天旗写真集 hometown_of 2018.03.31 1 4,720 0 連凧が舞い上がっていく空に浮かぶ雲。まるで吸い込まれるように上っていく凧を見ていると、この日、このとき空に浮かんだその雲が特別なものに思えてくる。 今年は3月11日に行われた天旗(気仙天旗 仙風会「天旗祈願祭」)。被災した大地と空とを2025枚の連凧でつないだ様子
それでもさくら木を砕く hometown_of 2018.02.22 2 1,437 0 地元で桜並木として知られる川原で、ひとりの乱暴者が桜の枝を手斧で砕いている。これでもかこれでもかと、男は束にして積み上げられた桜の太い枝、細い枝を砕きながら、何やらしきりにつぶやいている。 久しぶりの晴天で、あらかたの雪はとけ、茶色い地面からは淡い緑色の芽
避難ルートを実際に歩いてみました。~神奈川・真鶴編~ pamapama 2017.11.28 5 2,676 0 シリーズでご紹介していく「避難ルートを実際に歩いてみました」。今回は神奈川県の真鶴(まなづる)です。 湯河原や真鶴を伊豆だと思っている人もいれば、熱海を神奈川県だと思っている人も多いようですが、熱海は静岡県。そして「あの」船越英一郎さんの出身地としても知ら
おおきななべ hometown_of 2018.02.05 3 3,086 0 東北では、大きな鍋のお世話になることが多い。秋の風物「芋煮会」はもちろんだが、イベントや餅つき、節分の恵方巻といった行事に合わせて、大鍋で豚汁などの鍋物をつくることも定番化している。 鍋料理は大鍋でつくることで格別に美味しくなる。たくさんの人が集まって調理
遺留品返還会場にて(1) hometown_of 2018.01.18 4 2,223 0 遺留品の展示・返還を行っている陸前高田のコミュニティホールに行った。被災していない人間が行くべき場所ではないとは心得てはいるものの、どうしても見てみたくて、「見学させてもらえませんか」と丁重にお願いして入れてもらおうと心に決めて行ってみた。釜石から陸前高田
「あいりちゃん」がつなぐ"人"と"思い"の出会い 石巻2日間 ~ちゃっこいメッセージ~ jina 2017.09.26 7 12,554 0 日和幼稚園の送迎バスの事件。東日本大震災で尊い命が奪われた事件です。 今回、ご縁がつながり、亡くなった園児のお母様とその支援者様にお会いできることになりました。 日和幼稚園バス 津波の悲劇・石巻 わたしたちは、それぞれの思いを胸に宮城県石巻市に向かいます。 リ
さみしいイルミネーション hometown_of 2018.03.12 2 984 0 大船渡のまちなかに漁船のイルミネーションが登場した。 被災した大船渡の沿岸部には、壁としか言いようのない高い防潮堤が築かれた。海辺近くの低い場所からは海が見えにくくなった。だから、海を忘れないようにという思いから、漁船のイルミネーションが設置されたのだとい
東日本大震災で日和幼稚園バスに起きたこと baikinman 2017.10.02 6 20,654 0 2011年3月11日(金)14時46分に発生した東日本大震災。この日、宮城県石巻市の日和幼稚園の5人の幼い命が失われました。 亡くなった佐藤愛梨(あいり)ちゃんのお母様である佐藤美香さんにお話を伺い、現地を歩いてまわりました。 日和幼稚園バスの被災場所 地震発生直後、日和
避難ルートを実際に歩いてみました。~西伊豆・戸田編~ pamapama 2017.08.21 9 7,314 0 シリーズでご紹介していく「避難ルートを実際に歩いてみました」。今回は旧・戸田(へだ)村、現在の沼津市戸田地区に行ってきました。 まずは沼津市のホームページに記載されている「南海トラフ巨大地震による津波高・浸水域等について」を見てみましょう。 南海トラフ巨大地
【振り返り・仮設住宅】解体される仮設住宅に見た厳しさ hometown_of 2018.02.09 4 5,647 0 震災からまる7年を迎えつつある今日、被災地では仮設住宅の集約や撤去が進んでいる。住民が退去した仮設住宅では、時をおかずに解体が進む。 この文章が仮設住宅について書いたものだという予備知識を抜きにして、下の写真を見て、この建築物がどのような用途のものだったか分
付け替えで現れた「被災した道」 hometown_of 2018.03.04 1 1,350 0 山がある。その手前に見える建物は公営住宅。そして道が続いている。遠くと手前の方はスロープになっていて、その部分には仮設のガードレールが置かれているのが分かる。 ただの道だ。 でも、ただの道ではない。 手前からスロープを下って、しばらく先でスロープを上がってい
【今週の一冊】人が死なない防災_片田 敏孝 Vermeer 2018.01.29 2 2,068 0 人が死なない防災 私たちは災害過保護だったんだ・・・ 東日本大震災で大津波に襲われた釜石で、子ども達は生き残子るために行動します。そんな子供たちに防災教育を行ったのが、著者の片田さんです。 「想定外」だったからでも、「想定が甘かった」わけでもなく、「想定にと
