアさんたちのさらにサポートとい
今年の春の新入生たちは「校庭」というものを知らないんです iRyota25 2017.01.31 4 2,452 0 陸前高田市立高田東中学校は、東日本大震災で被災した広田中学校、小友中学校、米崎中学校の3校が統合して2013年4月に誕生した。これまで修理した米崎中学校を校舎として利用してきたが、1月16日の3学期の始業式から、新設された校舎で授業を始めている。 1月29日(日曜日)に
日曜日も工事の日 iRyota25 2017.02.05 4 1,759 0 日曜日は工事は休みというのが建設業の常識なのだが、陸前高田の中心市街地付近では、日曜日にも重機の音が響く。 朝一番に道路から見ると、2台の重機で掘削を始めていた。場所は、3月の完成予定目指して複合商業施設の建築が進む、いわばいま一番ホットな現場。厳しい冷え込
東日本大震災・復興支援リポート 「陸前高田の1年半」 iRyota25 2012.11.15 4 2,773 0 2012年10月25日の陸前高田市 陸前高田市、旧・市役所周辺を歩いた。むき出しになった鉄筋が、虚空を引っ掻いているように見える。 多くの職員や市民が犠牲となった旧庁舎は、2012年度内の解体が決定し、11月10日にはお別れ会が執り行われた。 市役所に隣接していた市民会館の
板挟みのような感覚。復興は成ったのか iRyota25 2016.10.31 4 2,219 0 東京の友人にこの写真を見せたら、「これどこ? いつの写真?」と驚いていた。写真の場所は岩手県山田町、船越半島にある大浦漁港で、撮影したのはつい先月。 津波で防潮堤が破壊されたところには、新しい防潮堤が高い壁のように築かれているが、残った防潮堤とはまだつながっ
東北の友人たちが言うことには。その2「このお金は使えない」 iRyota25 2013.05.17 4 1,474 0 陸前高田では、いろいろな意味で孤立無援に思える苦しい状況の中で戦っている人と知り合いになった。 彼女がいまどんな状況におかれているのか、ここで詳しく話すことはできない。約束だから。ただ、ほとんどすべてが破壊された陸前高田の町の、更地と化した最前線のすぐ近く
12月11日、今日は33回目の月命日です。 iRyota25 2013.12.11 4 1,872 0 33回目の11日。 祈るのは、その日のことを忘れないため。失われた仲間たちの思いを受けついで、明日への灯りをともし続けるため。しっかり生きてることを天国にいるたくさんのみなさんに報告するため。 そんな思いを込めて、今日12月11日、たくさんの場所で灯りがともされます
おかえりなさい故郷へ iRyota25 2016.08.26 4 2,476 0 お盆が過ぎればもう秋、と言われるが、東北では「もうすぐ寒くなる」のが毎年のお決まり。しかし今年は七夕祭りの後も、お盆休みが終わっても残暑が続いている。お盆で里帰りしたひとたちの思いが、真夏日続きの町なかにいまでも残っているかのようだ。 お盆前、大船渡や陸前
【アバッセたかた】餅まきの申し子 hometown_of 2017.05.02 4 1,642 0 東北では何かというと餅をまく。お祝いとかお祭りとなると、餅まき抜きでは始まらない。 4月29日、アバッセたかたの前で開催された餅まきでの珍事! こんなことってあるんだね。 餅まきには、陸前高田のマスコットキャラクターたかたのゆめちゃんも登場。会場となった駐車場の
(お知らせ)【東北の風の道】3号「おかえりを言いたい」は日曜日に発行 iRyota25 2016.07.29 4 1,960 0 夏祭りの季節です。東北各地で祭りの準備が進められています。 3大祭り、4大祭りと言われるお祭りには何万人もの観光客も訪れて、東北が一年で一番賑わう季節です。 たとえ、たくさんの観光客が訪れることはなくても、それぞれの地域に伝えられてきたお祭りには、都会に暮らす
陸前高田の月が見ている iRyota25 2016.06.21 4 1,379 0 国道45号線沿いの旧道の駅タピック45。14.5メートルの津波に襲われた場所を月が見ていた。14.5メートルの表示を斜めに照らすように。 あの日から月が2000回近くもめぐった夕べ。 月は陸前高田のこの場所だけでなく、日本中、そして世界中のどの場所でも等しく同じ数だけめぐり
笑顔で快走!ツール・ド・三陸2016 iRyota25 2016.10.05 4 1,523 0 カラフルなバイシクルスーツとヘルメットで身を固めた人たちが、奇跡の一本松を望む気仙大橋、かさ上げ工事が進む町を走っていく。 町全体が工事現場のような埃っぽい景色に見慣れた目には、ロードバイクの集団はかなりのインパクト。写真は秋晴れの9月25日、陸前高田市と大船
【北海道南西沖地震から22年】津波は矢のように早い iRyota25 2015.07.10 4 6,339 0 とにかくおばさんは、逃げろ!逃げろ!の一点張り 撮影のため、たまたま奥尻島に行っていてこの大津波に遭い、九死に一生を得た水中カメラマンの中村征夫さんは、その体験をつぎのように語っている。その夜、スタッフとともに全滅した青苗地区の岬から数軒目の民宿の別棟に泊