チリ中部沖地震津波の注意報で露呈した気象庁の病巣 iRyota25 2015.09.18 4 2,348 0 早朝の津波被災地に鳴り響いたサイレン 「サイレンの音に驚いた」 そんな声がたくさん聞かれました。津波到来中です。潮位変動は少ないながら、遠地地震の場合はさまざまな場所で反射した波が合わさって、高い津波になるケースがあるようです。くれぐれもご注意ください。 196
夏の海 津波が来たらどう逃げる? iRyota25 2015.07.23 5 2,913 0 海の日も過ぎ、日本の広い範囲で梅雨も明け、まだ明けていない東北地方でも真夏のような暑さが連日続く。夏といえば海! でもビーチで地震に見舞われたらどうするか? 問題:この坂道を上っている人の足元の標高は? 熱海のビーチから駅がある高台へ向かう細い路地。国道沿い
被災地だからこその新しい花言葉をつくろう hometown_of 2018.05.25 1 1,817 0 花言葉ってどのようにでき上がったのか? 誰かが決めたことなのか? 決まったのだとしたらどのようにして? 誕生花と花言葉を組み合わせることもすっかり定着した。何月何日の誕生花は何それ。で、その花の花言葉はうんぬんかんぬん。だからあなたの性格は。なんて真っすぐ見
Jアラートの疑問とシェルターを持つという考え方 jina 2017.10.24 6 4,297 0 8月29日と9月15日に北朝鮮はミサイルを発射し、Jアラートによる警報が発令された。 発射されたミサイルは大陸間弾道ミサイル、ICBM(intercontinental ballistic missile)といい、大陸間を超長距離で飛翔して目標に向かい着弾させ攻撃するミサイルだ。 Jアラートは「全国瞬時
大切なことは、「一生懸命がんばる」こと akaheru 2017.09.29 5 2,493 0 2017年9月23日に石巻市で開催された「復興の森づくり植樹祭」に参加してまいりました。 当日は500名以上の方と協力をして苗木を植樹です。我々のグループは静岡県、神奈川県から参加させていただきましたが、隣で作業をされていた方たちも東京、埼玉から来られたようで、県
激しく強い言葉が示すこと hometown_of 2018.02.02 1 2,344 0 半世紀に及ぶ念願がようやく叶って架橋がなった気仙沼の大島架橋(現在、アクセス道路の工事中)。本州側最寄りの鶴ヶ浦の海辺にこんな言葉が記されている。 大地震 理屈はいらぬ すぐ高台へ 殴り書きのような看板の言葉は、文字通り鈍器で殴りかかってくるような迫力だ。 三
この空がある限り hometown_of 2018.03.13 2 1,952 0 連凧が空に飛び立っていく。バサッ、バサバサッ。整頓して格納された箱の中から繰り出されるわずかの時間ですらもどかしいののか、凧たちは次々と飛び立っていく。繰り出す手が追いつかないほど。 3月11日14時46分、7年前の地震発生時に合わせた黙祷が「直れ」となった次の瞬
WILDLIFE in TOHOKU「キツネの落とし物」 hometown_of 2018.05.09 1 1,244 0 夕方も夕方、もう黄昏どきになった頃、この辺りではよくキツネの姿を見かけた。2年くらい前のことだ。その頃にはまだこの辺りの宅地造成は進んでいなくて、無造作な盛り土のハゲ山が連なる暮れがかった世界を、すたすたと走り去っていくキツネの姿は、さみしくもあり、また野
3.11 あれから7年。。。 baikinman 2018.03.11 1 1,207 0 テレビから流れる津波の映像を見ていた息子。 こっそり涙をぬぐっていました。 震災時1歳だった彼が、今は3.11に何があったか理解する年齢に。 これからも自分たちのできることで、応援し続けます。
いくら何でも何だかなぁ hometown_of 2018.05.05 1 2,735 0 新年度になった4月1日、BRT(バス・ラピッド・トランジット、つまり列車の代わりにバスを走らせる旅客鉄道)のJR陸前高田駅に行ってみたら、入口には「立入禁止」の張り紙。そして駅名看板にはテープで「×」印が着けられてた。この日から駅が移転したからだ。 バスによる運行
3月11日、朝の陸前高田 hometown_of 2018.03.11 1 1,704 0 7年後の陸前高田、海辺の鳥瞰図。かさ上げの土を採るために削り取られた愛宕山の跡から、海岸線を望む。 手前の建物は旧気仙中学校校舎。屋上直下まで津波に襲われたが、生徒は全員が高台に避難して無事だった。気仙川を渡った正面には奇跡の一本松が見える。その海寄りの黄色
【復興支援ツアー2017】アクティブ復興ツアー by orangeoor18 orangeoor18 2017.07.31 6 5,920 2 2013年以来、今回で2度目の訪問となります。今回のテーマはとにかくアクティブに さまざまな場所を巡ること。自分の足で歩くことで東北の今を感じてきたいと 思っています。 自宅は駿河湾に近く、海岸まで徒歩3分という位置にあります。 防災意識は高まりつつあるものの、実際
「地球のステージ」という名のステージ hometown_of 2018.01.30 1 2,446 0 ライブ音楽と映像と語りを組み合わせたコンサート形式の講演を行ったのは、認定特定非営利活動法人 地球のステージ代表理事でステージ案内役の桑山紀彦さん。世界の紛争、貧困、災害の現場を伝える活動を続けている。 前編『いのちを考える日』 イスラエルの正義とパレスチナ